Excel 出力のデザイン

更新 : 2006 年 4 月 14 日

Reporting Services 用にインストールされる Excel 表示拡張機能は、Microsoft Excel 97 以降と互換性があります。Excel 表示拡張機能は、レポート オブジェクト モデルを Excel スプレッドシートに変換し、可能な箇所は Excel の数式として保持しますが、レポートのレイアウトや元のデザインすべてを Excel に移行できるわけではありません。このため、Excel 出力用にデザインを行う場合は、注意を払う必要があります。

メモ :
Microsoft Excel で表示されるレポートの形式は、BIFF (Binary Interchange File Format) です。

セキュリティ メモ :
String 型のパラメータを定義する際には、任意の値が許容されるテキスト ボックスが表示されます。クエリ パラメータと関連付けられていないレポート パラメータがあり、このパラメータ値がレポートに含まれていると、レポート ユーザーが、式の構文、スクリプト、または URL をパラメータ値に入力して、このレポートを Excel に変換することも可能になります。別のユーザーがこのレポートを表示して、表示されたパラメータ コンテンツをクリックすると、悪意のあるスクリプトまたはリンクが意図せず実行されてしまう可能性があります。 悪意のあるスクリプトを誤って実行するリスクを軽減するためには、信頼されたソースのレポートしか開かないようにする必要があります。レポートの保護の詳細については、「レポートとリソースの保護」を参照してください。

このセクションのトピック

• Excel 表示の概要
  Excel 形式でのレポートの表示についての基本的な概念を説明します。

• Excel 表示の制限事項
  Excel での表示時にレポートにエラーを発生させる可能性がある Excel の制限について説明します。

• Excel 表示でのデータ領域
  グラフ、一覧、テーブル、およびマトリックスが、Excel ではどのように表示されるかを説明します。

• Excel 表示でのレポート アイテム
  四角形、テキスト ボックス、画像、サブレポート、ハイパーリンク、およびブックマークが、Excel ではどのように表示されるかを説明します。

• Excel 表示での式
  レポート内の式がどのように Excel の数式に変換されるかを説明します。

• Excel 表示でのページ レイアウト
  見出しマップ、ページの向き、ページ割り当て、セクション区切り、アイテムの表示/非表示について説明します。

参照

概念

レポートの表示に関するデザイン上の注意事項

その他の技術情報

Reporting Services のプログラミング

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴