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グループ チャット サーバーの構成

 

トピックの最終更新日: 2012-01-24

グループ チャット サーバー セットアップ ウィザードが完了すると、サーバーの構成ウィザードが表示され、サーバーと関連サービスを設定できます。サーバーの構成ウィザードでは、この展開フェーズで実行された操作のデバッグ ログが書き込まれます。このログは、%appdata%\Microsoft\Group Chat\Server Config Tool\Logs\ServerConfigTool.log で確認できます。

グループ チャット サーバーを構成するには

  1. [インストールされているサービス] ページで、[次へ] をクリックします。

  2. [グループ チャット データベース] ページで、次のステップを実行します。

    note注:
    Microsoft Lync 2010 グループ チャット データベースはグループ チャット サーバー上に配置することはできません。
    1. [サーバー\インスタンス] で、Lync Server 2010、グループ チャット用の Microsoft SQL Server データベースが作成されたサーバーのインスタンスと完全修飾ドメイン名 (FQDN) (groupchat.constoso.com\sql2005 など) を指定します。

    2. [データベース] で、データベースの名前を指定します (groupchatdb など)。

  3. [次へ] をクリックします。

  4. [データベースの設定] ページに、データベースの検証時にエラーがある場合は、そのエラーが表示されます。

    note注:
    データベースの検証中には、わずかに遅延が生じる場合があります。
  5. [次へ] をクリックします。

  6. [スーパー ユーザー] ページで 1 人以上のスーパー ユーザー (Microsoft Lync Server 2010 グループ チャット管理ツールにサインインした後で、グループ チャット サーバー上で管理者権限とアクセス許可を持つユーザー) を指定します。

    note注:
    ここで指定するスーパー ユーザーが、このインストールの最初のスーパー ユーザーになります。 グループ チャット管理ツールを使用して後でより多くのスーパー ユーザーを追加できます。 インストーラーのユーザー名は、[スーパー ユーザーの検索と追加] ボックスに自動的に表示されます。 このユーザー名を [スーパー ユーザー] ページに追加するには、[追加] をクリックします。別のユーザーを [スーパー ユーザー] ページに追加する場合は、SIP URI (Uniform Resource Identifier) またはユーザー名を指定して、[追加] をクリックします。
  7. [次へ] をクリックします。

  8. [Lync Server] ページで、次のステップを実行します。

    note注:
    グループ チャット サーバーの追加のインスタンスをインストールしてプール環境を作成している場合は、サーバー プールの確立済みの設定が使用され、[Lync Server] ページは表示されません。
    1. [ホスト] で、Microsoft Lync Server 2010 を実行するコンピューターの FQDN を指定します。 Microsoft Lync Server 2010, Standard Edition では、これはフロント エンド サーバーの FQDN です。 Microsoft Lync Server 2010, Enterprise Edition でプール サーバーを使用します。

    2. [ポート] ボックスで、[ポートの自動検出] チェック ボックスをオンにするか、または Lync Server 2010 を実行するコンピューターで相互 TLS (MTLS) 接続のために使用するポートを指定します。

    3. [MTLS 証明書] で、[参照] をクリックし、証明書の場所を選択します。コンピューターには、各種の証明書がインストールされている可能性があります。 サーバー認証の目的に適した証明書を選択してください。

  9. [次へ] をクリックします。

  10. [参照サービス] ページで、次のステップを実行します。

    note注:
    グループ チャット サーバーの 2 番目または 3 番目のインスタンスをインストールしてプール環境を作成している場合は、サーバー プールの確立済みの設定が使用され、[参照サービス] ページは表示されません。
    1. [Lync Server 2010 資格情報] で、インストール前に作成した参照サービス アカウントを入力します。 [SIP URI] ボックスで、参照サービス アカウントの SIP URI を指定します。SIP URI では大文字と小文字が区別されません。

    2. [ユーザー名] ボックスで、参照サービス アカウントの名前を指定します。これは、 ユーザー名@<ドメイン>または<ドメイン>\ユーザー名の形式にすることができます。

    3. [パスワード] ボックスおよび [パスワードの確認] ボックスで、アカウントのパスワードを入力します。

    4. [このコンピューター固有の設定][プール通信ポート] ボックスで、システムのサーバー プール内の他のサーバーからのメッセージをリッスンするときに使用する内部サーバー通信ポートを指定します (つまり、すべてのサーバーは、互いに通信したり、チャット履歴、チャネル設定などのデータをシステム内の他のすべてのサーバーと共有したりすることができます)。 参照サービスの既定のポートは 8010 です。

      note注:
      コンピューターにインストールされている参照サービスとチャネル サービスのプール通信ポートは、それぞれ異なるポートを使用する必要があります。たとえば、参照サービスのプール通信ポートが 8011 の場合は、そのコンピューター上のチャネル サービスのプール通信ポートを 8011 にすることはできません。
  11. [次へ] をクリックします。

  12. [チャネル サービス] ページで、次のステップを実行します。

    note注:
    信頼されたアプリケーション プールが既に作成されている場合、手順 c. ~ f. のボックスには数秒後に自動的に設定が入力されます。
    1. [ユーザー名] ボックスで、チャネル サービス アカウントの名前を指定します。これは、 ユーザー名@<ドメイン>または<ドメイン>\ユーザー名 (これは、インストール前に作成したチャネル サービス アカウントです)。

    2. [パスワード] ボックスおよび [パスワードの確認] ボックスで、アカウントのパスワードを入力します。

    3. [アプリケーション プール名] ボックスが空の場合、アプリケーション プール名を指定できます。 これは FQDN で、以前割り当てられた証明書のサブジェクト名に一致する必要があります。 複数のチャネル サーバーで同じアプリケーション プール名を使用する場合、コンピューター名またはプール名にすることができます。 ただし、コンピューター名を使用する場合は、別のアプリケーションをアプリケーション プールに割り当てることはできません。 このシナリオは、2 番目のグループ チャット サーバーをインストールし、同じアプリケーション プール名と証明書を使用する場合に該当します。

    4. [サイト名] ボックスが空の場合は、Lync Server 管理シェルを開いて、Get-CsSite コマンドレットを実行してサイト名を取得します。

    5. [プール通信ポート] で、システムのサーバー プール内の他のサーバーからのメッセージをリッスンするときに使用する内部サーバー通信ポートを指定します (つまり、すべてのサーバーは、互いに通信したり、チャット履歴、チャネル設定などのデータをシステム内の他のすべてのサーバーと共有したりすることができます)。チャネル サービスの既定のポートは 8011 です。この設定は、コンピューター上の参照サービスのポートと同じにすることはできません。

    6. [サービス リッスン ポート] で、受信クライアント接続のリッスンに使用するポートを指定します。 このポートの既定値は 5041 です。このポートを使用して、チャネル サービスの信頼できるアプリケーション プール/アプリケーション コンピューター/アプリケーションがインストーラーによって作成されます。

  13. [次へ] をクリックします。

  14. [コンプライアンス設定] ページで、次のステップを実行します。

    note注:
    グループ チャット サーバーの 2 番目または 3 番目のインスタンスをインストールしてプール環境を作成している場合は、サーバー プールの確立済みの設定が使用され、[コンプライアンス設定] ページは表示されません。
    1. システムのインストール時にコンプライアンス ログの記録を開始するには、[全般] で、[コンプライアンス サーバーのログ記録を有効にする] チェック ボックスをオンにします。

    2. [コンプライアンス ファイル リポジトリ] で、すべてのアップロードされたファイルのコピーを格納するネットワーク共有を参照し、選択します。コンプライアンス サービス アカウントは、このディレクトリへの読み取りおよび書き込みのアクセス権を持っている必要があります。

  15. [次へ] をクリックします。

  16. [Web サービス] ページで、Web サービスにアップロードされるファイルを格納するときに使用するディレクトリを指定します。

    note注:
    複数のグループ チャット サーバーを展開している場合、これは共有ネットワーク ディレクトリである必要があります。 ディレクトリは [Web サービス] ページとは別のものであり、チャネル サービス アカウントがディレクトリへの読み取りおよび書き込みのアクセス権を持っている必要があります。
  17. [次へ] をクリックします。

  18. [インストールの概要] ページで、[完了] をクリックします。

サーバーの構成ウィザードが終了した後は、グループ チャット サーバー セットアップ ウィザードにより、[インストールの完了] ページが表示されます。