ネットワークの概要

 

適用対象: Windows Server 2012 R2,Windows Server 2012

このコレクションには、IT 担当者が Windows Server を設計、展開、および保守するために必要なネットワーク製品と機能に関する詳細情報が含まれています。

重要

Windows Server 2012 より前のオペレーティング システム向けのネットワークに関するリソースについては、次の場所から参照できます。

Windows Server Technical Preview におけるネットワーキング

Windows Server® 2016 Technical Preview 向けのネットワーク テクノロジとドキュメントを次に示します。

ネットワーク コントローラー

ネットワーク コントローラーによる仮想および物理ネットワーク インフラストラクチャの管理について説明します。

Windows Server 2012 および Windows Server 2012 R2 におけるネットワーキング

Windows Server 2012 と Windows Server 2012 R2 向けのネットワーク テクノロジとドキュメントを次に示します。

ネットワークの新機能

新しいネットワーク テクノロジと、Windows Server 2012 R2 の既存テクノロジに対する新機能を説明します。

Windows Server 2012 R2 のネットワークの新機能 [リダイレクト]

新しいネットワーク テクノロジと、Windows Server 2012 の既存テクノロジに対する新機能を説明します。

コア ネットワーク ガイドと必携ガイドの概要

Windows Server 2012 のコア ネットワーク ガイドと必携ガイドを使用して Windows Server ネットワークを展開する方法について説明します。

802.1X で認証されたワイヤード アクセスの概要

Windows Server® 2012 と Windows® 8 には、イーサネット ネットワーク クライアントに対して IEEE 802.1X 認証済みワイヤード サービスを展開するために使用できる機能が用意されています。 ネットワーク上に展開している、802.1X に対応したイーサネット スイッチやその他の Windows Server® 2012 サービスと組み合わせると、ネットワークにアクセスできるユーザーを制御できます。

802.1X で認証されたワイヤレス アクセスの概要

Windows Server® 2012 と Windows® 8 には、IEEE 802.11 ワイヤレス ネットワーク クライアントに対して IEEE 802.1X 認証済みワイヤレス サービスを展開するために使用できる機能が用意されています。 ネットワーク上に展開している、802.1X に対応したワイヤレス アクセス ポイントやその他の Windows Server® 2012 サービスと組み合わせると、ワイヤレス ネットワークにアクセスできるユーザーを制御できます。

BranchCache Overview

BranchCache は、Windows Server 2012 および Windows 8 オペレーティング システムの一部のエディションに組み込まれているワイド エリア ネットワーク (WAN) 帯域幅最適化テクノロジです。 ユーザーがリモート サーバー上のコンテンツにアクセスするときの WAN の帯域幅を最適化するため、BranchCache ではメイン オフィスまたはホスト型クラウドのコンテンツ サーバーからコンテンツがコピーされ、ブランチ オフィスの場所にキャッシュされます。これにより、ブランチ オフィスのクライアント コンピューターは WAN を経由せずにローカルにコンテンツにアクセスできます。

Data Center Bridging (DCB) Overview

データ センター ブリッジングは、ネットワーク ファブリックの集約を実現 (記憶域、データ ネットワーク、クラスターのプロセス間通信 (IPC)、管理トラフィックで同じイーサネット ネットワーク インフラストラクチャを共有) するための一連のテクノロジです。 DCB を使用すると、企業やホスト側のデータ センターのコストを削減できるほか、管理も簡単になります。

Windows Server での DirectAccess

DirectAccess は、リモート アクセス サーバーの役割の役割サービスの 1 つになっています。

ドメイン ネーム システム (DNS) の概要

DNS は、ドメイン名と各種のデータ (IP アドレスなど) とのマッピングが格納された、階層構造を持つ分散データベースです。 DNS により、www.microsoft.com などのわかりやすい名前を使って、TCP/IP ベースのネットワーク上でコンピューターやその他のリソースの場所を簡単に特定できます。Windows Server® 2012 の DNS サービスでは、オンライン署名やキーの自動管理など、DNS セキュリティ拡張機能 (DNSSEC) のサポートが強化されています。

動的ホスト構成プロトコル (DHCP) の概要

DHCP とはクライアント/サーバー テクノロジの 1 つで、DHCP サーバーが、DHCP クライアント機能に対応したコンピューターおよびデバイスに対して IP アドレスを割り当てる (リースする) ことを可能にします。 ネットワークに DHCP サーバーを展開すると、クライアント コンピューターやそれ以外の IPv4 および IPv6 ベースのネットワーク デバイスに、有効な IP アドレスや、これらのクライアントとデバイスに必要な追加の構成パラメーターを自動的に割り当てることができます。Windows Server® 2012 の DHCP サーバー サービスでは、ポリシー ベースの割り当てと DHCP フェールオーバーがサポートされています。

ネットワーク アクセスの概要については、拡張認証プロトコル (EAP)

拡張認証プロトコル (EAP) は、任意の長さの資格情報と情報の交換を使用する任意の認証方法を可能にすることで、Point-to-Point プロトコル (PPP) を拡張したものです。 EAP は、スマート カード、トークン カード、暗号化計算機などのセキュリティ デバイスを使用する認証方法への需要に対応して開発されました。 EAP は、PPP 内で追加の認証方法をサポートするための業界標準のアーキテクチャを提供します。

高速ネットワーク

高速ネットワーク機能には、TCP Chimney オフロード、仮想マシン Chimney、仮想マシン キュー、Receive Side Scaling (RSS)、ネットワーク ダイレクト メモリ アクセス (NetDMA) が含まれます。 これらの機能でネットワークとオペレーティング システムのパフォーマンスが向上します。

Hyper-V Network Virtualization Overview

Hyper-V ネットワーク仮想化は、基盤の物理ネットワークから独立した仮想ネットワークの概念を提供します。 1 つ以上の仮想サブネットで構成されるこの仮想ネットワークの概念では、IP サブネットの正確な物理的場所は仮想ネットワーク トポロジから切り離されます。 その結果、クラウド内の既存の IP アドレスとトポロジを維持しながらサブネットをクラウドに簡単に移動でき、既存のサービスはサブネットの物理的な場所に関係なく動作を続けることができます。 つまり、Hyper-V ネットワーク仮想化はシームレスなハイブリッド クラウドを可能にします。

Hyper-V 仮想スイッチの概要

仮想スイッチは Windows Server® 2012 の Hyper-V インフラストラクチャに組み込まれており、仮想マシンが相互に接続したり、ホスト コンピューターの物理ネットワークに接続したりできるようにします。Windows Server® 2012 では、スイッチは、追加機能を提供するプラグインを追加することで強化および拡張できるサービスを提供します。

IP アドレス管理 (IPAM) の概要

IPAM は、企業ネットワークで使用される IP アドレス空間の検出、監視、監査、および管理を行うための Windows Server® 2012 の組み込みフレームワークです。 IPAM を使用すると、DHCP と DNS の管理と監視が容易になります。

Internet Protocol Version 6 (IPv6) の概要

IPv6 は IPv4 に代わるプロトコルであり、TCP/IP プロトコル スタックのインターネット層プロトコルとして世界中で広く使用されています。 IPv6 は Windows Server® 2012 と Windows® 8 の両方で完全にサポートされています。 IPv6 は IPv4 の問題と弱点の多くを解決し、今後インターネットに接続するデバイスのニーズに合わせて拡張できるインターネット層プロトコルです。 IPv6 では 128 ビットのアドレスが使用されるため、3.4 × 1038 個のアドレスを提供可能です。これは、近いうちに使い切る心配のない十分な数です。

低待機時間ワークロードのテクノロジ

Windows Server 2012 用に設計されたり機能強化されたりした、低待機時間のコンピューティング シナリオに対応するテクノロジについて説明します。

Network Load Balancing Overview

Windows Server 2012 のネットワーク負荷分散では、TCP/IP ネットワーク プロトコルによって、複数のサーバーにトラフィックが分散されます。 これにより、インターネット サーバー アプリケーションの可用性とスケーラビリティが向上します。

ネットワーク ポリシーとアクセス サービスの概要

Windows Server 2012 のサーバーの役割であるネットワーク ポリシーとアクセス サービスは、ネットワーク ポリシー サーバー (NPS)、正常性登録機関 (HRA)、HCAP (Host Credential Authorization Protocol) の役割サービスを備えています。 このサーバーの役割を使用すると、ネットワーク アクセス保護 (NAP)、およびリモート認証ダイヤルイン ユーザー サービス (RADIUS) サーバーとプロキシを展開して構成できます。 RADIUS サーバーでは、展開しているネットワーク アクセス サーバー (802.1X 対応のワイヤレス アクセス ポイント、802.1X 対応のイーサネット スイッチ、仮想プライベート ネットワーク (VPN) サーバーなど) を介したネットワーク接続について、ネットワーク アクセスの認証と承認を行います。

ネットワーク シェル (Netsh) の概要

netsh は、コンピューターのネットワーク構成を表示したり変更したりするためのコマンド ライン スクリプト ユーティリティです。 netsh コマンドは、ローカル コンピューターとリモート コンピューターのどちらの構成にも使用できます。 また、指定したコンピューターに対して一連のコマンドをバッチ モードで実行できるスクリプト機能も備えています。 netsh では、構成スクリプトをテキスト ファイルに保存して、アーカイブとして保管したり、他のコンピューターの構成に利用したりできます。

ネットワークのサブシステムのパフォーマンス チューニング

このトピックでは、サーバー ワークロードに応じた適切なネットワーク アダプターの選択方法、ネットワーク関連のパフォーマンス カウンター、ネットワーク アダプターのパフォーマンス チューニングとそれに関連するネットワーク テクノロジ (Receive Side Scaling (RSS)、Receive Side Coalescing (RSC) など) について説明しています。

NIC チーミングの概要

ネットワーク インターフェイス カード (NIC) チーミング (負荷分散とフェールオーバー (LBFO)) により、Windows Server® 2012 が実行されているコンピューター上の複数のネットワーク アダプターをチームにまとめ、ネットワーク コンポーネントに障害が発生したときに接続が失われるのを防いだり、帯域幅を集約してネットワークのパフォーマンスを高めたりすることができます。

Quality of Service (QoS) Overview

Windows Server® 2012 と Windows® 8 のポリシー ベースの QoS では、トラフィックの優先順位を定義したり、帯域幅サービス プロバイダーとより詳細なサービス レベルについて交渉したり、帯域幅コストを管理したりすることができます。

リモート アクセスの概要

Windows Server 2012 R2 と Windows Server® 2012 でリモート アクセスを利用すると、リモート ネットワーク ユーザーがどこからでも組織のプライベート ネットワークに接続できるようになるため、ユーザーの利便性が高まります。 リモート アクセスの役割サービスは、DirectAccess、ルーティングとリモート アクセス サービス (RRAS)、および Web アプリケーション プロキシです。

ソフトウェア定義ネットワーク

Windows Server 2012 R2 と Windows Server® 2016 Technical Preview を使用したクラウド デプロイ向けのソフトウェアによるネットワーク制御テクノロジについて説明します。

テレフォニー サーバーとテレフォニー API の概要

TAPI は、コンピューターにテレコミュニケーションを組み込むテクノロジです。 TAPI は従来のテレフォニーと IP テレフォニーの両方をサポートし、音声、データ、およびビデオの通信機能を提供します。

TCP/IP

伝送制御プロトコル/インターネット プロトコル (TCP/IP) は、ルーターによって接続されたネットワーク セグメントで構成される、大規模ネットワーク向けに設計された業界標準のプロトコル群です。 TCP/IP はインターネット上で使用される主要なプロトコル群です。Windows Server 2012 では、インターネット プロトコル バージョン 4 (IPv4) とインターネット プロトコル バージョン 6 (IPv6) の両方を含む TCP/IP が Windows Server 2008 R2 の TCP/IP から変更されていません。 詳細については、Windows Server 2008 R2 テクニカル ライブラリの「TCP/IP」を参照してください。

Windows Server 2012 R2 の virtual Receive-side Scaling

Windows Server 2012 R2 の新機能である virtual Receive-side Scaling (vRSS) を使用すると、ネットワーク アダプターはマルチコア仮想マシン (VM) の複数の仮想プロセッサ間でネットワーク処理負荷を分配できます。

Windows Firewall with Advanced Security Overview

セキュリティが強化された Windows ファイアウォールは、IP プロフェッショナル向けの高度なインターフェイスであり、ネットワーク上で Windows Server 2012 と Windows 8 を実行しているコンピューターの Windows ファイアウォールとインターネット プロトコル セキュリティ (IPsec) の両設定を構成するために使用します。セキュリティが強化された Windows ファイアウォール のWindows Server 2012では、IKEv2、Windows ストア アプリ、および Windows PowerShell がサポートされました。

Windows インターネット ネーム サービス (WINS) の概要

WINS は、ネットワーク基本入出力システム (NetBIOS) 名を IP アドレスにマップする分散データベースを提供します。WINS は、ルーティングが行われる環境で NetBIOS 名の解決から生じる問題を解決できるように設計されました。

ネットワーク用の Windows PowerShell コマンドレット

このリンク一覧を使用すると、ネットワーク テクノロジ用の Windows PowerShell コマンドレットのコマンド リファレンスに接続できます。

Windows PowerShell Networking Guide

Microsoft ダウンロード センターから、Word 形式の Windows PowerShell Networking Guide をダウンロードできます。 このガイドは、Windows PowerShell を使用していくつかのネットワーク シナリオを管理する方法について説明しています。

Windows Server 2012 と Windows Server 2012 R2 での Windows PowerShell コマンドの使用に関する記事

この WSiX ネットワーク接続に関するブログの記事では、Windows PowerShell を使用してネットワークと Active Directory を構成し、新しいネットワークとドメインを稼働させる方法を示しています。

Windows Server ゲートウェイ

Windows Server Gateway は Windows Server 2012 R2 の新機能であり、Windows Server 2012 には含まれません。 Windows Server Gateway は、仮想マシン (VM) ベースの仮想ソフトウェア ルーターです。クラウド サービス プロバイダー (CSP) や企業では、この機能を使用して、インターネットを含む仮想ネットワークと物理ネットワークの間で、データ センターとクラウド ネットワークのトラフィックをルーティングできます。