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CLR 統合の有効化

CLR (共通言語ランタイム) 統合機能は既定では無効になっているので、CLR 統合を使用して実装されるオブジェクトを使用するには、この機能を有効にする必要があります。CLR 統合を有効にするには、sp_configure ストアド プロシージャの clr enabled オプションを使用します。

sp_configure 'show advanced options', 1;
GO
RECONFIGURE;
GO
sp_configure 'clr enabled', 1;
GO
RECONFIGURE;
GO

clr enabled オプションを 0 に設定することにより、CLR 統合を無効にできます。CLR 統合を無効にすると、SQL Server ではすべての CLR ルーチンの実行が停止され、すべてのアプリケーション ドメインがアンロードされます。

ms131048.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
CLR 統合を有効にするには、サーバー レベルの ALTER SETTINGS 権限が必要です。この権限は、sysadmin 固定サーバー ロールと serveradmin 固定サーバー ロールのメンバには暗黙に許可されています。
ms131048.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
コンピュータを構成しているメモリ サイズとプロセッサ数が非常に大きい場合、SQL Server の CLR 統合機能をサーバーの起動時に読み込めないことがあります。この問題に対処するには、SQL Server サービス スタートアップ オプションである -gmemory_to_reserve を使用してサーバーを起動し、十分なメモリ量を指定します。詳細については、「SQL Server サービスのスタートアップ オプションの使用」を参照してください。
ms131048.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
簡易プーリングでは、共通言語ランタイム (CLR) の実行はサポートされていません。CLR 統合を有効にする前に、簡易プーリングを無効にする必要があります。詳細については、「lightweight pooling オプション」を参照してください。

参照

その他の技術情報

sp_configure (Transact-SQL)
clr enabled オプション
RECONFIGURE (Transact-SQL)
GRANT (Transact-SQL)
固定サーバー ロールの権限

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手