.NET Compact Framework Data Provider for SQL Server Compact Edition

Microsoft ADO .NET とは、データ アクセス サービスへのインターフェイスを公開するクラスの集合体です。ADO .NET は、Microsoft ActiveX Data Objects (ADO) と比較して機能が大幅に強化されています。ADO .NET は、.NET Compact Framework の必須部分であり、リレーショナル データ、XML ドキュメント、およびアプリケーション データへのアクセスを提供します。ADO .NET は、アプリケーション、ツール、開発言語、インターネット ブラウザなどで使用されるデータベース クライアント アプリケーションおよび中間層ビジネス オブジェクトの作成など、さまざまな開発ニーズをサポートしています。

ADO .NET データ プロバイダ

ADO .NET アーキテクチャの中心となるのは、.NET Compact Framework Data Provider for SQL Server 2005 Compact Edition (SQL Server Compact Edition) (System.Data.SqlServerCe) と .NET Compact Framework Data Provider for SQL Server (System.Data.SqlClient) です。これらのデータ プロバイダは、SQL Server Compact Edition および SQL Server のそれぞれで、データベースへの接続とコマンドの実行、およびデータベースからの結果の取得に使用されます。

System.Data.SqlServerCe は、SQL Server データベースに断続的に接続するアプリケーション、またはデータベースに接続しないアプリケーションの作成に使用されます。System.Data.SqlClient は、SQL Server データベースに直接接続するアプリケーションの作成に使用されます。このようなアプリケーションの場合、System.Data.SqlClient を使用するためにネットワークにアクセスできる必要があります。

このセクションの内容

このセクションの以下のトピックでは、System.Data.SqlServerCE 名前空間および System.Data.SqlClient 名前空間に関する一般的なプログラミング情報について説明します。

参照

関連項目

System.Data.SqlServerCe 名前空間オブジェクト
System.Data.SqlServerCe 名前空間 (.NET Framework リファレンス ドキュメント)

ヘルプおよび情報

SQL Server Compact Edition のサポートについて