クラッシュ アナライザーによるシステム障害の診断

適用対象: Diagnostics and Recovery Toolset 8.0

Microsoft Diagnostics and Recovery Toolset (DaRT) 8.0 のクラッシュ アナライザーには、Windows ベースのコンピューターのメモリ ダンプ ファイルをデバッグし、関連するコンピューター エラーを診断する機能が備わっています。 クラッシュ アナライザーでは、Microsoft Debugging Tools for Windows を使用して、コンピューター障害の原因となったドライバーのメモリ ダンプ ファイルを調査します。 クラッシュ アナライザーは、エンド ユーザーのコンピューターで実行するか、エンド ユーザーのコンピューター以外のコンピューターではスタンドアロン モードで実行することができます。

エンド ユーザーのコンピューターでクラッシュ アナライザーを実行する

通常、クラッシュ アナライザーは、問題が発生したエンド ユーザーのコンピューターの [Diagnostics and Recovery Toolset] ウィンドウから実行します。このとき、問題のあるコンピューターで Debugging Tools for Windows 見つけようとします。 ディレクトリ パスのダイアログ ボックスが空の場合は、Debugging Tools for Windows の場所を入力するか、その場所を参照する必要があります (ファイルはマイクロソフトからダウンロードできます)。 同様に、シンボル ファイルの場所のパスも指定する必要があります。

DaRT 8.0 回復イメージの作成時に Microsoft Debugging Tools for Windows とシンボル ファイルを回復イメージに組み込んだ場合は、問題のあるコンピューターでクラッシュ アナライザーを実行するときに、ツールとシンボル ファイルを利用できるはずです。 DaRT 回復イメージにそれらのファイルを組み込まなかった場合、またはディスクのサイズやネットワーク接続の問題で取得できない場合は、次のセクションで説明するように、エンド ユーザーのコンピューター以外のコンピューターで、クラッシュ アナライザーをスタンドアロン モードで実行することができます。

エンド ユーザーのコンピューターでクラッシュ アナライザーを実行する方法

エンド ユーザーのコンピューター以外のコンピューターでスタンドアロン モードのクラッシュ アナライザーを実行する

通常、問題が発生したエンド ユーザーのコンピューターでクラッシュ アナライザーを実行しますが、エンド ユーザーのコンピューター以外のコンピューターで、クラッシュ アナライザーをスタンドアロン モードで実行することもできます。 DaRT 回復イメージに Windows Debugging Tools が組み込まれていない場合、またはディスクのサイズやネットワーク接続の問題で Debugging Tools を取得できない場合に、このオプションを選択することができます。 この場合、問題のあるコンピューターからダンプ ファイルをコピーして、スタンドアロン版のクラッシュ アナライザーがインストールされているコンピューター (ヘルプ デスク担当者のコンピューターなど) でダンプ ファイルを分析します。

[DaRT_8] は、エンドユーザーのコンピューター以外のコンピューター上でスタンドアロン モードのクラッシュ分析を実行する方法

クラッシュ アナライザーからシンボル ファイルにアクセスできるようにする方法

応答を停止したアプリケーションをデバッグするにには、プログラムとは別ファイルのシンボル ファイルにアクセスする必要があります。 クラッシュ アナライザーを実行すると、シンボル ファイルが自動的にダウンロードされますが、問題のコンピューターがインターネットにアクセスできない場合があります。 シンボル ファイルへアクセスできるようにするには、いくつかの方法があります。

クラッシュ分析シンボル ファイルにアクセスできるようにする方法

クラッシュ アナライザーによるシステム障害の診断に関するその他のリソース

DaRT 8.0 [DaRT_8] の操作

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