Share via


プロキシを作成する方法 (SQL Server Management Studio)

Microsoft SQL Server エージェント プロキシ アカウントにより、ジョブ ステップを実行できるセキュリティ コンテキストが定義されます。特定のジョブ ステップに権限を設定するには、SQL Server エージェント サブシステムに必要な権限のあるプロキシを作成し、このプロキシをジョブ ステップに割り当てます。sysadmin 固定サーバー ロールのメンバだけに、プロキシ アカウントを作成、変更、または削除できる権限があります。固定サーバー ロール sysadmin のメンバではないユーザーは、msdb データベースの SQL Server エージェント固定データベース ロールである SQLAgentUserRoleSQLAgentReaderRole、または SQLAgentOperatorRole のいずれかに追加されないと、プロキシを使用できません。詳細については、「SQL Server エージェント ジョブを作成および管理できるようにユーザーを構成する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。

注意

SQL Server 2000 から SQL Server 2005 にアップグレードすると、アップグレード前に存在していたすべてのユーザー プロキシ アカウントが、一時的なグローバル プロキシ アカウントである UpgradedProxyAccount に変更されます。UpgradedProxyAccount には、明示的に使用されていたサブシステムへのアクセスのみが許可されます。アップグレード後のすべてのサブシステムにアクセスできるわけではありません。

プロキシ アカウントを作成するには

  1. オブジェクト エクスプローラで、サーバーを展開します。

  2. [SQL Server エージェント] を展開します。

  3. [プロキシ] を右クリックして [新しいプロキシ] をクリックします。

  4. [新しいプロキシ アカウント] ダイアログの [全般] ページで、新しいプロキシのプロキシ名、資格情報名、および説明を指定します。資格情報を用意していない場合は、プロキシを作成する前に、まず資格情報を作成する必要があります。資格情報の作成の詳細については、「資格情報を作成する方法 (SQL Server Management Studio)」または「CREATE CREDENTIAL (Transact-SQL)」を参照してください。

  5. このプロキシに適したサブシステムを確認します。

  6. [プリンシパル] ページで、プロキシ アカウントへのアクセスを許可するログインまたはロールを追加するか、あるいは拒否するログインまたはロールを削除します。