特定のタスクに対する権限の付与

Microsoft SQL Server Analysis Services へのログオン アカウントを使用して、バックアップ ファイルにアクセスするか、特定の Microsoft SQL Server データベースでクエリ ログ テーブルを操作する必要がある場合は、そのログオン アカウントに追加の権限を付与する必要があります。

バックアップ ファイルの書き込みまたは読み取りに必要な権限の付与

Analysis Services ログオン アカウントには、バックアップ ファイルにアクセスするために次の権限が必要です。

  • データベースのバックアップを実行するには、Analysis Services ログオン アカウントに、指定の場所でバックアップ ファイルを作成するためのファイル レベルの権限が必要です。

  • データベースの復元を実行するには、Analysis Services ログオン アカウントに、バックアップ ファイルの読み取り権限が必要です。

また、NTFS ファイル システムを使用すると、バックアップ ファイルの格納場所をセキュリティで保護したり、権限のないユーザーがバックアップ ファイルにアクセスできないようにすることができます。

クエリ ログ テーブルの書き込みおよび作成に必要な権限の付与

Analysis Services ログオン アカウントには、指定の SQL Server データベースのクエリ ログ テーブルに対する書き込み権限が必要です。このテーブルがまだ存在しておらず、作成する必要がある場合は、Analysis Services ログオン アカウントに、指定の SQL Server データベース内でテーブルを作成するための権限も必要です。

注意

クエリ ログ テーブルのセキュリティ保護は、SQL Server データベース管理者が担当します。

書き戻しテーブルへの書き込みに必要な権限の付与

ディメンションまたはキューブ内で書き戻しが有効な場合は、Analysis Services ログオン アカウントに、指定の SQL Server データベースの書き戻しテーブルに対する書き込み権限が必要です。このテーブルがまだ存在しておらず、作成する必要がある場合は、Analysis Services ログオン アカウントに、指定の SQL Server データベース内でテーブルを作成するための権限も必要です。

注意

書き戻しテーブルのセキュリティ保護は、SQL Server データベース管理者が担当します。