チュートリアル: Windows Azure BLOB ストレージ サービスへの SQL Server のバックアップと復元の概要
「Windows Azure BLOB ストレージ サービスを使用した SQL Server のバックアップと復元」チュートリアルへようこそ。 このチュートリアルにより、Windows Azure BLOB ストレージ サービスへのバックアップ書き込みと Windows Azure BLOB ストレージ サービスからの復元を実行する方法について把握できます。
Windows Azure BLOB ストレージ サービスに対する SQL Server バックアップのサポートは、SQL Server 2012 SP1 CU2 の拡張機能です。 機能とこの機能を使用した際の利点については、「バックアップと復元の機能強化」を参照してください。
学習する内容
このチュートリアルでは、Windows ストレージ アカウント、BLOB コンテナーを作成し、ストレージ アカウントにアクセスするための資格情報の作成、BLOB サービスへのバックアップの書き込み、簡単な復元の実行を行う方法について説明します。 このチュートリアルは、次の 4 つのレッスンで構成されています。
レッスン 1: Windows Azure ストレージ オブジェクトの作成
このレッスンでは、Windows Azure ストレージ アカウントおよび BLOB コンテナーを作成します。レッスン 2: SQL Server 資格情報の作成
このレッスンでは、Windows Azure ストレージ アカウントへのアクセスに使用するセキュリティ情報を格納するための資格情報を作成します。レッスン 3: Windows Azure BLOB ストレージ サービスに対するデータベースの完全バックアップの書き込み
このレッスンでは、T-SQL ステートメントを実行して、Windows Azure BLOB ストレージ サービスに AdventureWorks2012 データベースのバックアップを書き込みます。レッスン 4: データベースの完全バックアップからの復元の実行
このレッスンでは、T-SQL ステートメントを実行して、前のレッスンで作成したデータベース バックアップから復元します。
要件
このチュートリアルを完了するには、SQL Server のバックアップと復元の概念と T-SQL 構文についての知識が必要です。 このチュートリアルを使用するには、以下のシステム要件を満たしている必要があります。
SP1 CU2 の更新プログラムと AdventureWorks2012 データベースがインストールされている SQL Server 2012 のインスタンス。
SQL Server インスタンスは、内部設置型でも、Windows Azure バーチャル マシン内に存在してもかまいません。
AdventureWorks2012 の代わりにユーザー データベースを使用し、それに応じて TSQL コマンド構文を変更できます。
BACKUP コマンドまたは RESTORE コマンドの実行に使用するユーザー アカウントは、Alter any credential 権限を持つ db_backup operator データベース ロールに属している必要があります。
その他の情報
SQL Server バックアップに Windows Azure BLOB ストレージ サービスを使用する場合の概念やベスト プラクティスを理解するための推奨トピックを次に示します。