System Center 2012 SP1 - Data Protection Manager リリース ノート
公開日: 2016年3月
対象: System Center 2012 R2 Data Protection Manager
これらのリリース ノートには、Data Protection Manager (DPM) の System Center 2012 Service Pack 1 (SP1) を正常にインストールするために必要な情報が含まれます。 製品のドキュメントには載っていない情報が含まれます。
DPM をインストールして使用する前に、これらの DPM リリース ノートに目を通してください。 これらのリリース ノートは System Center 2012 SP1 に適用されます。
既知の問題
ページ ファイルを仮想マシン保護から除外するよう構成し、保存状態のバックアップを使用してバックアップを実行した場合、仮想マシンを回復した後に起動すると、起動エラーが発生することがあります。 このシナリオでは、仮想マシンは自動的に再起動します。
DPM では、リモート サーバー メッセージ ブロック (SMB) 共有に保存されているデータベースを保護することはできません。
[プログラムの追加と削除] を使用して Windows Azure Online Backup エージェントの更新プログラムを削除する場合は、進行中のバックアップ ジョブまたは回復ジョブがないことを確認してください。 アンインストール処理中にアプリケーションが実行されているために DPM サーバーの起動が強制実行されることがあります。
PowerShell スクリプトを使用している場合、保護グループ内の特定のデータ ソースについて失敗したジョブを再起動することはできません。 保護グループ内のすべてのデータ ソースに関するジョブがコマンドレットによって返されます。
仮想マシンをバックアップできない
**説明 :**Windows Server 2012 ベースのフェールオーバー クラスター上のバーチャル マシンのバックアップを作成すると、バーチャル マシンが停止状態に入るか、CSV ボリュームがオフラインになります。
**対応策 :**更新プログラム KB2813630 をインストールしてください。
バックアップが進行しない
**説明 :**リモート SMB 上のバーチャル マシンをバックアップすると、データが転送されずにバックアップが長時間にわたって停止します。
**対応策 :**更新プログラム KB2770917 をインストールしてください。
DPM で実行中のすべてのジョブが取り消される
説明 : DPM 管理者コンソールで同じジョブを実行しようとして動作が停止したために再起動するということが 2 回続いた場合、3 回目の再起動時には、DPM で実行されているすべてのジョブが取り消されます。 その結果、レプリカの整合性が失われる可能性があります。
**対応策 :**整合性チェックを実行して、すべてのレプリカが良好な状態であることを確認してください。
仮想マシンのバックアップ ジョブが停止する
**説明 :**保護対象のコンピューターで iSCSI ターゲット記憶域プロバイダーが有効になっている場合、Hyper-V クラスターでホストされているバーチャル マシンの DPM バックアップが停止することがあります。
**対応策 :**次のレジストリ エントリを保護対象のコンピューターに追加してください。
.jpeg "System_CAPS_ICON_caution.jpg") 注意 |
|---|
レジストリを間違って編集すると、システムが壊れる可能性があります。 レジストリを変更する前に、コンピューターにある重要なデータをバックアップしてください。 |
| キー | HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Microsoft Data Protection Manager\Agent\ |
| 値 | UseSystemSoftwareProvider |
| データ | |
| 型 | DWORD |
障害回復が失敗する
**説明 :**障害回復保護が失敗し、パラメーターが正しくないことを伝えるメッセージが出力されます。
**対応策 :**Resilient File System (ReFS) を使用しているボリュームで BitLocker ドライブ暗号化を有効にしている場合は、オフにしてください。
SQL Server のバックアップで大量のデータが転送される
説明 : Microsoft SQL Server データベースの高速完全バックアップで大量のデータ (プライマリ .mdf ファイルとほぼ同じサイズ) が転送されます。 これは、通常、Windows Server 2008 サーバーで DBCC CHECKDB を実行した後に発生します。
対応策 : SQL Server を実行しているサーバーに更新プログラム KB2471430 をインストールしてください。
Exchange Server 2013 のバックアップが失敗する
説明 : バックアップで Eseutil を実行するオプションを有効にすると、Microsoft Exchange Server 2013 のバックアップが失敗します。
**対応策 :**VC++ 2012 再配布可能パッケージを DPM サーバーにインストールしてください。
詳細については、「Visual Studio 2012 Update 1 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ」を参照してください。
レポートが書式設定されずに表示される
**説明 :**レポートが Internet Explorer で正しく表示されません。
対応策 :Internet Explorer のアドレス バーで、[互換表示] を有効にしてください。
オンライン バックアップが失敗する
**説明 :**ドライブ文字が割り当てられているレプリカ ボリュームのオンライン バックアップが失敗します。
**対応策 :**ボリュームのドライブ文字を削除してから、バックアップを再試行してください。
Windows Azure Online Backup を検出できない
**問題:**Windows Azure Online Backup 更新プログラムをアンインストールすると、DPM で Windows Azure Online Backup が検出されなくなります。
対応策 : DPM が前のバージョンの Windows Azure Online Backup と連携するようにします。レジストリ キーは HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\{8AB21D86-21F0-430A-9AD1-2D90077104C3}\InstallLocation to <Drive>:\Program Files\Windows Azure Online Backup Agent\ に設定してください。