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スキーマのキャッシュ (SQLXML 4.0)

Microsoft SQL Server 2000 Web Release 1、Microsoft SQLXML 2.0、SQLXML 3.0 の XML のサイド バイ サイド インストールで、次のレジストリ キーを使用すると、すべてのバージョンでスキーマのキャッシュを明示的に制御できます。

Web Release 1:

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSSQLServer\Client\SQLXMLX\SchemaCacheSize

SQLXML 2.0:

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSSQLServer\Client\SQLXML2\SchemaCacheSize

SQLXML 3.0:

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSSQLServer\Client\SQLXML3\SchemaCacheSize
注記注意

レジストリを誤って編集すると、システムに重大な障害が発生する場合があります。レジストリを変更する前に、コンピューター上のすべての重要なデータをバックアップしてください。

サイド バイ サイド インストールの詳細については、「SQLXML 4.0 SP1 の新機能」を参照してください。

スキーマをキャッシュすると、XPath クエリのパフォーマンスが大きく向上します。マッピング スキーマに対して XPath クエリを実行すると、スキーマはメモリに格納され、必要なデータ構造がメモリ内で作成されます。スキーマのキャッシュを設定している場合、スキーマはメモリに残るので、以降の XPath クエリのパフォーマンスが向上します。

スキーマのキャッシュ サイズは、レジストリに上のキーを追加することで設定できます。

スキーマ サイズは、使用可能なメモリ量と、使用しているスキーマ数に基づいて設定します。SchemaCacheSize の既定値は 31 です。SchemaCacheSize にこれより大きい値を設定すると、メモリの使用量が多くなります。スキーマのアクセスが遅い場合はキャッシュ サイズを増やし、メモリが少ない場合はキャッシュ サイズを減らします。

適切なパフォーマンスを得るには、SchemaCacheSize を、通常使用するマッピング スキーマの数より多めに設定することをお勧めします。使用するスキーマの数より SchemaCacheSize の値が小さいと、スキーマが増えたときにパフォーマンスが低下します。

注意

スキーマへの変更は約 2 分経たないとキャッシュに反映されないため、開発時はスキーマをキャッシュしないことをお勧めします。