Share via


レポート ビルダの使用 (アドホック レポート)

更新 : 2006 年 4 月 14 日

レポート ビルダは、インフォメーション ワーカーがアドホック レポートを作成およびデザインするために使用するクライアント側アプリケーションです。レポート ビルダを使用すると、ユーザーは、データが保存されている方法や場所を知らなくても、データを選択してレポートをデザインできます。また、ユーザーは、複雑なプログラミング言語の知識がなくても、レポートを作成できます。ユーザーに必要なのは、使用するデータのビジネス モデルに関する知識だけです。

ユーザーはレポート ビルダを使用して、表形式、マトリックス形式、またはグラフ形式のレポートを作成できます。作業を開始するには、レポート レイアウト テンプレートを選択し、フィールドをデザイン領域にドラッグ アンド ドロップします。データを操作するには、フィルタ選択や、グループ化と並べ替えを行ったり、式を使用したりすることができます。フィルタには、表示パラメータなどのパラメータを指定できます。さらに、レポート レイアウトに画像を追加したり、さまざまな色、フォント、線、および別の書式を使用するようにレポートを書式設定することもできます。レポートをレポート サーバーに保存すると、サーバー上の他のレポートと同じように管理できます。また、レポートを種類の異なるファイル (たとえば TIFF、PDF、Excel、または HTML ファイル) として、ローカル コンピュータにエクスポートすることもできます。

モデルが開かれている [レポート ビルダ] ウィンドウ

レポート ビルダでは、レポートはモデル デザイナ (一般的にはアナリスト、データベース管理者、またはデータベース開発者) が提供するレポート モデル (データ ソースと呼ばれます) に基づいて作成されます。データ ソースには、データベースで使用可能なデータ、およびそれらのデータ間のリレーションシップに関する情報が含まれています。ユーザーがフィールドをデザイン領域にドラッグすることで、レポートのレイアウトが設定され、データを取得するために必要な情報も同時に提供されます。

レポート ビルダは、レポート サーバーからアクセスする ClickOnce Windows フォーム アプリケーションであるため、簡単に集中管理できます。レポート ビルダのレポートは、Reporting Services の全機能を使用できるレポート定義言語 (RDL) を使用してパブリッシュされます。レポート ビルダのレポートは RDL として保存されるので、これらのレポートはレポート デザイナの高度なプログラミング機能を使用して開いたり、変更したりできます。レポート ビルダのレポートは、レポート デザイナのレポートを管理、セキュリティ保護、および配信する場合と同じメソッドおよび API を使用して、管理、セキュリティ保護、および配信されます。また、サード パーティ製アプリケーションからレポート ビルダを起動して、レポート生成環境を統合することもできます。

レポート ビルダをクライアント コンピュータにロードした場合には、別個のヘルプ ファイルを参照できます。このヘルプ ファイルでは、レポート ビルダの概念について説明しています。また、手順および F1 ヘルプを紹介しています。

参照

処理手順

レポート ビルダを起動する方法

概念

レポート ビルダの起動
Reporting Services のコンポーネントの概要
レポート モデルを使用するアドホック レポート機能
モデル デザイナを使用した作業
レポートの作成 (レポート ビルダ)
レポートのデザイン (レポート ビルダ)
レポートの実行 (レポート ビルダ)
レポート ビルダの操作方法

その他の技術情報

Reporting Services におけるアクセシビリティの問題
パブリッシュされたレポートの管理と処理
レポート ビルダの F1 ヘルプ

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手