データ ソース ビューでのダイアグラムの操作 (Analysis Services)

データ ソース ビューを初めて定義すると、データ ソース ビューに追加されているすべてのテーブルとビューが <すべてのテーブル> ダイアグラムに追加されます。このダイアグラムはデータ ソース ビュー デザイナの [ダイアグラム オーガナイザ] ペインに表示され、このダイアグラム内のテーブルおよびその列とリレーションシップが [テーブル] ペインに一覧表示され、さらにスキーマ ペインにグラフィック表示されます。ただし、テーブル、ビュー、および名前付きクエリを <すべてのテーブル> ダイアグラムに追加していくと、このダイアグラム内のオブジェクト数が非常に多いため、リレーションシップのグラフィック表示が煩雑になります。特に、複数のファクト テーブルをダイアグラムに追加する場合、ディメンション テーブルが複数のファクト テーブルに関連していると、表示が難しくなります。

データ ソース ビューにテーブルのサブセットのみを表示する場合の表示を簡潔化するために、データ ソース ビューのテーブル、ビュー、および名前付きクエリのサブセットで構成されるサブダイアグラム (略してダイアグラムと呼ばれる) を定義できます。ダイアグラムを使用すると、ビジネスやソリューションのニーズに応じてデータ ソース ビューの項目をグループ化できます。

関連するテーブルや名前付きクエリを業務上の目的に合わせて別々のダイアグラムにグループ化すると、多数のテーブル、ビュー、および名前付きクエリが含まれているデータ ソース ビューが理解しやすくなります。同じテーブルまたは名前付きクエリを、<すべてのテーブル> ダイアグラムを除く複数のダイアグラムに含めることができます。<すべてのテーブル> ダイアグラムでは、データ ソース ビューに含まれているすべてのオブジェクトが 1 回だけ表示されます。

ダイアグラムを定義、名前変更、または削除する方法については、「データ ソース ビュー デザイナを使用してダイアグラムを定義、名前変更、修正、削除する方法」を参照してください。

ダイアグラム内でのテーブルの検索

使用するスキーマが大きい場合、ダイアグラム ペインで特定のテーブルにスクロールするのが困難な場合があります。この場合、次のツールを使用すると、ダイアグラム内でテーブルを簡単に見つけることができます。

  • [テーブル] ペイン : [テーブル] ペインの詳細については、「[テーブル] (データ ソース ビュー デザイナ) (SSAS)」を参照してください。
  • ダイアグラム ペインのテーブル ロケータ : ダイアグラム ペインの右下隅、垂直スクロール バーと水平スクロール バーが交差する位置にテーブル ロケータがあります。
  • [テーブルの検索] ダイアログ ボックス : データ ソース ビュー デザイナのツール バーまたは [データ ソース ビュー] メニューにあります。

ダイアグラム内のテーブルを検索する方法については、「データ ソース ビュー デザイナを使用してデータ ソース ビューのオブジェクトを表示する方法」を参照してください。

ダイアグラム内のオブジェクトの配置

データ ソース ビュー デザイナでは、複数のダイアグラムを定義してデータ ソース ビューをわかりやすくすることができますが、数十個のテーブルを含んでいるダイアグラムは読み取りにくく、テーブルのレイアウトを手動で再調整するのは面倒な作業です。データ ソース ビュー デザイナでは、現在のダイアグラムにあるテーブル間のリレーションシップに基づいた四角形レイアウトまたは斜線レイアウトを使用して、現在のダイアグラムにあるテーブルを自動的に再調整できます。

  • 四角形レイアウトでは、リレーションシップの線は列間ではなくテーブル間に引かれます。リレーションシップの線は、テーブル間で横方向および縦方向に表示されます。
  • 斜線レイアウトでは、リレーションシップの線はテーブル内の関連する列間で、できるだけ直接的に引かれます。複数の列へのリレーションシップは、テーブル内の関連する最初の列に接続しています。テーブル内の列が表示されていない場合、線はテーブルの一番上に向かって引かれます。

ダイアグラム内のオブジェクトを配置する方法については、「データ ソース ビュー デザイナを使用してデータ ソース ビューのオブジェクトを表示する方法」を参照してください。

参照

概念

データ ソース ビューの操作 (Analysis Services)

その他の技術情報

データ ソース ビューの操作について (SSAS)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 4 月 14 日

変更内容 :