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Web サービス URL の変更

 

トピックの最終更新日: 2011-02-03

フロント エンド プールと Standard Edition サーバーをセットアップする際には、オプションで外部 Web ファームの完全修飾ドメイン名 (FQDN) と関連するポートを構成します。 Lync Server 展開ウィザード の実行時にこの URL を構成しなかった場合は、これらの設定を手動で構成する必要があります。 これらは推奨されている既定ポートであるため、管理者は通常この設定を変更する必要はありません。

Web サービスのプール設定の編集

Web サービスの構成

  1. トポロジ ビルダーがインストールされているコンピューターに、Domain Admins グループおよび RTCUniversalServerAdmins グループのメンバーとしてログオンします。

  2. トポロジ ビルダーを以下の手順で起動します。[スタート]、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync Server 2010]、[Lync Server トポロジ ビルダー] の順にクリックします。

  3. トポロジ ビルダー では、[Standard Edition フロント エンド サーバー][Enterprise Edition フロント エンド プール]、および [ディレクトリ プール] の下のコンソール ツリーでプール名を選択します。 プール名を右クリックして [プロパティの編集] をクリックし、[Web サービス] をクリックします。

  4. [外部 Web サービスの FQDN] を追加または編集し、[OK] をクリックします。

  5. ご使用の環境でリッスン ポートと公開ポートが正しく構成されていることを確認します。

  6. ご使用の環境のすべての Standard Edition サーバー、フロント エンド プール、およびディレクター プールでこのステップを繰り返します。

  7. コンソール ツリーで [Lync Server 2010] をクリックし、次に [操作] ウィンドウで [トポロジの公開] をクリックします。

リッスン ポートと公開ポートを構成する際には、次の要件に注意する必要があります。

  • 表示されるリッスン ポートは、各フロント エンド サーバー上のインターネット インフォメーション サービス (IIS) 用に構成されているポートです。

  • IIS では、内部と外部のリッスン ポートが異なる必要があります。 外部のリッスン ポートの場合、これらは通常同じです。1 つが内部 Web トラフィックのハードウェア ロード バランサーを表し、もう 1 つが外部 Web トラフィックのリバース プロキシ サーバーを表すためです。

  • 公開ポートは、リバース プロキシまたはハードウェア ロード バランサー上で、リッスン ポートとして構成する必要があります。

  • フロント エンド プールの場合 (例には表示されていません)、内部 SIP プールの FQDN は内部 Web サービスの FQDN と異なる必要があります。これは、ハードウェア ロード バランサー経由の Web トラフィックと内部 SIP プールのトラフィックが、DNS ロード バランサー経由でやり取りされるためです。 この要件を満たす必要があります。

  • Lync Server Standard Edition の展開の場合、内部 Web サービスの FQDN の上書きは不要で許可されません。このサーバーは負荷分散できないためです。

  • ご使用の環境に、内部 SIP トラフィックと Web トラフィックの両方で使用するハードウェア ロード バランサーがあると、トポロジ ビルダーでは区別できません。

境界ネットワークでは、外部 Web サービスがリバース プロキシと共に機能します。 クライアントはこのような Web サービスを使用して、Microsoft Lync Server 2010 に外部アクセスできます。 ここで構成される FQDN は、クライアントのログイン時にクライアントに送信され、リモート接続時にリバース プロキシに再度 HTTPS 接続するために使用されます。 リバース プロキシ サーバーは、外部 Web サービスの FQDN を内部のハードウェア ロード バランサーに転送するか、プールに直接転送します。 リバース プロキシでは、外部 Web サービスの FQDN を内部 Web サーバーの IP アドレスに解決できる必要があります。 外部 Web サービスの FQDN は、公衆インターネットに解決できる必要があります。

内部サーバーが Standard Edition サーバー である場合、内部 FQDN は Standard Edition サーバー の FQDN です。 内部サーバーがフロント エンド プールの場合、FQDN は内部 Web ファーム サーバーを負荷分散するハードウェア ロード バランサーの仮想 IP (VIP) です。 複数の Enterprise Edition サーバーが含まれるフロント エンド プールには、ハードウェア ロード バランサーが必要です。 Standard Edition サーバーまたは単一の Enterprise Edition フロント エンド サーバーには、ロード バランサーは不要です。