サンプル: 業務プロセス フローの使用

  • [アーティクル]

 

対象: Dynamics 365 (online)、Dynamics 365 (on-premises)

このサンプルは、エンティティ レコードの業務プロセス フロー インスタンスの取得、別の業務プロセス フロー インスタンスへの切り替え、業務プロセス フロー インスタンスとそのプロセス ステージのアクティブパスの取得、アクティブ プロセスの変更などの業務プロセス フローをプログラムで処理する方法を示しています。 これらの概念については、「業務プロセス フローのモデル化」を参照してください。

このサンプルは Dynamics 365 用 2016 年 12 月の更新プログラム (オンラインおよび設置型) 用であり、サンプル: 業務プロセス フローの使用 からダウンロードできます。

このトピックの内容

前提条件

このサンプルの概要

サンプルの実行

前提条件

サンプルを実行するには:

  1. Dynamics 365 用 2016 年 12 月の更新プログラム (オンラインおよび設置型) 組織へのアクセス権を取得します。

  2. このサンプルで使用されている潜在顧客、営業案件、ワークフロー エンティティおよび業務プロセス フロー定義エンティティ レコードに関する適切な権限があります。

  3. サンプルを実行する Visual Studio 2013、Microsoft Visual Studio 2015、またはそれ以降のバージョン。

  4. インターネットに接続し、サンプル プロジェクトをダウンロードし、サンプル プロジェクトで使用されている NuGet パッケージを復元します。

このサンプルの概要

  1. サンプルの潜在顧客レコードを作成します。 これにより、潜在顧客レコードに対して、「潜在顧客から営業案件への営業プロセス」の業務プロセス フローのインスタンスが自動的に作成されます。

  2. 潜在顧客レコードから営業案件レコードに変換します。

  3. SetProcess メッセージを使用して、営業案件レコードのアクティブ業務プロセス フロー インスタンスとして「潜在顧客から営業案件への営業プロセス」から「営業案件の営業プロセス」に切り替えます。 エンティティ レコードのアクティブな業務プロセス フロー インスタンスは、エンティティ レコードの UI で表示されるものです。

  4. RetrieveProcessInstances メッセージを使用して、「営業案件」レコードに関連付けられた業務プロセス フロー インスタンスを取得します。 返されたコレクションの最初のレコードは、営業案件レコードのアクティブな業務プロセス フロー インスタンスで、この場合では、「営業案件の営業プロセス」です。

  5. RetrieveActivePath メッセージを使用して、「営業案件の営業プロセス」インスタンスのアクティブ パスとプロセス ステージを取得します。

  6. 「営業案件の営業プロセス」インスタンスの現在アクティブなステージを取得し、次のステージに移動するかどうかをユーザーに確認します。 移動することを確認すると、アクティブ パスの次のステージを、「営業案件の営業プロセス」インスタンスのアクティブ ステージとして設定します。

  7. 最後に、サンプル実行中に作成された「潜在顧客から営業案件への営業プロセス」、「営業案件の営業プロセス」、および「営業案件」レコードを削除するかどうかをユーザーに促します。

    以下がサンプルの出力です:

    サンプル出力

サンプルの実行

  1. WorkWithBPFVisual Studio サンプル プロジェクトをダウンロードし、コンピュータ上のフォルダに展開します。

  2. 展開されたフォルダで WorkWithBPF.sln ファイルを検索し、Visual Studio で開きます。

  3. サンプル プロジェクトでは、サンプルを実行する前に復元する必要のある NuGet パッケージを使用します。 NuGet パッケージの自動復元が Visual Studio で有効になっていることを確認します。 詳細: NuGet パッケージの復元の有効化および無効化

    また、[プロジェクト] > [NuGet パッケージの管理] の順に選択してから、[復元] を選択し、サンプルで使用するパッケージを手動で復元します。

  4. F5 キーを押すか、または [デバッグ] > [デバッグ開始] の順に選択します。

  5. 以前に、Microsoft Dynamics 365 マネージド コード サンプルのいずれも実行していない場合は、コードを実行するための情報を入力する必要があります。そうでない場合は、すでに設定済みの Dynamics 365 サーバーの 1 つに対応する数字を入力します。

    プロンプト

    説明

    Dynamics 365 サーバーの名前とポート [crm.dynamics.com] を入力してください

    Microsoft Dynamics 365 Server の名前を入力します。 北米では、既定は Microsoft Dynamics 365 (オンライン) (crm.dynamics.com) です。

    例:
    crm5.dynamics.com

    この組織は Microsoft Online Services でプロビジョニングされていますか (y/n) [n]

    Microsoft Online Services でプロビジョニングされている組織の場合は、y を入力します。 その他の場合、n を入力します。

    domain\username を入力してください

    Microsoft アカウントを入力します。

    パスワードを入力してください

    パスワードを入力します。 文字はウィンドウに "*" で表示されます。 パスワードは、後で再利用できるように Microsoft Credential Manager で安全に保存されます。

    組織番号を指定してください (1-n) [1]

    組織の一覧から、所属する組織に該当する番号を入力します。 既定値は 1 です。これは一覧の最初の組織を示します。

  6. このサンプルは、5aac6430-5d98-4e50-94f9-c2f6ce5cee62#BKMK_WhatThisSampleDoes で説明されている操作を実行し、追加オプションの入力を促す場合があります。

  7. サンプルが完了したら、[Enter] を押して、コンソール ウィンドウを閉じます。

関連項目

業務プロセス フローのモデル化

Microsoft Dynamics 365

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