データ ソース (SSIS)

データ ソースとは、パッケージの外に作成された接続の参照のことです。データ ソースはデータ ストアへの単純な接続を表し、データ ストア内のすべてのテーブルとビューを含みます。テーブルやビューなどの特定のデータベース オブジェクトを選択したり、オブジェクト間の新しいリレーションシップを追加するなどの拡張機能については、データ ソースではなくデータ ソース ビューを使用します。詳細については、「データ ソース ビュー (SSIS)」を参照してください。

SSIS デザイナを使用してデータ ソースをパッケージに追加すると、SQL ServerIntegration Services は、実行時に OLE DB 接続として解決できる接続マネージャを追加し、接続マネージャのプロパティを設定し、接続マネージャをパッケージの Connections コレクションに追加します。データ ソースと接続マネージャを関連付けるには、Integration Services で、接続マネージャのプロパティ DataSourceID を、データ ソースの名前に設定します。DataSourceID プロパティがある点を除き、データ ソースから作成された接続マネージャは、OLE DB 接続から作成された接続マネージャと同様です。詳細については、「OLE DB 接続マネージャ」を参照してください。

データ ソースはパッケージのコンテキストで作成されるものではないため、複数のパッケージで同じデータ ソースを使用できます。このため、データ ソースを更新することにより、そのデータ ソースを参照する接続マネージャを容易に同期できます。Integration Services では、データ ソースはデザイン時のオブジェクトであり、SSIS デザイナでパッケージを構築する際に使用します。パッケージをプログラムによって構築する場合は、データ ソースを使用しません。

Business Intelligence Development Studio では、Analysis Services、Reporting Services、および Integration Services プロジェクトでデータ ソースを作成できます。データ ソースを使用するプロジェクト以外の Analysis Services、Reporting Services、または Integration Services プロジェクトでデータ ソースを作成した場合、そのデータ ソースをコピーし、使用するプロジェクトに貼り付けることができます。データ ソースを作成するにはデータ ソース ウィザードを使用します。また、修正は、[データ ソース デザイナ] ダイアログ ボックスで行います。詳細については、「データ ソースの定義 (Analysis Services)」を参照してください。