ツールボックス: IT プロフェッショナル向けの新製品
今月のツールボックス コラムで紹介するツールは、T-SQL スクリプトの管理、タスク バーの整理、およびチェックサムのウイルス スキャンを実行するのに役立ちます。
Greg Steen
ファイル サーバーに多数の T-SQL スクリプトが格納されていませんか。おそらく、ファイル サーバーに格納されているスクリプトは、あまり整理されていないのではないでしょうか。また、同じスクリプトが、複数バージョン存在していることもあるでしょう。このような状況に身に覚えがある場合は、チームで T-SQL スクリプトを管理、整理、および共有するソース管理システムの導入を検討されることをお勧めします。
ソース管理システムは多数存在しますが、多くのシステムは、システム管理者とソフトウェア開発者の両方を対象としています。Red Gate Software Ltd が提供している SQL Source Control for SSMS は、SQL Server Management Studio (SSMS) をさまざまなソース管理システムと接続するツールの 1 つです。一般的に、SQL Server の管理者にとっては、T-SQL スクリプトの開発、テスト、および実行に SSMS を使用するのが快適なので、SQL Source Control は、SSMS と連動して、スキーマとデータの両方を制御するように設計されています。
SQL Source Control は、Microsoft Team Foundation Server、Subversion (SVN)、SourceGear Vault、Vault Pro、Mercurial、Perforce、Git などのソース管理ソフトウェア システムに接続します。これが十分でない場合は、コマンド ライン インターフェイスを使用し、SQL Source Control の構成を利用してカスタム接続を作成できます。
SQL Source Control は、ソース管理プロバイダーとシームレスに統合するので、変更を追跡、開発履歴を確認、特定のバージョンのファイルを取得することができます。間違った処理を行っていることに気付いた場合は、最近行った変更を元に戻すことが可能です。数回のクリック操作で簡単に以前のバージョンの状態に更新できます。注釈付きのバージョン比較ビューもあるので、バージョン管理されたデータベースで、だれがどのような変更を加えたのかを確認できます。
SQL Source Control では、開発モデルを選ぶことができます。中央でバージョン管理されたデータベースを共有することも、個別のコピーを使用して必要に応じて変更をコミットすることもできます。また、変更をコミットするときにコメントの入力を必須とし、変更が行われた理由を把握できるようにすることも可能です。
データベースの特定部分や特定のデータをバージョン管理システムに含めるのが望ましくない場合もあるでしょう。SQL Source Control では、このような項目をバージョン管理されたデータベースから簡単に除外できます。また、プロジェクトを移行スクリプトにリンクするオプションもあります。これらの機能は、クライアントのアップグレードや製品/スクリプトのバージョンを順番どおりに展開してスキーマ変更時のデータの整合性を確保する場合に便利です。
SQL Source Control の価格は、ユーザー単位で設定されています。価格は、1 ユーザー 295 ドルで、ボリュームの増加に応じてディスカウントが適用されます。また、28 日間無料で使用できる試用版もあります。試用版には、接続可能なテスト リポジトリもあるので、テスト用のソース管理システムを自分で設定する必要はありません。
SQL Server で多くの時間を費やしている場合は、SQL Developer Bundle の使用を検討することをお勧めします。このエディションでは、多数の SQL 関連のツールが 1 つのパッケージにまとめられています。具体的には、SQL Source Control、SQL Compare、SQL Data Compare、SQL Packager、SQL Dependency Tracker、SQL Doc、SQL Data Generator、SQL Multi Script Unlimited、および SQL Prompt が含まれています。Red Gate Software バンドルは、1 ユーザー ライセンス 1,495 ドルです。
Windows 7 と Windows Server 2008 のエクスプローラーのインターフェイスには 2 つの便利な機能があります。それは、頻繁に使用するアプリケーションをタスク バーに固定して簡単にアクセスできるようにすることとジャンプ リストです。ジャンプ リストは、最近、アクセス、編集、または使用したものにアクセスするのに便利な機能です。画面の領域は限られていますが、タスク バーには、多数のアプリケーション アイコンを固定できます。
1UP Industries 社が提供している Bins は、タスク バーを整理して、頻繁に使用するアプリケーションを論理的なグループにまとめることで、画面の限られた領域を空けることができます。この安価なユーティリティは、Windows 7 または Windows Server 2008 のタスク バーで、関連のあるアイコンを "ビン" にまとめます。たとえば、タスク バーにある Internet Explorer、Firefox、Safari、および Chrome のアイコンを 1 つのビンにドラッグできます。ビンにはアプリケーションのショートカットだけではなく、関連ファイルやフォルダーも同様に配置できます。
また、拡張されたプレビュー機能もあります。エクスプローラーでは、タスク バーのアイコンをポイントすると実行中のアプリケーションのプレビューが表示されます。一方、Bins では、複数のアクティブなアプリケーションを含むビンをポイントすると、すべてのアプリケーションのプレビューが一度に表示されます。ビンをポイントしたら瞬時にプレビューが表示されるようにして、エクスプローラーのプレビューに迅速にアクセスできるようにすることも可能です。
また、タスク バーのアイコンをクリックすると、実行中の各アプリケーションで開いているウィンドウが順次表示されるオプションもあります。誤ってアプリケーションを移動しないように (または、ユーザーを保護するために)、編集時にはビンをロックすることができます。このシンプルなユーティリティは、ワークフローの速度を上げて、タスク バーを整理するのに役立ちます。
1UP Industries 社の Bins - Taskbar organizer for Windows は、同社の製品 Web サイトから 4.99 ドルで直接購入できます。タスク バーの領域を空けたり、ドキュメント、フォルダー、およびアプリケーションを論理的なグループにまとめたい場合は、Bins が役立つかもしれません。
IT プロフェッショナルの典型的な日には、多数のファイル、アプリケーション、インストーラー、更新プログラム、および修正プログラムをダウンロードする必要があることでしょう。ダウンロード プロセスの一環として行われる標準的なウイルス スキャン以外に、ダウンロードしているものが目的のものであるかどうかを確認する方法があります。それは MD5 チェックサムの確認です。
多くのベンダーは、ダウンロード ページでチェックサムの確認を行っているので、表示されているものがダウンロードされること、ダウンロードしているものが改ざんされていないことを確信できます。ダウンロード可能なファイルを提供している場合は、独自の MD5 ハッシュを生成して、ユーザーがダウンロードしているものを確認できるようにすることを検討する必要があります。
イタリアの NoVirusThanks 社が提供している MD5 Checksum Tool という名前ツールは、MD5 ハッシュを生成して検証するのに役立ちます。シンプルなインターフェイスは、File Hash (ファイル ハッシュ)、String Hash (文字列ハッシュ)、Compare Files (ファイルの比較)、File Scan (ファイルのスキャン)、および Settings (設定) という 5 つの機能タブに分かれています。
[File Hash] (ファイル ハッシュ) タブでは、ファイルを選択して、[Hash] (ハッシュ) ボタンをクリックします。この操作により、選択したファイルの MD5、SHA1、SHA256、SHA384、および SHA512 ハッシュが生成され、これをファイルの比較や配布に使用できます。生成されたハッシュを別の場所に簡単にコピー アンド ペーストするボタンもあります。[Report] (レポート) ボタンには、テキスト領域にある保存またはコピー可能なすべてのハッシュが含まれています。[String Hash] (文字列ハッシュ) タブでは、テキスト文字列について同じ種類のハッシュを生成します。[Compare Files] (ファイルの比較) タブでは、比較する 2 つのファイルを選択し、ファイルの MD5 を比較して、ファイルが同じものであることを確認します。
[File Scan] (ファイル スキャン) タブでは、特定のディレクトリをポイントするように設定し、ファイル マスク (*.* や *.zip など) と一致する全ファイルをスキャンして、各ファイルについて MD5 ハッシュを生成します。出力形式を選択して、結果をドキュメントや別のアプリケーションで再利用できるようにすることも可能です。このタブには、保存ボタンがあります。
現在、[Setting] (設定) タブには、設定が 1 つしかありません。それは、エクスプローラーのコンテキスト メニューの [送る] オプションにアプリケーションを追加する設定です。MD5 チェックサム ツールをお探しの場合、この使いやすい無料のツールがお役に立つと思います。
Greg Steen
は技術プロフェッショナルであり、企業家でもあります。また、新製品のファンであるとも言えます。より簡単な操作、品質保証、および開発に役立つ IT プロフェッショナルのための新しいツールを日夜追い求めています。
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