OPENQUERY (DMX)

ソース データ クエリを既存のデータ ソースへのクエリで置き換えます。INSERT、SELECT FROM PREDICTION JOIN、および SELECT FROM NATURAL PREDICTION JOIN ステートメントは OPENQUERY をサポートします。

構文

OPENQUERY(<named datasource>, <query syntax>)

引数

  • named datasource
    Microsoft SQL Server Analysis Services のデータベースに存在するデータ ソースです。

  • query syntax
    行セットを返すクエリ構文です。

説明

OPENQUERY はデータ ソース権限をサポートしているので、外部データへのアクセスをより安全に行うことができます。接続文字列はデータ ソースに格納されるので、管理者はデータ ソースのプロパティを使用して、データへのアクセスを管理することができます。データ ソースの詳細については、「データ ソースの定義 (Analysis Services)」を参照してください。

OPENQUERY に関連した権限の問題については、「Analysis Services で使用するデータ ソースのセキュリティ保護」を参照してください。

サーバー上で使用できるデータ ソースの一覧を取得するには、MDSCHEMA_INPUT_DATASOURCES スキーマ行セットに対してクエリを実行します。MDSCHEMA_INPUT_DATASOURCES の使用に関する詳細については、「MDSCHEMA_INPUT_DATASOURCES 行セット」を参照してください。

また、次の DMX クエリを使用すると、現在の Analysis Services データベース内のデータ ソースの一覧を返すこともできます。

SELECT * FROM $system.MDSCHEMA_INPUT_DATASOURCES

次の例では、Analysis Services データベースで既に定義されている MyDS データ ソースを使用して、AdventureWorksDW データベースへの接続を作成し、vTargetMail ビューにクエリを実行します。

OPENQUERY (MyDS,'SELECT TOP 1000 * FROM vTargetMail')