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データの切り捨て (SSIS)

式により不注意でデータが切り捨てられる場合があります。データの切り捨ては次の環境で発生する可能性があります。

  • 文字列。たとえば、DT_WSTR データ型の文字列データを、文字長単位で同じ長さの文字列に変換する場合、DT_STR データ型に変換すると、元の文字列に 2 バイト文字が含まれている場合にデータが失われます。

  • 有効桁。たとえば、整数値を DT_I4 データ型から DT_I2 データ型にキャストする場合、または符号なし整数を符号付き整数にキャストする場合などです。

  • 有効桁以外の桁。たとえば、実数を DT_R8 データ型から DT_R4 データ型にキャストする場合、または整数を DT_I4 データ型から DT_R4 データ型にキャストする場合などです。

式エバリュエータは切り捨てが発生する可能性のある明示的なキャストを識別し、式が解析されるときに警告を発生します。たとえば、30 文字の文字列が 20 文字の文字列にキャストされる場合、式エバリュエータで警告が発生します。

注意注意

  切り捨ては実行時にはチェックされず、警告が発生せずにデータが切り捨てられます。ただし、ほとんどのデータ アダプタおよび変換では、エラー行の処理を実行できるエラー出力がサポートされています。データの切り捨てに対する処理の詳細については、「データのエラー処理」を参照してください。

関連項目

その他の技術情報