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SELECT (DMX)

データ マイニング拡張機能 (DMX) の SELECT ステートメントは、データ マイニングの際の次のタスクに使用されます。

  • 既存のマイニング モデルの内容の参照

  • 既存のマイニング モデルからの予測の作成

  • 既存のマイニング モデルのコピーの作成

  • マイニング構造の参照

このステートメントの全構文は複雑なので、モデルとその基になる構造の参照に使用される主な句を次にまとめます。

SELECT [FLATTENED] [TOP <n>] <select list>
FROM <model/structure>[.aspect]
[WHERE <condition expression>]
[ORDER BY <expression>[DESC|ASC]]

FLATTENED

データ マイニング クライアントによっては、データ マイニング プロバイダから階層形式の結果セットを受け取ることができない場合があります。クライアントが階層を処理できない場合や、結果を 1 つの非正規化テーブルに格納しなければならない場合があります。入れ子になったテーブルからフラット テーブルにデータを変換するには、クエリ結果を平面化する必要があります。

クエリ結果を平面化するには、次の例のように、SELECT 構文を FLATTENED オプションと使用します。

SELECT FLATTENED <select list> FROM ...

TOP &lt;n&gt; および ORDER BY

式を使用してクエリの結果の並べ替えを行うことができます。その後で、ORDER BY 句および TOP 句の組み合わせを使用して、結果のサブセットを返すことができます。これは、最も可能性の高い応答者にのみ結果を送信するような配信先指定メーリングなどのシナリオで役に立ちます。配信先指定メーリングの予想クエリの結果を予測可能性によって並べ替えることもできます。その後で、上位 <n> 個の結果のみを返すこともできます。

選択リスト

<select list> には、スカラ列参照、予測関数、および式を含めることができます。使用できるオプションは、アルゴリズムと以下のコンテキストに依存します。

  • クエリの対象がマイニング構造であるかマイニング モデルであるか

  • クエリの対象がコンテンツであるかケースであるか

  • ソース データがリレーショナル テーブルであるかキューブであるか

  • 予測を作成する場合

多くの場合、別名を使用したり、または選択リストの項目に基づいて単純な式を作成したりできます。たとえば、次の例は、モデル列の単純な式を示します。

SELECT [CustomerID], [Last Name] + ', ' + [FirstName] AS FullName
FROM <model>.CASES

次の例では、予測関数の結果を格納する列の別名を作成します。

SELECT Predict([Column1], 'Value') as Column1Prediction
FROM MyModel
JOIN <source data query>

WHERE

WHERE 句を使用して、クエリによって返されるケースを制限することができます。WHERE 句は、WHERE 式の列参照が、SELECT ステートメントの <select list> 内の列参照と同じセマンティクスを持つ必要があることを指定します。また、ブール式のみを返すことが可能です。WHERE 句の構文は次のようになります。

WHERE < condition expression >

選択リストおよび SELECT ステートメントの WHERE 句は、次の規則に従う必要があります。

  • 選択リストには、ブール型の結果を返さない式が含まれている必要があります。この式は変更することができますが、式はブール型ではない結果を返す必要があります。

  • WHERE 句には、ブール型の結果を返す式が含まれている必要があります。この句は変更することができますが、ブール型の結果を返す必要があります。

予測

予測の作成に使用できる構文には 2 つの種類があります。

前者の予測では、複雑な予測をリアルタイムで、またはバッチとして作成することができます。

後者の予測では、マイニング モデル内の予測可能な列に空の予測結合を作成し、列の最も可能性の高い状態を返します。このクエリの結果は、マイニング モデルの内容に完全に基づいています。

選択ステートメントを SELECT FROM PREDICTION JOIN ステートメントのソース クエリに挿入するには、次の構文を使用します。

SELECT FROM PREDICTION JOIN (<SELECT statement>) AS t, WHERE <SELECT statement>

予測クエリの作成の詳細については、「予測クエリ (DMX)」を参照してください。

句の構文

SELECT ステートメントを使用した参照は複雑なので、構文の構成要素と引数の詳細を句ごとに説明します。それぞれの句の詳細については、次のリストのトピックをクリックしてください。

SELECT DISTINCT FROM <model> (DMX)

SELECT FROM <model>.CONTENT (DMX)

SELECT FROM <model>.CASES (DMX)

SELECT FROM <model>.SAMPLE_CASES (DMX)

SELECT FROM <model>.DIMENSION_CONTENT (DMX)

SELECT FROM <model> PREDICTION JOIN (DMX)

SELECT FROM <model> (DMX)

SELECT FROM <structure>.CASES