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DMSCHEMA_MINING_STRUCTURE_COLUMNS 行セット

更新 : 2006 年 4 月 14 日

Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) を実行しているサーバー上に配置されているすべてのマイニング構造の各列について記述します。

行セットの列

DMSCHEMA_MINING_STRUCTURE_COLUMNS 行セットには、次の列が含まれています。

列名 型インジケータ 長さ 説明

STRUCTURE_CATALOG

DBTYPE_WSTR

カタログ名。

STRUCTURE_SCHEMA

DBTYPE_WSTR

修飾されていないスキーマ名。Analysis Services はスキーマをサポートしていないため、この列は常に NULL になります。

STRUCTURE_NAME

DBTYPE_WSTR

構造名。この列に NULL を含めることはできません。

COLUMN_NAME

DBTYPE_WSTR

列の名前。同じパターンを共有する列間でのみ、一意性が保証されます。たとえば、入れ子になった 2 つの列が、同じ構造内の入れ子になった 2 つの異なるテーブルに属する場合、それらの列は同じ名前を持つことがあります。

COLUMN_GUID

DBTYPE_GUID

列の GUID。GUID を使用して列を識別しないプロバイダは、この列に NULL を返します。

COLUMN_PROPID

DBTYPE_UI4

列のプロパティ ID。プロパティ ID を列に関連付けないプロバイダは、この列に NULL を返します。SQL Server 2005 Analysis Services は、この列に NULL を返します。

ORDINAL_POSITION

DBTYPE_UI4

列の序数。列には 1 から始まる連番が付けられます。列に安定した序数が付けられていない場合は、NULL になります。

COLUMN_HASDEFAULT

DBTYPE_BOOL

この列に既定値があるかどうかを示すブール値。

列に既定値がある場合は、TRUE になります。

列に既定値がないか、列に既定値があるかどうかが不明の場合は、FALSE になります。

COLUMN_DEFAULT

DBTYPE_WSTR

列の既定値。プロバイダは DBCOLUMN_DEFAULTVALUE を公開できますが、IColumnsRowset::GetColumnsRowset によって返される行セットの DBCOLUMN_HASDEFAULT (SQL-92 テーブル用) は公開できません。

既定値が NULL の場合は、COLUMN_HASDEFAULTTRUE で、COLUMN_DEFAULT 列が NULL の値になります。

COLUMN_FLAGS

DBTYPE_UI4

  • 列の特性を記述するビットマスク。DBCOLUMNFLAGS の列挙型は、ビットマスク内のビットを指定します。この列に NULL 値を含めることはできません。有効な値は次のとおりです。
  • DBCOLUMNFLAGS_ISNULLABLE (0x20)
  • DBCOLUMNFLAGS_MAYBENULL (0x40)
  • DBCOLUMNFLAGS_ISLONG (0x80)

IS_NULLABLE

DBTYPE_BOOL

この列に既定値があるかどうかを示すブール値。

列に NULL を含めることができる場合は TRUE、それ以外の場合は FALSE になります。

DATA_TYPE

DBTYPE_UI2

列のデータ型のインジケータ。次に例を示します。

  • "TABLE" = DBTYPE_HCHAPTER
  • "TEXT" = DBTYPE_WCHAR
  • "LONG" = DBTYPE_I8
  • "DOUBLE" = DBTYPE_R8
  • "DATE" = DBTYPE_DATE

TYPE_GUID

DBTYPE_GUID

列のデータ型の GUID。GUID を使用してデータ型を識別しないプロバイダは、この列に NULL を返します。

CHARACTER_MAXIMUM_LENGTH

DBTYPE_UI4

列に格納できる値の最大の長さ。文字、バイナリ、またはビットの列の場合、これは次のいずれかになります。

  • 長さが定義されている場合は、列の最大の長さ (単位は文字、バイト、またはビット)。たとえば、SQL テーブルの CHAR(5) 列は、最大の長さが 5 になります。
  • 列の長さが定義されていない場合は、データ型の最大の長さ (単位は文字、バイト、またはビット)。
  • 列にもデータ型にも最大の長さが定義されていない場合はゼロ (0)。
  • その他すべての型の列の場合は NULL

CHARACTER_OCTET_LENGTH

DBTYPE_UI4

列の型が文字またはバイナリである場合は、列の最大の長さ (単位はオクテット (バイト))。値ゼロ (0) は、列に最大の長さがないことを意味します。その他すべての型の列では NULL になります。

NUMERIC_PRECISION

DBTYPE_UI2

列のデータ型が VARNUMERIC 以外の数値データ型である場合は、列の最大有効桁数。列のデータ型が数値でないか、VARNUMERIC である場合は、NULL になります。

データ型が DBTYPE_DECIMAL または DBTYPE_NUMERIC である列の有効桁数は、列の定義によって異なります。

NUMERIC_SCALE

DBTYPE_I2

列の型インジケータが DBTYPE_DECIMALDBTYPE_NUMERIC、または DBTYPE_VARNUMERIC である場合は、小数点以下の桁数になります。それ以外の場合は NULL になります。

DATETIME_PRECISION

DBTYPE_UI4

列が datetime 型または interval 型である場合は、列の DateTime の有効桁数 (秒部分の桁数)。列のデータ型が datetime でない場合、これは NULL になります。

CHARACTER_SET_CATALOG

DBTYPE_WSTR

文字セットが定義されているカタログ名。プロバイダでカタログまたは各種文字セットがサポートされていない場合は、NULL になります。

CHARACTER_SET_SCHEMA

DBTYPE_WSTR

文字セットが定義されている、修飾されていないスキーマ名。プロバイダでスキーマまたは各種文字セットがサポートされていない場合は、NULL になります。

CHARACTER_SET_NAME

DBTYPE_WSTR

文字セット名。プロバイダで各種文字セットがサポートされていない場合は、NULL になります。

COLLATION_CATALOG

DBTYPE_WSTR

照合順序が定義されているカタログ名。プロバイダでカタログまたは各種照合順序がサポートされていない場合は、NULL になります。

COLLATION_SCHEMA

DBTYPE_WSTR

照合順序が定義されている、修飾されていないスキーマ名。プロバイダでスキーマまたは各種照合順序がサポートされていない場合は、NULL になります。

COLLATION_NAME

DBTYPE_WSTR

照合順序名。プロバイダで照合順序がサポートされていない場合は、NULL になります。

DOMAIN_CATALOG

DBTYPE_WSTR

ドメインが定義されているカタログ名。プロバイダでカタログまたはドメインがサポートされていない場合は、NULL になります。

DOMAIN_SCHEMA

DBTYPE_WSTR

ドメインが定義されている、修飾されていないスキーマ名。プロバイダでスキーマまたはドメインがサポートされていない場合は、NULL になります。

DOMAIN_NAME

DBTYPE_WSTR

ドメイン名。プロバイダでドメインがサポートされていない場合は、NULL になります。

DESCRIPTION

DBTYPE_WSTR

列に関して人が認識できる説明。列に説明が関連付けられていない場合は、NULL になります。

DISTRIBUTION_FLAG

DBTYPE_WSTR

マイニング構造列の分布。

  • "NORMAL"
  • "LOG_NORMAL"
  • "UNIFORM"

CONTENT_TYPE

DBTYPE_WSTR

マイニング構造列のコンテンツの種類。

  • "KEY"
  • "DISCRETE"
  • "CONTINUOUS"
  • "DISCRETIZED([args])"
  • "ORDERED"
  • "SEQUENCE_TIME"
  • "CYCLICAL"
  • "PROBABILITY"
  • "VARIANCE"
  • "STDEV"
  • "SUPPORT"
  • "PROBABILITY_VARIANCE"
  • "PROBABILITY_STDEV"

MODELING_FLAG

DBTYPE_WSTR

モデリング フラグのコンマ区切りの一覧。構造列で唯一サポートされているフラグは "NOT NULL" です。

IS_RELATED_TO_KEY

DBTYPE_BOOL

この列がキーに関連しているかどうかを示すブール値。

この列がキーに関連している場合は VARIANT_TRUE、それ以外の場合は VARIANT_FALSE になります。キーが 1 つの列の場合、RELATED_ATTRIBUTE フィールドにはオプションでその列名を含めることができます。

RELATED_ATTRIBUTE

DBTYPE_WSTR

現在の列が関連している対象列の名前、または現在の列が特殊なプロパティである対象列の名前。

CONTAINING_COLUMN

DBTYPE_WSTR

この列を含んでいる TABLE 列の名前。テーブルに列が含まれていない場合は、NULL になります。

IS_POPULATED

DBTYPE_BOOL

この列に一連の可能な値があるかどうかを示すブール値。

列に一連の可能な値がある場合は TRUE、それ以外の場合は FALSE になります。

制限の列

DMSCHEMA_MINING_STRUCTURE_COLUMNS 行セットは、次の表に示されている列で制限できます。

列名 型インジケータ 制限の状態

STRUCTURE_CATALOG

DBTYPE_WSTR

省略可。

STRUCTURE_SCHEMA

DBTYPE_WSTR

省略可。

STRUCTURE_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

COLUMN_NAME

DBTYPE_WSTR

省略可。

参照

関連項目

データ マイニング スキーマ行セット

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 4 月 14 日

変更内容 :
  • 列の説明の多くにおいて技術情報を更新しました。