マイクロソフト ライセンス認証 (プロダクト アクティベーション) の概要

トピック
  • 概要
  • 仕組み
  • Office 2003 Editions ライセンス認証 適応製品一覧
  • 登録

概要

マイクロソフトは、知的財産権を保護すると共に、不正コピーの防止によるソフトウェア著作権侵害の削減に努力しています。著作権侵害は、ソフトウェア メーカーだけでなく、販売業者からサポート プロバイダ、そしてエンドユーザーであるお客様に至るまで、経済的な連鎖に関与するすべての人に被害を与えるものです。正式な マイクロソフト ソフトウェア製品は、高品質でウィルスを含まないソフトウェアとして保証されています。海賊版のソフトウェアでは、このような保証はありません。

すべての Microsoft Office 2003 Editions パッケージ製品には、ソフトウェア ベースのライセンス認証テクノロジが搭載されています。したがって、Office 2003 Editions 製品を使用するには、ライセンス認証が必要となります。Open や Select などのボリューム ライセンス契約プログラムによって Microsoft Office 製品のライセンスを取得した場合、ライセンス認証はシステム管理者が製品展開時に行うためお客様が行う必要はありません。エンタープライズでの展開については、Microsoft Office Resource Kit を参照してください。

また、ソフトウェアの著作権またはマイクロソフト ライセンス認証についてはこちらのページもあわせてご参照ください。

仕組み

マイクロソフト ライセンス認証は、ソフトウェア製品が合法的にライセンスされていることを確認するための著作権保護テクノロジです。この手続きは、簡単かつ短時間で実行できます。また、この手続きは匿名で行われるので、お客様の個人情報は保護されます。

ライセンス認証は、ソフトウェア プログラムのプロダクト キー (製品をインストールするのに必要) がソフトウェア ライセンスが想定されている台数を超えるコンピューター上で使用されていないことを確認することで実現されています。ソフトウェア ライセンス認証ウィザードを使用することにより、暗号化された製品 ID がインターネット経由または電話によって マイクロソフト に通知されます。マイクロソフト からコンピューターに確認 ID が送り返されます。これを使って製品のライセンス認証を行います。

Office 2003 Editions 製品はライセンス認証を完了するまでの猶予として、50 回起動できます。50 回起動するまでにライセンス認証を完了していない場合、製品は機能制限モードに移行します。このモードでは、ドキュメントの編集やドキュメントの新規作成ができなくなります。既存ドキュメントの表示および印刷については、ファイルを実際に変更する操作ではないため実行可能です。プログラムが機能制限モードに移行した後でも、ライセンス認証を行えば全機能が利用可能になります。

製品のライセンス認証が行われない限り、Office プログラムが起動するたびにライセンス認証ウィザードも起動されます。製品のライセンス認証をインターネット経由で行うオプションを選択した場合、ライセンス認証ウィザードが自動的にインターネット接続を検出した上で、マイクロソフト の内部サーバーに接続し、インストール ID を マイクロソフト に送ります。マイクロソフト から確認 ID がコンピューターに返され、Office プログラムのライセンス認証が自動的に行われます。この処理は短時間で処理され、通常ならば数秒から数十秒で完了します。

製品のライセンス認証を電話で行う場合は、画面に表示されるフリーダイヤルなどの電話番号を利用します。マイクロソフト カスタマーサービス担当者は同じ画面に表示されているインストール ID 番号をお客様に問い合わせます。カスタマー担当者はデータベースにインストール ID 番号を入力した後、そのお客様に確認 ID をお返しします。この確認 ID をお客様は入力すれば、ライセンス認証手続きの完了です。

* 詳細についてはパッケージに同梱されている「スタート ガイド」をご参照ください。

インストール ID には、プロダクト キーとハードウェア識別子が暗号化された形式で含まれています (個人データは含まれていません)。多数のハードウェア コンポーネントを交換する場合には、Office のライセンス認証が再び必要になることがあります。その場合には、ライセンス認証画面に表示された電話番号にダイヤルして、ソフトウェアのライセンス認証を再度行ってください。

お客様から マイクロソフト に送信いただいたライセンス認証データは、保護された施設内で安全かつ機密に保管されます。ライセンス認証手続きで、Microsoft.com のプライバシーに関する声明が表示されます。このプライバシーに関する説明、製品のヘルプで「ライセンス認証のプライバシーの声明」を検索すればいつでも参照できます。

プレインストール パソコンについて

Office 2003 Editions のプレインストール パソコンは一部を除いてご購入時にはライセンス認証の必要はありません。プレインストール パソコンをご購入されたお客様は PC を起動するとすぐに Office 2003 Editions をご使用いただくことができます。但し、Office 2003 Editions を削除したり、ハードディスクをフォーマットしてリカバリーを行った場合などに、プレインストールパソコンに同梱されているバックアップ CD より Office 2003 Editions を再インストールした時にはライセンス認証を行う必要があります。

ボリューム ライセンス製品について

ボリューム ライセンスのご契約で Office 2003 Editions を導入されている場合はライセンス認証の必要はございません。但し、この場合はボリュームライセンス用のインストール メディアとボリューム ライセンス プロダクト キーが必要です。また、マイクロソフト ライセンス認証の導入により、Open License、Select、Enterprise Agreement、ASP Licensing、Campus Agreement、School Agreement などのボリューム ライセンス プログラムのお客様は、パッケージ製品をインストール メディアとしてご使用いただくことができなくなっています。対象製品をインストールする場合には、必ず、ボリューム ライセンス プログラム専用ディスク (ディスクキット、または Select CD-ROM) をご利用ください。また、ボリューム ライセンス プログラムのお客様には「ボリューム ライセンス プロダクト キー」が発行されます。ボリューム ライセンス プログラムのお客様は、ボリューム ライセンス プログラム専用ディスクよりインストールの際、本「ボリューム ライセンス プロダクト キー」を入力いただくことにより、プロダクト アクティベーションを行っていただく必要はなくなります。ボリューム ライセンス プログラムにおけるマイクロソフト プロダクト アクティベーションの影響についてはこちらをご覧ください。

Office 2003 Editionsライセンス認証 適応製品一覧

Office 2003 Editions でプロダクト アクティベーション (ライセンス認証) が必要になる製品は以下の製品になります。

(以下 対象製品にアップグレード版及びアカデミック版がある場合はそれら製品も対象となります。)

Office 2003 Editions パッケージ製品及びプレインストール製品

* プレインストール製品は一部を除いてバックアップ用 CD-ROM より再インストールする場合に限ります。

  • Office 2003 Professional Edition 2003
  • Office 2003 Standard Edition 2003
  • Office 2003 Personal Edition 2003

主要な Office プログラム及び関連プログラム パッケージ製品

  • Excel 2003
  • Word 2003
  • Outlook 2003
  • PowerPoint 2003
  • Access 2003
  • InfoPath 2003
  • Publisher 2003
  • FrontPage 2003
  • OneNote 2003
  • Visio Standard 2003
  • Visio Professional 2003
  • Project Standard 2003
  • Project Professional 2003

登録

オンラインでのライセンス認証が完了すると、Office 2003 Editions 製品を登録するためのリンクが提示されます。登録は、ライセンス認証とは別個の手続きです。ライセンス認証手続きを完了していなくても登録は可能です。