System Center 2012 - Operations Manager のリリース ノート

 

適用対象: System Center 2012 - Operations Manager

ここでは、System Center 2012 – Operations Manager で発生する可能性がある既知の問題について説明します。

このリリース ノートは、次のセクションに分かれています。

  • インストール

  • 管理サーバー

  • ダッシュボード ビュー

  • ネットワークの監視

  • UNIX と Linux

  • アラート

  • オペレーション

  • パフォーマンス

  • 管理パック

  • アプリケーション パフォーマンスの監視

  • 管理パックの作成

  • 製品コネクタ

インストール

Operations Manager のインストール時に、次の問題が発生する場合があります。

既存のデータベースを使ってインストールできない

**説明 :**Operations Manager では、データベースを新規作成するオプションを使用する場合にのみ管理グループの 1 台目の管理サーバーをインストールできます。または、2 台目以降の管理サーバーは、既存のデータベースを使用して管理グループにインストールできます。Operations Manager には、既存の空のオペレーション データベースを使用してインストールするオプションはありません。

**対応策 :**ありません。

インストール フォルダーのパスの先頭のスペースが削除される

**説明 :**セットアップの [インストール先] ページで、インストール ディレクトリのフォルダー名の先頭にスペースを入力した場合は、そのスペースが削除されます。 たとえば、「D:\ Test」と入力すると、「D:\Test」に変更されます。

対応策:ありません。

ドメイン名やコンピューター名に Unicode 文字を使用できない

**説明 :**ドメイン名またはコンピューター名に Unicode 文字が含まれていると、Operations Manager のインストールに失敗します。 インストールのイベント ログには、Unicode 文字が原因であることを明確に示したエラー メッセージは記録されません。

**対応策 :**ありません。

オペレーション コンソールをインストールする前に修正プログラムをインストールする必要がある

**説明 :**オペレーション コンソールをインストールする前に、Microsoft サポート技術情報の記事 976898 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=194637) で説明されている修正プログラムをインストールする必要があります。 修正プログラムのダウンロードについては、Microsoft カスタマー サポートに問い合わせてください。 この修正プログラムは、オペレーション コンソールのパフォーマンスの問題を解決するためのものです。 修正プログラムをインストールしたら、コンピューターを再起動する必要があります。

サーバーの中には、この修正プログラムが既にインストールされている場合もあります。 そのため、オペレーション コンソールの前提条件チェッカーによって、この前提条件がチェックされ、修正プログラムがない場合はユーザーにアラートが表示されます。 この場合は、修正プログラムをインストールする必要があります。

アンインストール時に未処理の例外がログに記録される

**説明 :**Operations Manager のアンインストール時に、OpsMgrSetupWizard.log ファイルに例外が記録されることがあります。 これらの例外は、プログラムをアンインストールする機能には影響しません。 無視してかまいません。

**対応策 :**ありません。

Web コンソール サーバーのサーバー側トレースを行うには追加インストールが必要になる

**説明 :**Web コンソールのサーバー側トレースを Web コンソール サーバーで実行するには、Operations Manager エージェントまたはオペレーション コンソールをインストールする必要があります。

**対応策 :**Operations Manager エージェントまたはオペレーション コンソールを Web コンソール サーバーにインストールします。

Web コンソールのインストール後に ASP.NET または内部サーバー エラーが発生する場合がある

**説明 :**Web コンソールをインストールした後に、ASP.NET または内部サーバー (50x.x) エラー (HTTP エラー 500.19 など) が発生する場合があります。

**対応策 :**次の手順を実行してください。

  1. 管理者特権でコマンド プロンプトを開き、次のコマンドを実行して、インターネット インフォメーション サービス (IIS) で ASP.NET 4.0 が使用されるように再登録します。

    %WINDIR%\Microsoft.NET\Framework64\v4.0.30319\aspnet_regiis.exe -r

  2. Web コンソールの "OperationsManagerMonitoringView" という IIS アプリケーション プールの ASP.NET フレームワーク統合を ASP.NET 4.0 から ASP.NET 2.0 に変更します。

  3. IISreset を実行します。

Web コンソールが開かない

**説明 :**Web コンソールをインストールした後に Web コンソールを開くことができず、次のエラー メッセージが表示されます。

Could not write to output file 'c:\Windows\Microsoft.NET\Framework64\v4.0.30319\Temporary ASP.NET Files\operationsmanager\857ec549\f35afedc\App_global.asax.tyqhcqzi.dll' 

**対応策 :**次の手順に従って OperationsManager アプリケーション プールの ID を変更し、LocalSystem として実行されるようにします。

  1. IIS マネージャーを開きます。

  2. [接続] ウィンドウでサーバー ノードを展開し、[アプリケーション プール] をクリックします。

  3. [アプリケーション プール] ページで、OperationsManager アプリケーション プールを選択してから、[操作] ウィンドウの [詳細設定] をクリックします。

  4. ID プロパティで、[...] ボタンをクリックして、[アプリケーション プール ID] ダイアログ ボックスを開きます。

  5. [組み込みアカウント] メニューで [LocalSystem] を選択します。

  6. [OK] をクリックします。

ネットワークの監視をサポートするには、ゲートウェイ サーバーに .NET Framework 4 が必要になる

**説明 :**Operations Manager では、ゲートウェイ サーバーの背後にあるデバイスを管理する管理グループでネットワークの監視機能を使用するには、これらのゲートウェイ サーバーに .NET Framework 4 をインストールする必要があります。 ゲートウェイ サーバーをインストールするときに、前提条件チェッカーによって .NET Framework 4 があるかどうかは確認されません。 .NET Framework 4 がインストールされていないと、ネットワーク検出などの特定のワークフローを実行できなくなります。 イベント ログには、ワークフローが実行できなかったことと、アンロードされたことだけが記録され、.NET Framework 4 が必要であるというメッセージは記録されません。

**対応策 :**ゲートウェイ サーバーに .NET Framework 4 をインストールします。 .NET Framework 4 の再頒布可能パッケージは、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=201924 からダウンロードできます。

エージェントのアップグレード中にアクション アカウントを指定すると、エージェントが通信を中止する場合がある

**説明 :**エージェントのアップグレード処理中にアクション アカウントを指定すると、エージェントがその管理サーバーとの通信を中止し、オペレーション コンソールにそのエージェントが監視されていない状態 (灰色) で表示されることがあります。 エージェントを実行しているコンピューターでは、次のイベントが記録されます。

  • 7022 - ヘルス サービスは、管理グループ [管理グループ 1] のセキュリティで保護された構成をダウンロードしましたが、構成の処理はエラー コード 0x80FF003F(0x80FF003F) で失敗しました。

  • 20070 - OpsMgr コネクタは ManagementServer1 に接続されましたが、認証の直後に接続が切断されました。 このエラーの原因として、エージェントのサーバーとの通信が許可されていないか、サーバーが構成を受信していないかのどちらかが考えられます。 サーバーのイベント ログに 20000 イベントがないか確認してください。このイベントは、承認されていないエージェントが接続を試みたことを示します。

対応策 :オペレーション コンソールの [管理] ワークスペースで、[構成として実行][アカウント] の順に展開し、[ローカル システム アクション アカウント] を右クリックしてから、[プロパティ] をクリックします。[プロパティ] ダイアログ ボックスの [資格情報] タブで、アクション アカウントにパスワードを再入力します。 次に、ヘルス サービスを開始し直して、管理サーバーとの通信を復元します。

エージェントのアップグレードが失敗したときに、アップグレード前の構成にロールバックしない場合がある

**説明 :**エージェントを Operations Manager 2007 から System Center 2012 – Operations Manager にアップグレードしようとすると、アップグレード プロセスが失敗し、エージェントが完全に削除される場合があります。 これは、ロールバックが不可能なポイントまでアップグレード プロセスが進んだためです。

**対応策 :**エージェントを再インストールします。

SQL のモデル データベースが、作成するデータベースのサイズより大きいと、インストールが失敗する

**説明 :**SQL Server には、データベースの新規作成時にテンプレートとして使用するモデル データベースが用意されています。 このモデル データベースのサイズが、オペレーション データベースまたはデータ ウェアハウス データベースに指定した初期サイズより大きくなると、インストールが失敗します。

**対応策 :**作成するデータベースに、モデル データベースより大きいサイズを指定します。

Operations Manager にアップグレードすると、カスタマー エクスペリエンス向上プログラムの登録が抹消される 

**説明 :**Operations Manager 2007 R2 でカスタマー エクスペリエンス向上プログラム (CEIP) に登録し、その後 System Center 2012 – Operations Manager にアップグレードすると、自動的に登録が抹消されます。

対応策 1:/SendCEIPReports:1 オプションを設定したコマンド ラインを使ってアップグレードを行います。 これによって、前の設定に関係なく CEIP に登録されます。

**対応策 2:**アップグレードが完了したら、CEIP の設定を "オプトイン” にリセットします。 この実行方法の手順は、プライバシーに関する声明に記載されています。

管理サーバー

Operations Manager の管理サーバーでは、次の問題が発生する場合があります。

管理サーバーのフェールオーバー後に、インスタンスの読み込みに数分かかる

**説明 :**フェールオーバーによって、管理サーバーの負荷が別の管理サーバーに移されたときに、構成マネージャーが管理インスタンスを再読み込みするのに 1 分の遅延が生じるようになっています。 そのため、フェールオーバーの発生後 1 ~ 2 分間、管理オブジェクトが非アクティブになります。

**対応策 :**ありません。

ESE 記憶域が不足すると、管理サーバーでエラーが発生する場合がある

**説明 :**管理サーバーの Extensible Storage Engine (ESE) 記憶域が不足すると、Operations Manager のイベント ログに ID 623 のエラー イベントが作成されます。 これによって、管理サーバー上のヘルス サービスが動作不能の状態になります。

対応策:

  1. System Center Management ヘルス サービスを停止します。

  2. ヘルス サービスのディレクトリとその中身を削除します。 既定値は、C:\Program Files\System Center Operations Manager 2012\Server\Health Service State です。 このパスは HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\HealthService\Parameters\State Directory に保存されています。

  3. System Center Management ヘルス サービスを開始します。

ダッシュボード ビュー

Operations Manager を使用しているときに、ダッシュボードで次の問題が発生する場合があります。

[検索] と [スコープ] は、ダッシュボードの表示で機能しない

**説明 :**新しいダッシュボード ビューでは、ツールバーの [検索][スコープ] は機能しません。

**対応策 :**ありません。

ネットワークとアプリケーションの監視ダッシュボードの表示を最新の情報に更新するには、表示を切り替える必要がある

説明 :ネットワークまたはアプリケーションの監視ダッシュボードに表示される情報を更新するには、いったん別の表示に移動してから、元のダッシュボードの表示に戻る必要があります。[ビュー] メニューの [更新] タスクと F5 キーは機能しません。 別のウィンドウで開くダッシュボード (ネットワーク ノード ダッシュボードやネットワークの近傍ダッシュボードなど) の表示を最新の情報に更新するには、そのウィンドウをいったん閉じてから開き直す必要があります。

**対応策 :**ありません。

ダッシュボードのバイナリが含まれている管理パックをインポートした後で、コンソールを再起動する必要がある

**説明 :**管理パックの .mpb ファイルをインポートすると、オペレーション コンソールを再起動しないかぎり、新しいダッシュボード ビューが表示されません。

[!メモ]

この問題は、セットアップ時にインストールされた Operations Manager の新しいダッシュボード ビューと、インストール済みのコンポーネントを使用する新しい管理パックでは発生しません。 この問題は、新しいまたは更新されたビュー コンポーネントをインストールする .mpb ファイルでのみ発生します。

**対応策 :**ダッシュボードに使用されるバイナリを含む管理パックの新しいバージョンをインポートした後に、オペレーション コンソールを再起動します。

[管理] ワークスペースでエージェントの状態表示を使用できない

説明 :[管理] ワークスペースの [エージェントで管理] ノードにあるエージェントを右クリックし、状態の表示を開くことを選択しても、表示が開きません。

対応策 :[監視] ワークスペースで、エージェントの詳細表示を使用するか、カスタムの状態表示を作成します。

1 列構成のダッシュボードの表示を、グリッド レイアウトからフロー レイアウトに変更すると、ダッシュボードの表示が空になる

**説明 :**次の手順に従って、1 列構成のダッシュボードの表示を作成した場合は、ウィジェットを追加するオプションのない、空の画面が表示されます。

  1. [監視] ワークスペースでナビゲーション ツリーを右クリックし、[新規作成] をポイントしてから [ダッシュボード ビュー] をクリックします。

  2. [テンプレート] ページで、[グリッド レイアウト] をクリックしてから、[次へ] をクリックします。

  3. [全般プロパティ] ページで、ダッシュボード ビューの名前を入力します。

  4. [前へ] をクリックします。

  5. [テンプレート] ページで、[フロー レイアウト] をクリックしてから、[次へ] をクリックします。

  6. [全般プロパティ] ページで、[次へ] をクリックします。

  7. [レイアウトの選択] ページで、列数の値を “1” のままにして [次へ] をクリックします。

  8. [サマリー] ページで、[作成] をクリックします。

  9. [完了] ページで [閉じる] をクリックします。

**対応策 :**次の手順に従って、空のダッシュボードの表示を修正します。

  1. ダッシュボードの表示の右上隅にある [構成] ボタンをクリックします。

  2. [次へ] をクリックして [レイアウトの選択] ページを開きます。

  3. [列数] フィールドに既に表示されている "1" という値に、"1" を上書き入力します。

  4. [完了] をクリックします。

グループのスコープが限定されているユーザー ロールを持つユーザーは、個人用ワークスペースでダッシュボードを使用できない場合がある

**説明 :**ユーザーに割り当てられたユーザー ロールの [グループのスコープ] にすべてのグループが含まれていない場合は、個人用ワークスペースでダッシュボードを表示、作成、保存、削除できません。 これは、Operations Manager 2012 の既知の問題です。

**対応策 :**ありません。

グループのスコープが制限されているユーザーは、ウィジェットとダッシュボードに個人的な変更を加えることができない

**説明 :**ユーザーに割り当てられたユーザー ロールの [グループのスコープ] にすべてのグループが含まれていない場合は、ダッシュボードとウィジェットがそのユーザーのスコープ内にある場合でも、個人的な変更を加えることはできません。 これは、Operations Manager の既知の問題です。

**対応策 :**管理者ロールのあるユーザーに、必要な変更を加えてもらいます。

作成者が [監視] ウィンドウで作成した自分のダッシュボードを表示できない場合がある

**説明 :**作成者ユーザー プロファイルを持つユーザーが [監視] ウィンドウでダッシュボードを作成した場合は、すべてのダッシュボードを対象にそのユーザー ロールが構成されている場合でも、管理者がそのユーザー ロールを更新しないかぎり、作成者はそのダッシュボードを表示できません。 これは、ダッシュボードの作成時に、そのプロファイルのスコープにダッシュボードが自動的に追加されないためです。 これは、Operations Manager の既知の問題です。

**対応策 :**管理者は、ユーザーのプロファイルを編集して、新しいダッシュボードにアクセスできるようにする必要があります。

既存のビューの構成に加えた変更が正しく反映されない

**説明 :**カスタム ビューに加えた変更が正しく反映されない場合があります。 これは、Operations Manager の既知の問題です。

**対応策 :**オペレーション コンソールを再起動してから、再度構成を変更します。 それでも変更が反映されない場合は、ビューをいったん削除して、作成し直します。

表付きのビューを右側にスクロールすると、オペレーション コンソールがクラッシュする場合がある

**説明 :**アラート ビューや状態ビューなどの表付きのビューを右側にスクロールすると、オペレーション コンソールがクラッシュする場合があります。 これは、Windows Presentation Foundation の既知の問題です。

**対応策 :**https://support.microsoft.com/kb/2484832 の説明にある修正プログラムをインストールします。

[管理グループのヘルス] ダッシュボードで計算された利用不可のエージェント数が一時的に間違っていることがある

説明 :エージェントの最初の検出時に、ヘルス サービスの監視が一時的に提供されないときがあります。[管理グループのヘルス] ダッシュボードが計算を行うときにエージェントが監視対象外と登録され、ヘルス サービス監視がまだない場合、エージェントは使用不可とされ、正しくカウントされません。

**対応策 :**この問題は一時的なもので、ヘルス サービスの監視が検出されれば自動的に修正されます。

Operations Manager のリリース候補にアップグレードすると、ダッシュボードのウィジェットに加えた個人的な設定が失われる

**説明 :**Operations Manager のベータ版から Operations Manager のリリース候補にアップグレードする場合、ダッシュボードのウィジェットでの個人用設定はすべて失われます。

**対応策 :**この問題の対応策はありません。設定を手動で作成し直す必要があります。

ローカライズされたオペレーティング システムに Web コンソールをインストールした場合は、Web コンソールでダッシュボードを作成できない

**説明 :**Web コンソールを使用してダッシュボードを作成し、ウィジェットを追加できます。 ただし、Operations Manager では、ローカライズされた Windows Server に Web コンソールがインストールされている場合は、この機能を使用することはできません。 この機能は、Windows Server の 英語 (米国) 版に Web コンソールをインストールした場合のみ使用できます。

**対応策 :**オペレーション コンソールを使用してダッシュボードを作成します。

[(すべて)] のインスタンスを使用すると、[オブジェクトのパフォーマンス] ウィジェットにデータが表示されない

説明 :[オブジェクトのパフォーマンス] ウィジェットには、特定のパフォーマンス カウンター順に並んでいるオブジェクトのうち、特定の順位までのオブジェクトが表示されます。 そのため、[(すべて)] のインスタンスを使用すると、ウィジェットにデータが表示されません。

対応策 :[(すべて)] ではなく、特定の 1 つのインスタンスを選択します。

読み取り専用オペレーターがダイアグラム ビューを開けない場合がある

**説明 :**読み取り専用オペレーターが Web コンソールでダイアグラム ビューを開こうとすると、十分な権限がないというメッセージが表示される場合があります。 そのオペレーターに適切なアクセス許可が割り当てられているにも関わらずこのエラー メッセージが表示される場合は、 一時フォルダーのアクセス許可が正しく構成されていない可能性があります。

**対応策 :**この問題を解決するには、Web コンソールを実行しているサーバーで次の手順を実行します。

  1. Windows エクスプローラーを開いて、C:\Program Files\System Center 2012\Operations Manager\WebConsole\MonitoringView に移動します。

  2. [TempImages] フォルダーを右クリックして、[プロパティ] を選択します。

  3. [セキュリティ] タブを選択してから [詳細設定] をクリックします。

  4. [アクセス許可の変更] をクリックします。

  5. [このオブジェクトの親からの継承可能なアクセス許可を含める] を選択します。

  6. [アクセス許可のエントリ] ボックスで、[システム] のエントリを選択してから、[削除] をクリックします。

  7. [アクセス許可のエントリ] ボックスで、[管理者] のエントリを選択してから、[削除] をクリックします。

  8. 開いている各ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。

Web コンソールで HTTPS を使用すると、SharePoint にホストされている Operations Manager ダッシュボードが表示されない場合がある

**説明 :**Operations Manager Web コンソールのインストール時に SSL を使用するオプションを選択した場合は、SharePoint にホストされているダッシュボードが正常に表示されない場合があります。 これは、System Center 2012 - Operations Manager RTM が SSL に対応していないためです。

**対応策 :**Web コンソールをホストしている OperationsManager Web サイトの構成を、SSL を使用しないように変更します。

ネットワークの監視

Operations Manager を使ってネットワークを監視しているときに、次の問題が発生する場合があります。

エージェント コンピューターで SNMP トラップ サービスが実行されている場合は、SNMP トラップが機能しない

**説明 :**エージェント コンピューターで Windows SNMP トラップ サービスが実行されていると、このエージェントは、ネットワーク デバイスから SNMP トラップを受信することができません。Operations Manager で分析される SNMP トラップを受信するどのエージェントでも、このサービスを実行しないようにしてください。

**対応策 :**ありません。

多数のデバイスを削除するのに長時間かかることがある

**説明 :**一度に 20 台を超えるデバイスを削除しようとすると、非常に長い時間がかかることがあります。

**対応策 :**高いパフォーマンスを得るために、一度に 20 台を超えるデバイスを削除するのは避けてください。

ネットワーク デバイス 1 台につき、有効な実行アカウントを 1 つしか使用できない

**説明 :**異なる実行アカウントを使用する複数の管理サーバーによって、同じネットワーク デバイスが検出された場合は、そのデバイスの管理に、1 つ目のアカウントだけが使われます。 このアカウントが、他の管理サーバーに配布されていない場合は、これらのサーバーによって、アカウントを解決できないというエラーが記録されます。

**対応策 :**ありません。

ゲートウェイ プール トポロジは、大規模なネットワーク トポロジでは機能しない

**説明 :**1 つのゲートウェイ プールで多数のネットワーク デバイスを監視する場合は、パフォーマンス カウンターとヘルス状態の変更に長い時間がかかります。 これは、Operations Manager のプールにデータを配信するメソッドによってパフォーマンスが影響されるためです。

**対応策 :**監視するネットワーク デバイスの数を減らします。

UNIX と Linux

Operations Manager の UNIX および Linux コンピューターでは、次の問題が発生する場合があります。

Solaris オペレーティング システムで sudo 昇格を使用するのに、期待されるパスに sudo 実行可能ファイルがない場合構成を変更しなければならない

**説明 :**Solaris を実行しているコンピューターで sudo 昇格を使用する際、sudo 実行可能ファイルが予想されるパスにない場合は、正しいパスへのリンクを作成する必要があります。Operations Manager は、sudo 実行可能ファイルをまずパス /opt/sfw/bin で、次にパス /usr/bin で探します。 sudo がこれらのどちらにもインストールされていない場合は、リンクが必要になります。

**対応策 :**UNIX および Linux エージェントのインストール スクリプトは、sudo が通常含まれるフォルダーにシンボリック リンク /etc/opt/microsoft/scx/conf/sudodir を作成します。 エージェントはこのシンボリック リンクを使用して sudo を呼び出します。 インストール スクリプトが自動的にシンボリック リンクを作成するため、標準の UNIX および Linux 構成では何もする必要はありません。 ただし、sudo が標準と異なる場所にインストールされている場合、シンボリック リンクを sudo がインストールされたフォルダーを指すように変更する必要があります。 シンボリック リンクを変更すると、アンインストール、再インストール、およびアップグレード操作にわたって、その値がエージェントで維持されます。

アラート

Operations Manager のアラートでは、次の問題が発生する場合があります。

"すべての管理サーバー リソース プールが使用不可" というアラートが消えない

**説明 :**すべての管理サーバーが使用不能な状態から回復しても、"すべての管理サーバー リソース プールが使用不可" というアラートが消えない場合があります。 これは、サーバー プールにある複数の管理サーバーが 1 秒以内に使用不能になったため、複数のアラートが生成されたときに起こります。 この場合は、可用性の問題が解決されても、1 つのアラートしか解決されません。

**対応策 :**すべての管理サーバーがネットワークに接続可能で、メンテナンス モードになっていないこと、およびヘルス サービスがハートビートを生成していることを確認してから、管理コンソールでアラートを手動で解決します。 管理サーバーの過半数が使用不能な場合は、アラートを手動で解決しないでください。

アラートの製品ナレッジが正しくないか存在しない

Operations Manager のアラートの中には、製品ナレッジが正しくないものや存在しないものがあります。 次のアラートについては、以下の説明を参照してください。

リソース プールのハートビート エラー アラート

**アラート名:**ヘルス サービスのハートビート エラー

アラートの説明:<管理サーバー名> のヘルス サービスがハートビートに失敗しました。

概要

ヘルス サービスがコンピューターで停止しました。

このアラートは、エージェントの管理サーバー上の System Center データ アクセス サービスによって、リソース プールのメンバーの 1 つがハートビートを送信していないと判断されたときに生成されます。 このアラートの目的は、ホスト コンピューターが異常な状態で、監視が正常に行われないことを管理者に知らせることです。

**エラー アラート:**System Center データ アクセス サービスが、サーバーの可用性の確認に連続して数回失敗しました。

原因

次のことが考えられます。

  • エージェント コンピューターが稼働していません。

  • エージェント コンピューターのネットワーク接続が切断されています。

  • エージェント コンピューターのヘルス サービスがメンテナンス モードになっています。

  • エージェント コンピューターのヘルス サービスが、手動または無効に設定されてから、コンピューターが再起動されました。

  • エージェント コンピューターのヘルス サービスが正しく開始されませんでした。

  • エージェント コンピューターのヘルス サービスが停止しています。

解決方法

エージェントを自動的に再起動する復元機能を有効にします。

復元機能が無効になっている場合や正常に復元できなかった場合は、[状態変更イベント] タブに移動し、詳細ウィンドウから復元を実行します。[状態変更イベント] タブを開くには、アラートを右クリックして [開く] を選択してから、[ヘルス エクスプローラー] をクリックします。 ヘルス エクスプローラーで、重大な状態のアラートを選択して、右側のウィンドウで [状態変更イベント] をクリックします。 詳細ウィンドウで復元タスクをクリックし、復元を実行します。

[!メモ]

このモニターの診断タスクは、管理サーバーからコンピューターに通信可能かどうかを確認するために、Ping を実行します。 Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、または Windows Server 2008 R2 を実行しているコンピューターのファイアウォールの既定の設定では、コンピューターから ping に応答できないようになっています。 これらのコンピューターで着信 ICMP トラフィックを受け入れるように構成する方法については、「Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2008、または Windows Server 2008 R2 の着信 ICMP 規則の作成」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=161045) を参照してください。

追加情報

次の表に、アラートの説明にある理由コードを示します。

理由コード

説明

17

ヘルス サービスが一時停止しています。

25

ヘルス サービス アクション アカウントが正しく構成されていないか、資格情報が無効です。

41

ヘルス サービスが新しい構成を解析できませんでした。

42

ヘルス サービスが新しい構成を読み込めませんでした。

43

システム ルールを読み込むことができませんでした。

49

オブジェクト状態変更イベントのコレクションが停滞しています。

50

モニター状態変更イベントのコレクションが停滞しています。

51

アラートのコレクションが停滞しています。

97

ヘルス サービスがイベント ログ サービスに登録できません。 ヘルス サービスは、追加のハートビートとコネクタ イベントを記録することができません。

98

ヘルス サービスが構成 XML を解析できません。

オペレーション コンソールに表示されるアラートの解決状態が正しくないことがある

複数のアラートを選択し、[プロパティ] ダイアログ ボックスの [アラートの状態] を使ってアラートを解決すると、オペレーション データベースでは各アラートの解決状態が更新されますが、オペレーション コンソールでは正しく更新されない場合があります。 この場合は、いったん別の表示に移動してからアラートの表示に戻るか、新しいアラートが生成されたときに、オペレーション コンソールのすべてのアラートの解決状態が更新されます。

対応策:いったん別の表示に移動してからアラートの表示に戻ります。

オペレーション

Operations Manager の使用中に、次の問題が発生する場合があります。

オペレーション コンソールでメモリ リークが発生する場合がある

**説明 :**Operations Manager 2012 CTP3 を使用しているうちに、オペレーション コンソールでメモリ リークが発生することがあります。 この問題は、Operations Manager の今後のリリースで解決される予定です。

オペレーション コンソールの動作が遅くなった場合は、次の手順に従って、メモリ リークが発生していないか確認してください。

  1. [タスク マネージャー] を開きます。

  2. Microsoft.EnterpriseManagement.Monitoring.Console.exe というコンソール プロセスを見つけます。

  3. メモリ (プライベート ワーキング セット) の使用状況を確認します。

    コンソールのメモリ消費量が 700 MB より大きい場合は、メモリ リークが発生しています。

**対応策 :**コンソールをいったん閉じてから、開き直します。

[個人用サブスクライバー情報] と [個人用配信登録] が機能しない

説明 :管理者以外のロールでオペレーション コンソールを開いた場合、[個人用サブスクライバー情報][個人用サブスクリプション] オプションが [ツール] メニューに表示されますが、機能しません。

**対応策 :**ありません。

[印刷プレビュー] は、ダイアグラムの表示で機能しない

説明 : [印刷プレビュー] は、ダイアグラム ビューでは機能しません。 [印刷プレビュー] を開こうとすると、オペレーション コンソールがクラッシュします。

**対応策 :**ありません。

ツールバーの [タスク] メニューから新しいチャネルを作成できない

**説明 :**オペレーション コンソールの [管理] ワークスペースで、ツールバーの [タスク] メニューにある 新しいチャネル タスクが機能しません。

対応策 :チャネルを新規作成するには、ナビゲーション ウィンドウで [チャネル] を右クリックし、[新しいチャネル] をポイントしてから、作成するチャネルの種類をクリックします。

イベントの表示で期間フィルターが機能しない

**説明 :**イベントの表示では、[少なくとも [期間] のデータを表示] というフィルターが機能しません。

**対応策 :**ありません。

[タスク] ウィンドウでセクションの順番が変わることがある

**説明 :**オペレーション コンソールの [タスク] ウィンドウで表示を開くときに、セクションの順番が変わることがあります。

**対応策 :**ありません。

ツールバーの [上書き] オプションを使用できない 

説明 :[アクティブなアラート] ビューにある、ツールバーの [上書き] メニューのオプションが使用できません。

**対応策 :**アラートを選択して右クリックし、[上書き] をポイントします。 メニューで [無効にする][上書き] のオプションが使用可能になります。

表示に余分な要素が表示される

**説明 :**全種類のエンティティを表示する状態表示を作成すると、余分な要素が表示されます。これらの要素の名前は "<Identifier Schema=..." などの文字から始まり、状態は "監視しない" になっています。

**対応策 :**エンティティではなく、特定の種類やグループだけに限定した表示を作成します。 すべてのエンティティの表示を作成した場合は、これらの余分なエンティティを無視してかまいません。

Itanium ベースのシステムでワークフローがクラッシュすることがある

**説明 :**Windows PowerShell や Windows Workflow Foundation (WF) などのマネージ モジュールを使用するワークフローを、Operations Manager 2012 CTP3 で管理している Itanium ベースのシステムで実行すると、クラッシュする場合があります。

**対応策 :**手動でワークフローを開始した場合 (タスクを実行した場合など) は、ワークフローを再実行します。 スケジュールされたワークフローは、次の実行予定時間に正常に実行されるはずです。

[検出された一覧] のターゲットを変更できない

説明 :Operations Manager で、[検出された一覧] ビューで、[タスク] ウィンドウの [状態操作] セクションにある [ターゲット タイプの変更] タスクが機能しません。

**対応策 :**ありません。

セカンダリ コンソール ウィンドウが開いているときに、オペレーション コンソールを閉じてはいけない

**説明 :**ヘルス エクスプローラーと一部のダッシュボードの表示では、セカンダリ コンソール ウィンドウが開きます。 セカンダリ コンソール ウィンドウが開いているときにオペレーション コンソールを閉じると、セカンダリ コンソール ウィンドウのナビゲーション機能が動作しなくなり、クラッシュする場合があります。

**対応策 :**コンソールのすべてのインスタンスを閉じてから、操作をやり直します。

Get-Help コマンドレットで Online パラメーターを使用すると、Operations Manager の TechCenter が表示される

**説明 :**Operations Manager では、新しい Windows PowerShell v2 モジュールに含まれるコマンドレットのために、Online パラメーターを指定して Get-Help コマンドレットを使用すると、コマンドレット固有のヘルプ コンテンツではなく、Operations Manager の TechCenter が表示されます。

**対応策 :**対応策:ありません。

実行アカウントのプロパティが開くまでに時間がかかることがある

**説明 :**実行アカウントのプロパティを開くときに、その実行アカウントの資格情報が 1000 台以上のコンピューターに配布されている場合は、[プロパティ] ダイアログ ボックスが開くまで数分かかる場合があります。

**対応策 :**ありません。

一部のタスクで一貫性のない結果や不正確な結果が生成される

**説明 :**リソース プールで管理されているホスト エンティティがターゲットのタスクを実行すると、一貫性のない結果や不正確な結果が生成されることがあります。 これは、タスクのワークフローで Operations Manager インフラストラクチャへのリソース プールの追加を処理する方法が変わるためです。

**対応策 :**ありません。

2 つの異なるバージョンの Operations Manager 管理グループに報告するエージェントでは、Azure アプリケーションが正常に機能しない

**説明 :**Operations Manager 2007 R2 と Operations Manager 管理グループの両方に構成されているエージェントを、Windows Azure アプリケーション監視管理パックを使ってアプリケーションを監視するためのプロキシとして使用する場合は、アプリケーションの監視が正しく機能しない場合があります。

サブメニューに Web コンソールのコンテキスト メニューが表示されない

**説明 :**Silverlight 5 がインストールされている場合は、Web コンソールのビューで項目を右クリックしたときにコンテキスト メニューは表示されますが、サブメニューは表示されません。Operations Manager でこの問題を解決する方法はありません。

**対応策 :**ありません。

オペレーション コンソールと Web コンソールの両方の [監視] ウィンドウにノードが重複して表示される

**説明 :**特定のフォルダーのノードが、オペレーション コンソールと Web コンソールの両方の [監視] ウィンドウに重複して表示される場合があります。 これは、Operations Manager の既知の問題です。

**対応策 :**どちらのノードも機能するため、対応策は必要ありません。

ヘルプ ファイルがエラー ページで開く

**説明 :**一部のウィザードやダイアログ ボックスでは、ヘルプ リンクをクリックするか、F1 キーを押したときに、ヘルプ ファイルが "このプログラムではこの Web ページを表示できません" というメッセージ付きのエラー ページで開く場合があります。 これらのファイルの関連付けの問題は、次のリリースで解決される予定です。

**対応策 :**ヘルプ ファイルの [目次] タブまたは [検索] タブを使って、目的のドキュメントを検索します。

パフォーマンス

次のような状況では、パフォーマンスが劣化する場合があります。

多数のオブジェクトを表示する状態ビューを開く場合

**説明 :**何千ものオブジェクトを一覧表示する状態ビューを Web コンソールで開こうとすると、長い時間がかかることがあります。

**対応策 :**対応策:同じ種類のオブジェクトのうち、特定の 1 つのヘルス状態のオブジェクトだけを表示する状態ウィジェットが付いたダッシュボードを作成します。 状態ビューに表示するオブジェクトのスコープを制限するようにユーザー ロールを変更することもできます。

他のオブジェクトを多数含むオブジェクトのヘルス エクスプローラーを開く場合

**説明 :**階層構造の奥深くまで監視するオブジェクトのヘルス エクスプローラーを開こうとすると、長い時間がかかることがあります。 これは、1 つのグループに多数のオブジェクトが含まれていて、その各オブジェクトにさらに多数のオブジェクトが含まれている場合などです。

**対応策 :**下位の階層にある監視オブジェクトのヘルス エクスプローラーを開きます。

多数のパフォーマンス カウンターが含まれているオブジェクトを多数表示するパフォーマンス ビューを開く場合

**説明 :**多数のパフォーマンス カウンターが含まれているオブジェクトを多数表示するパフォーマンス ビューを開こうとすると、長い時間がかかることがあります。

**対応策 :**1 つのオブジェクトのパフォーマンス ビューを開きます。

Operations Manager 2007 R2 のコマンド シェルでパフォーマンスの問題が発生する場合がある

**説明 :**Operations Manager 2007 R2 のコマンド シェルを使用したときや、プロバイダーを利用する特定のコマンドを入力またはスクリプトを記述したときに、パフォーマンスが低下することがあります。 これは、データベースにある多数のインスタンスを処理できるように、基になるインスタンスの容量と SDK に変更が加えられるためです。 Operations Manager 2007 R2 のコマンド シェルは、元々このような多数のインスタンスを処理するように設計されていません。

**対応策 :**Operations Manager のコマンド シェルを使います。

管理パック

System Center 2012 – Operations Manager の使用時に、管理パックで次の問題が発生する場合があります。

一部のサード パーティ製の管理パックが Operations Manager で機能しない場合がある

**説明 :**Operations Manager 2007 SP1 または Operations Manager 2007 R2 用に作成された既存の管理パックは、ほとんどの場合 System Center 2012 – Operations Manager と互換性があります。 ただし、次のいずれかの機能を持つ管理パックは、System Center 2012 – Operations Manager で正常に機能しない場合があります。

  • エージェントの新しいモジュール、管理パック テンプレート、または新しいビューの種類が必要になる管理パック。Operations Manager の API が変更されているため、これらの機能が中断される可能性があります。

  • 他の管理パックまたは管理パックの要素を作成、更新する管理パック。

  • Operations Manager 2007 が検出する SNMP モジュールと SNMP ネットワーク デバイスを利用する管理パック。 これらの管理パックは、アップグレード後も引き続き機能しますが、Operations Manager の検出ウィザードを介して検出されたネットワーク デバイスを対象にすることはできません。

**対応策 :**発見した互換性の問題は管理パックの製造元に報告して、適宜修正してもらう必要があります。 また、Feedback Center on Microsoft Connect (Microsoft Connect フィードバック センター) (https://connect.microsoft.com/OpsMgr/Feedback) にも報告してください。

SharePoint 2010 管理パックの構成タスクが Operations Manager で失敗する

**説明 :**監視する SharePoint サーバーの構成を行う SharePoint 2010 管理パックのタスクは、Operations Manager で失敗します。 このタスクは、Operations Manager でサポートされない SDK 呼び出しを使用する Windows PowerShell スクリプトを実行します。 この問題は、新規インストールした場合とアップグレードした場合のどちらでも起こります。System Center 2012 – Operations Manager にアップグレードする前にこのタスクを Operations Manager 2007 R2 で実行した場合は、アップグレード後も引き続き SharePoint Server が監視されます。 この問題が発生するのは、監視するサーバーが変更されたか、初めて構成された場合のみです。

**対応策 :**Connect から SharePoint の管理パックをインポートし、SharePoint 管理パック (SCOM 2012) のタスクを実行します。

Microsoft Exchange 2007 テンプレート管理パックがカタログからインストールされない

**説明 :**Microsoft Exchange 2007 テンプレート管理パックを Operations Manager のカタログからインストールすると、エラー メッセージが表示されます。

**対応策 :**管理パックをディスクにダウンロードしてから、管理グループにインポートします。

リソースが含まれている管理パックは、エクスポートした後でインポートできない

**説明 :**オペレーション コンソールを使って、アイコンなどのリソースが含まれている管理パックをエクスポートした場合は、その管理パックを Operations Manager にインポートできません。

**対応策 :**ありません。

アプリケーション パフォーマンスの監視

System Center 2012 – Operations Manager の使用時に、アプリケーション パフォーマンスの監視で次の問題が発生する場合があります。

アラートの説明に含まれているアプリケーションの監視イベントのリンクが機能しない場合がある

**説明 :**アラート ウィジェットが含まれているダッシュボードを使用して APM のアラートを表示している場合は、アラートの説明に埋め込まれているリンクを使用できないため、Application Diagnostics を起動して APM イベントの詳細を表示できません。

**対応策 :**アラートをアラート ビューで開きます。

**対応策 :**管理グループに Web コンソールをインストールします。

クライアント側の監視を初めて構成した後にアラートが表示される場合がある

**説明 :**1 台のサーバーで初めてクライアント側の監視を構成した後に、"実行プロファイル Microsoft.SystemCenter.Apm.Csm.EncryptionProfile で指定されているアカウントを解決できません" というイベント (ID 1108) が表示されることがあります。 これによって、Operations Manager で自動的に解決されないアラートが作成されます。

このイベントが起こるのは、ヘルス サービスに実行アカウントが送信される前に、クライアント側の監視のデータ収集に使用されるルールが実行を開始するためです。 つまり、実行アカウントがダウンロードされた頃には、既にクライアント側の監視が完全に機能しているためです。

**対応策 :**対応策は必要ありません。 イベントを無視してアラートを解決しても問題ありません。

アップグレード後に Microsoft.EnterpriseManagement.Modules.Apm.WebLibraryConfigManager が読み込まれない場合がある

**説明 :**Operations Manager にアップグレードした後、エージェントで管理されたコンピューターのイベント ログに一連のエラー イベント (ID 4508 および 4509) が表示されることがあります。 これは、APM によって要求されたアセンブリの一部が関連ソフトウェアのダウンロード時にダウンロードされなかったか、ヘルス サービスのキャッシュの問題により読み込まれていないためです。

**対応策 :**エージェントのヘルス サービスを再起動してキャッシュをクリアし、適切なアセンブリが読み込まれていることを確認します。

ベータ版で作成した .NET アプリケーション パフォーマンス監視テンプレートが、RTM 版で機能しない

**説明 :**ベータ版の Operations Manager で .NET アプリケーション パフォーマンス監視テンプレートを使用してアプリケーションを監視した場合、リリース版の Operations Manager ではこれらのテンプレートを削除してから作成し直す必要があります。 リリース候補版で作成したテンプレートはすべて RTM 版で機能します。

**対応策 :**テンプレートを削除して作成し直します。

名前に PID を追加して構成したプロセスが、Application Advisor で正常に分類されない

**説明 :**システム パフォーマンス モニターでアプリケーション プロセスに <プロセス>_<PID> という名前が構成される環境では、そのアプリケーションのすべてのインスタンスのパフォーマンス カウンターとその他のデータは集計されません。 各プロセスが要注意のアプリケーションとして表示されます。

**対応策 :**プロセス名で分類する必要がある場合は、名前に PID を使用しないでください。

非常に長いアプリケーション環境タグを作成すると、アプリケーションの構成が失敗する

**説明 :**長さが 255 文字を超える新しい環境タグを作成すると、エージェントがアプリケーションの監視を構成する際にエージェント側で構成が失敗します。

**対応策 :**環境タグのサイズを減らします。

WCF サービスの監視時にセカンダリ プロパティが検出されなかったという警告メッセージが表示される場合がある

**説明 :**一部の WCF サービスについては、アプリケーション プールで使用されている .NET のバージョンを IIS API で検出できません。 その場合 API は、既定で .NET 2.0 構成ファイルを使用します。 これにより、アプリケーションのセカンダリ エンドポイントのプロパティが検出されなくなり、警告メッセージが表示されます。

**対応策 :**対応策はありません。

ユーザーが Application Diagnostics コンソールと Advisor コンソールにアクセスできなくなる場合がある

**説明 :**有効なユーザーが稀に Application Diagnostics コンソールと Advisor コンソールにアクセスできなくなる場合があります。 SQL Server への接続は、承認されていないアクセスとして閉じられます。

**対応策 :**Operations Manager データベースをホストしている SQL Server を再起動します。

管理パックの作成

Operations Manager で管理パックを作成しているときに、次の問題が発生する場合があります。

グループ ダイアログ ボックスでのインスタンスの検索が遅くなる

**説明 :**グループの作成時または変更時に、インスタンスの検索を実行した場合、返される項目数が多いと検索に長時間かかることがあります。

**対応策 :**インスタンスがすべて返されるまで待つか、返されるインスタンス数を減らすように検索内容を変更します。

Operations Manager 2007 R2 作成コンソールで System Center 2012 – Operations Manager の管理パックを編集できない

**説明 :**Operations Manager からエクスポートされた管理パックを Operations Manager 2007 R2 作成コンソールで開くことはできません。 Operations Manager R2 作成コンソールで作成した管理パックと Operations Manager 2007 R2 で作成した管理パックは、すべて System Center 2012 – Operations Manager にインポートできます。

**対応策 :**管理パックを Operations Manager 2007 R2 で編集するか、既存の Operations Manager 2007 R2 管理グループから作成コンソールにインポートします。 編集が完了したら、管理パックを Operations Manager にインポートします。

製品コネクタ

System Center 2012 – Operations Manager の使用時に、製品コネクタで次の問題が発生する場合があります。

Operations Manager 2007 R2 のコネクタが System Center 2012 – Operations Manager で機能しない場合がある

**説明 :**次のコネクタはサポートされていないため、System Center 2012 – Operations Manager で機能しない場合があります。

  • IBM Tivoli Enterprise Console 用 Microsoft System Center Operations Manager 2007 R2 Connector

  • HP OpenView Operations for UNIX 用 Microsoft System Center Operations Manager 2007 R2 Connector

  • HP OpenView Operations for Windows 用 Microsoft System Center Operations Manager 2007 R2 Connector

  • BMC Remedy ARS 用 Microsoft System Center Operations Manager 2007 R2 Connector

  • Microsoft System Center Operations Manager 2007 R2 Universal Connector

これらのいずれかのコネクタをインストールしていて、オペレーション コンソールで [Interop Connectors] ノードを開くと、エラー メッセージが表示される場合があります。

**対応策 :**Operations Manager とその他の製品との相互運用性のために System Center Orchestrator 2012 を使用します。