セットアップの前提条件

 

発行: 2016年3月

適用対象: System Center 2012 SP1 - Data Protection Manager,System Center 2012 - Data Protection Manager,System Center 2012 R2 Data Protection Manager

インストールの前提条件

SQL Server prerequisites

インストールの前提条件

DPM をインストールするサーバーには、前提条件となる以下のものがインストールされている必要があります。

  • DPM 2012 R2 には、少なくとも .NET Framework 4.0 が必要です。 DPM 2012 および DPM 2012 SP1 には、3.5 SP1 以上が必要です。

  • Windows Installer 4.5 以降のバージョン

  • Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ

  • Windows PowerShell。 DPM 2012 R2 には、PowerShell 3.0 が必要です。 DPM 2012 および 2012 SP1 には、PowerShell 2.0 が必要です。

  • Microsoft アプリケーション エラー報告

  • Windows 単一インスタンス ストア (SIS)

これらがインストールされていない場合、セットアップがすべてを自動的にインストールしますが、次のようにして手動でインストールできます。

  • .NET Framework — サーバー マネージャーの [機能の追加] を使用してインストールできます。

  • Windows Installer 4.5 — オペレーティング システムの一部としてインストールされますが、DPM セットアップからインストールすることもできます。 これを実行するには、**<ルート ディレクトリ>DPM2012\setup\redist\WindowsInstaller に移動して、管理者として INSTMSI45.EXE を実行します。

  • Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ - System Center DPM 2012 および 2012 SP1 には、Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージが必要です。 管理者として <ルート ディレクトリ>\Redist\vcredist\ vcredist_x64.exe を実行します。 System Center DPM 2012 R2 には、Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージが必要です。<ルート ディレクトリ>\Redist\vcredist\vcredist2010_x64.exe を実行します。 「Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ」または「Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ」からダウンロードすることもできます。

  • Windows PowerShell - Windows Server 2008 R2 には PowerShell 2.0 が含まれます。 Windows Server 2012 および 2012 R2 には PowerShell 3.0 が含まれます。

  • Microsoft アプリケーション エラー報告 - DPM セットアップからインストールできます。**<ルート ディレクトリ>DPM2012\setup\redist に移動して、管理者として dw20sharedamd64.msi を実行します。

  • Windows 単一インスタンス ストア (SIS) - SIS をインストールする再頒布可能パッケージはありません。 代わりに、次のようにインストールします。

    1. DPM サーバーで、管理者特権でのコマンド プロンプトから次のように入力して、SIS の限られた機能 (SIS フィルター ドライバーを含む) のインストールを実行します。

      • Windows Server 2008 R2 の場合:

        start /wait ocsetup.exe SIS-Limited /quiet /norestart
        
      • Windows Server 2012 または 2012 R2 の場合:

        dism /online /enable-feature:SIS-Limited
        

      サービス名は大文字と小文字が区別されるので、「SIS-Limited」と正確に入力してください。そうしないとインストールは失敗します。 インストール後にサーバーを再起動する必要があります。

DPM 2012 R2 に対する SQL Server データベースの前提条件

  • 64 ビット版の SQL Server 2012 SP1 または SQL Server 2008 R2 SP2

  • SQL Server は、DPM サーバーまたはリモート サーバーにインストールできます。 DPM のセットアップを実行する前に、SQL Server をインストールする必要があります。

  • リモート SQL Server を使用する場合は、次のことに注意してください。

    • DPM を Azure Virtual Machine として展開する場合は、SQL Server を実行している Azure Virtual Machine をリモート SQL Server インスタンスとして指定できます。 オンプレミス SQL Server は使用できず、Azure SQL Database の使用は現在はサポートされていません。

    • リモート インスタンスを実行しているコンピューターは、DPM サーバーと同じドメインおよび同じタイム ゾーンに存在する必要があります。 ドメイン コントローラーで SQL Server を実行することはできません。

    • SQL Server は、スタンドアロンでも、クラスターで実行していてもかまいません。

    • SQL Server の AlwaysOn 展開は使用できません。

    • System Center 2012 ライセンスがあると、SQL Server Standard エディションのインスタンスをインストールして実行し、System Center 2012 製品をサポートできます。 ただし、これらのインスタンスを他のワークロードに使用することはできません。

    • 設定の手順については、「リモート SQL Server のセットアップ」を参照してください。

  • SQL Server のローカル インスタンスを使用する場合は、「ローカルの SQL サーバーのセットアップ」を参照し、次のことに注意してください。

DPM 2012 または DPM 2012 SP1 に対する SQL Server データベースの前提条件

  • SQL Server 2012 (DPM 2012 SP1 の場合のみ)、SQL Server 2008 R2 SP1、または SQL Server 2008 R2。

  • SQL Server のリモート インスタンスを使用する場合は、DPM のセットアップを実行する前に、使用可能になっている必要があります。 次の点に注意してください。

    • リモート インスタンスを実行しているコンピューターは、DPM サーバーと同じドメインおよび同じタイム ゾーンに存在する必要があります。 ドメイン コントローラーで SQL Server を実行することはできません。

    • SQL Server は、スタンドアロンでも、クラスターで実行していてもかまいません。

    • SQL Server の AlwaysOn 展開は使用できません。

    • System Center 2012 ライセンスがあると、SQL Server Standard エディションのインスタンスをインストールして実行し、System Center 2012 製品をサポートできます。 ただし、これらのインスタンスを他のワークロードに使用することはできません。

    • 設定の手順については、「リモート SQL Server のセットアップ」を参照してください。

  • SQL Server のローカル インスタンスを使用する場合は、次のことに注意してください。

    • DPM のインストール ファイルには、SQL Server 2008 R2 が含まれます。 このインスタンスを使用する場合は、セットアップ中に選択することができ、セットアップを実行する前に何も準備する必要はありません。

    • 異なるバージョンのローカル SQL Server を実行する場合は、DPM のセットアップを実行する前に、DPM サーバーにそれをインストールする必要があります。

    • DPM インストール ファイルに含まれる SQL Server のローカル バージョンをインストールする場合、DPM には不要な複数の SQL Server コンポーネントがインストールされます。 後で DPM をアンインストールしても、これらのコンポーネントは削除されません。

      • Microsoft SQL Server Compact 3.5 SP1

      • Microsoft SQL Server Compact 3.5 SP1 クエリ ツール

      • Microsoft SQL Server 2008 R2 Native Client

      • Microsoft Visual Studio Tools for Applications 2.0

      • Microsoft Office 2003 Web コンポーネント

    • 方法については、「ローカルの SQL サーバーのセットアップ」を参照してください。