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ターミナル サービス対応コンピュータ上に 2007 Office system を展開する

更新日: 2008年11月

適用対象: Office Resource Kit

 

トピックの最終更新日: 2015-05-21

この記事の内容 :

  • ターミナル サービス環境を計画する

  • Office リリースをカスタマイズする

  • ターミナル サービス対応コンピュータに 2007 Office リリースをインストールする

  • 既定のユーザー名を削除する

ターミナル サービス対応コンピュータに 2007 Microsoft Office system を展開するには、次の作業が必要です。

  • ターミナル サービス環境を計画する

  • 2007 Office system をカスタマイズする

  • ターミナル サービス対応コンピュータに 2007 Office system をインストールする

ターミナル サービス環境を計画する

2007 Office system の効果的なターミナル サービス環境を計画するには、以下に示すベスト プラクティスと推奨ガイドラインを使用します。

ライセンス要件を評価する

ターミナル サービス対応コンピュータで 2007 Office system のすべてのバージョンを実行できるとは限りません。ターミナル サービス対応コンピュータに 2007 Office system を展開する前に、以下のライセンス要件を理解し、要件を満たす必要があります。

ターミナル サービス対応コンピュータで 2007 Office system を実行できるのは、使用する 2007 Office system のバージョンでボリューム ライセンス プロダクト キーが使用されており、ライセンス認証の必要がない場合のみです。ターミナル サービス対応コンピュータに 2007 Office system の製品版、プレインストール版 (PIPC)、または OEM (Original Equipment Manufacturer) 版をインストールした場合は、2007 Office system プログラムを実行しようとすると次のエラーが表示されます。

Microsoft Office のこのコピーは、ターミナル サーバー上では使用できません。詳細については、お近くの Microsoft 公認販売店にお問い合わせください。

また、実行しようとしたプログラムは予期せず終了します。

ソフトウェア要件を評価する

ターミナル サービス対応コンピュータに 2007 Office system をインストールする前に、サーバー コンピュータの要件とクライアント コンピュータの要件を理解する必要があります。

サーバーの要件

2007 Office system は、Windows Server 2003 Service Pack (SP) 1 以降で実行できます。Windows 2000、Windows NT 4.0 など、Windows Server 2003 より前にリリースされたサーバー オペレーティング システム上に 2007 Office system をインストールしたり、このようなオペレーティング システム上で 2007 Office system を実行したりできません。

ターミナル サービスの展開では、2007 Office system 内でのデザイン変更の検討、および使用する予定の Windows Server のバージョン (2003 または 2008) に応じたサーバー要件の検討が必要です。複数の同時セッションをサポートする現在のサーバー ハードウェアによっては、パフォーマンスは大きな影響を受けます。プロセッサおよびメモリの要件は、負荷に応じて異なります。次の表は、最新のテスト結果を示しています。

Windows Server のバージョン

コア プロセッサ

メモリ

同時セッション数

2008

32

256 GB

1140

2008

16

256 GB

860

2003

16 (32 はサポートされない)

2003

4

16 GB

150

ターミナル サービスは、顧客の展開ニーズに応じて、ターミナル サーバー ファーム上で負荷分散するように構成できます。

Windows Server 2003 ターミナル サーバーの容量と拡張が示すように、同時セッション数は、負荷、構成など、多くの要素によって異なります。数千の同時セッションをサポートするには、ターミナル サーバー ファーム構成を使用します。

Windows Server 2008 ターミナル サービスでのカーネル タイマーの処理および管理の強化について分析した最新のレポートについては、「Kernel Timer Processing and Management Improvements on Windows Server 2008 Terminal Services (Update) (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=135707\&clcid=0x411) を参照してください。

Windows Server 2008 でのターミナル サーバーのナレッジ ワーカーの負荷 (Office ベースの負荷) に関する一般的なチューニングのリファレンスを新たに記載した Windows Server 2008 チューニング ガイドについては、「Performance Tuning Guidelines for Windows Server 2008 (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=135703\&clcid=0x411) を参照してください。

Microsoft での Windows Server 2008 ターミナル サービスの展開の詳細については、「How MSIT Uses Terminal Services as a Scalable Remote Access Solution (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=135705\&clcid=0x411) を参照してください。

クライアントの要件

ターミナル サービス対応コンピュータで 2007 Office system を実行する利点の 1 つは、堅牢性がそれほど高くない以前のクライアント コンピュータでもターミナル サービス対応コンピュータにアクセスできることです。具体的には、リモート デスクトップ プロトコル (RDP) をサポートするコンピュータであれば、ターミナル サービス対応コンピュータに接続できます。たとえば、Microsoft Windows 2000 Professional を実行しているコンピュータ上に 2007 Office system をインストールすることはできませんが、そのコンピュータ上で RDP が実行されていれば、そのコンピュータからターミナル サービス対応コンピュータに接続して 2007 Office system のプログラムを実行できます。

推奨ガイドラインとベスト プラクティスを評価する

ターミナル サービス環境での 2007 Office system の効率的な展開を計画するには、以下のガイドラインとベスト プラクティスを確認する必要があります。

単一障害点

ターミナル サービス対応のコンピュータ 1 台のみで 2007 Office system を実行していると、このコンピュータが使用できなくなったり停止したりした場合、このコンピュータが単一障害点になる可能性があります。この場合、ターミナル サービス対応コンピュータに接続しているすべてのインフォメーション ワーカーが 2007 Office アプリケーションに接続できなくなったり、データが失われたりする可能性があります。このリスクを軽減するには、Windows クラスタを使用します。Windows クラスタでは、サーバー クラスタとネットワーク負荷分散により、ターミナル サービス対応コンピュータの安全なフェールオーバーがサポートされます。たとえば、4 台のターミナル サービス対応コンピュータで構成される、クラスタ化と負荷分散対応のサーバー ファームを展開している場合は、4 台のうち 1 台が使用できなくなったとしても、クライアントの接続は他の 3 台のいずれかにフェールオーバーされます。

ターミナル サーバーのハードウェア

ターミナル サービス対応コンピュータには、通常のサーバーよりかなり多くのメモリ リソースとプロセッサの性能が必要です。また、ターミナル サービスは帯域幅を有効に使用するように設計されていますが、ターミナル サービス対応コンピュータとクライアントの間で交換されるデータ量は大きいので、パフォーマンスに影響することがあります。したがって、ターミナル サービス環境に 2007 Office system を展開する前に、処理性能を徹底的にテストすることによって、ターミナル サーバーのディスク領域、処理能力、メモリ、およびネットワークの帯域幅が十分であることを確認する必要があります。

Office Outlook 2007

Microsoft Office Outlook 2007 はターミナル サービス対応コンピュータ上に展開できますが、いくつかの考慮事項に注意する必要があります。詳細については、「Terminal Services 環境で Outlook 2007 をインストールするときの考慮事項」を参照してください。

ターミナル サービスのインストール要件

2007 Office system をインストールする前に、サーバー上にターミナル サーバー コンポーネントをインストールする必要があります。また、ターミナル サービス対応コンピュータにログオンするすべてのユーザーを Remote Desktop Users グループに追加する必要もあります。ユーザーを Remote Desktop Users グループに追加すると、追加されたユーザーはリモート デスクトップ接続を使用してターミナル サービス対応コンピュータに接続し、2007 Office system を実行できます。ユーザーを Remote Desktop Users グループに追加しない場合、ターミナル サービス対応コンピュータへのユーザーのアクセスは拒否されます。ターミナル サービスのインストールと構成の詳細については、「Guidelines for Deploying Terminal Server (英語) 」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=88006\&clcid=0x411) を参照してください。

Microsoft Office ボタンの点滅を停止する

設計上、ユーザーが 2007 Office system のアプリケーションを初めて開いたときに Microsoft Office ボタンが点滅します。ターミナル サービス対応コンピュータ上で 2007 Office system を実行すると、この点滅によってパフォーマンスが低下することがあります。パフォーマンスを向上させるには、2007 Office system のアプリケーションを初めて起動したときに Microsoft Office ボタンをクリックすることをお勧めします。これによって、点滅が停止します。

2007 Office リリースをカスタマイズする

ターミナル サービス対応コンピュータ上に 2007 Office system をインストールする前に、インストールする機能とアプリケーションに対し、インストール状況が正しく構成されていることを確認する必要があります。機能またはアプリケーションのインストール状況を変更する場合、特別なツールは不要です。手動によるインストール時に変更するか、または Office カスタマイズ ツール (OCT) を使用して変更できます。

ユーザーがターミナル サービス対応コンピュータ上で 2007 Office system を実行するとき、ユーザーが機能またはアプリケーションをインストール、構成またはアンインストールすることはできません。この理由は、機能とアプリケーションがクライアント コンピュータ上ではなくターミナル サーバー上にインストールされているためです。ユーザーには、ターミナル サーバー上でソフトウェアをインストール、構成、またはアンインストールする管理者権限はありません。このため、各機能およびアプリケーションのインストール状況は、[マイ コンピュータから実行] (完全にインストールされている) または [インストールしない] (インストールしない) として構成されている必要があります。機能またはアプリケーションのインストール状況が [初めて実行するときにインストール] として構成されている場合、ユーザーが機能を使用するかアプリケーションを実行しようとすると警告が表示されます。たとえば、アプリケーションのインストール状況を [初めて実行するときにインストール] として構成した場合、ユーザーがアプリケーションを実行しようとすると、次のエラーが表示されます。

ターミナル サービスのリモート セッションで、サーバーのソフトウェアを追加、削除、または構成できるアクセス許可があるのは、管理者だけです。

同様に、アドインのインストール状況を [初めて実行するときにインストール] に変更した場合、ユーザーがアドインを読み込もうとすると、次のエラーが表示されます。

このアドインは Microsoft Office で実行できません。エラーが発生しました。この機能は正しく動作しません。システム管理者にお問い合わせください。

ターミナル サービス対応コンピュータ上でインストールを実行していても、2007 Office system では自動的には検出されません。ユーザーにこの種類の警告が表示されないようにするには、アプリケーションと機能のインストール状況を構成する必要があります。

手動によるインストール時に、[インストールの種類を選択してください] ページで [ユーザー設定] をクリックすることで、インストール状況を構成できます。ターミナル サービス対応コンピュータ上で手動インストールを実行する方法の詳細については、以下で説明します。

自動インストール時に、OCT を使用してインストール状況を構成することもできます。以下の手順では、OCT でインストール状況を構成する方法について説明します。

OCT を使用して機能とアプリケーションのインストール状況を構成する

  1. コマンド プロンプトで次のコマンドを実行し、OCT を起動します。

    setup /admin

  2. OCT の左側のウィンドウで、[機能] の下にある [機能のインストール状況の設定] をクリックします。

  3. 詳細ウィンドウで、アプリケーションまたは機能をクリックし、インストール状況を [マイ コンピュータから実行] または [インストールしない] に変更します。

  4. その他 OCT で必要なオプションを設定します。

  5. 設定を .msp ファイルに保存します。

ターミナル サービス対応コンピュータ上に 2007 Office リリースをインストールする

ターミナル サービス対応コンピュータ上に 2007 Office system をインストールする方法には、次の 2 つがあります。

  • セットアップ プログラムを実行し、インストール プロセスを手動で実行する。

  • カスタマイズ (.msp) ファイルを使用して、セットアップ プログラムを自動化する。このファイルは OCT で作成します。

どちらの場合も、2007 Office system をインストールする前に、ターミナル サービス対応コンピュータをインストール モードに構成する必要があります。インストール モードでは、アプリケーションの構成 (.ini) ファイルがシステム ディレクトリにコピーされるので、ユーザー固有の .ini ファイルのマスタ コピーとして使用できます。

ユーザーがターミナル サーバー上でアプリケーションを初めて実行すると、アプリケーションによってルート ディレクトリ内の .ini ファイルが検索されます。.ini ファイルがルート ディレクトリになく、システム ディレクトリで見つかった場合は、ターミナル サービスによって .ini ファイルがルート ディレクトリにコピーされます。この動作により、各ユーザーはアプリケーションの .ini ファイルの独自コピーを持つことができます。アプリケーションによって、新しい .ini ファイルがユーザーのルート ディレクトリに作成されます。各ユーザーがアプリケーションの .ini ファイルの独自コピーを持つことは、ユーザー間でのアプリケーション構成の競合 (既定のディレクトリまたは画面解像度が異なるなど) を回避するために重要です。

2007 Office system のセットアップ プログラムを実行する前に change user /install コマンドを実行するか、コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を使用して 2007 Office system のセットアップ プログラムを実行することによって、ターミナル サービス対応コンピュータをインストール モードに構成できます。change user /install コマンドを使用する場合は、2007 Office system のインストール完了時に change user /execute コマンドを実行することも必要です。このコマンドを実行すると、ターミナル サービス対応コンピュータは実行モードに構成されます。コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を使用してセットアップ プログラムを実行する場合は、インストールが完了するとコンピュータは自動的に実行モードになるので、コンピュータを実行モードに構成する必要はありません。

さらに、ターミナル サービス対応コンピュータ上に 2007 Office system をインストールするには、コンピュータの Administrators グループのメンバである必要があります。ターミナル サービス対応コンピュータ上に 2007 Office system をリモート インストールすることはお勧めしません。代わりに、ターミナル サーバーのコンソール セッションにローカルでログオンして、2007 Office system をインストールしてください。

2007 Office リリースを手動でインストールする

以下の手順では、ターミナル サービス対応コンピュータ上に 2007 Office system を手動でインストールする方法について説明します。ここでは、ターミナル サービスをインストール済みで、製品ディスクまたはネットワーク インストール ポイントからセットアップ プログラムを実行していることを想定しています。

ターミナル サービス対応コンピュータ上に 2007 Office リリースを手動でインストールする

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントします。次に、[コントロール パネル] をクリックします。

  2. [プログラムの追加と削除] をダブルクリックし、[プログラムの追加] をクリックして、[CD またはフロッピー] をクリックします。

  3. [次へ] をクリックします。

  4. [参照] をクリックします。

  5. 2007 Office system のセットアップ プログラム (Setup.exe) を探します。セットアップ プログラムは製品ディスクまたはネットワーク インストール ポイントにあります。

  6. Setup.exe をクリックして [開く] をクリックします。

    2007 Office system のセットアップ プログラムが開きます。

  7. [プロダクト キーの入力] ページで、プロダクト キーを入力し、[続行] をクリックします。

  8. [マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項をお読みください] ページで、[「マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項」に同意します] チェック ボックスをオンにして、[続行] をクリックします。

  9. [インストールの種類を選択してください] ページで、[ユーザー設定] をクリックします。

  10. [インストール オプション] タブで、アプリケーションまたは機能をクリックし、インストール状況を [マイ コンピュータから実行] または [インストールしない] に変更します。

  11. その他の設定をカスタマイズする場合、[ファイルの場所] タブまたは [ユーザー情報] タブをクリックし、必要な変更を行います。

  12. [今すぐインストール] をクリックして、インストールを開始します。

  13. インストールが完了したら、[閉じる] をクリックしてセットアップ プログラムを閉じます。

  14. [インストール終了後] ページで、[次へ] をクリックします。

  15. [管理者インストールの完了] ページで、[完了] をクリックします。

    最後の 2 つの手順は重要です。この 2 つの手順によって、ターミナル サービス対応コンピュータが実行モードに構成されます。

2007 Office リリースの自動インストールを実行する

以下の手順では、ターミナル サービス対応コンピュータ上で 2007 Office system の自動インストールを実行する方法について説明します。ここでは、構成ファイル (.msp) を作成済みで、機能とアプリケーションのインストール状況を推奨どおりに構成していることと、作成済みのネットワーク インストール ポイントからセットアップ プログラムを実行していることを想定しています。

まず、ターミナル サービス対応コンピュータをインストール モードに構成します。

ターミナル サービス対応コンピュータをインストール モードに構成する

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、「Cmd」と入力し、[OK] をクリックします。

  2. コマンド プロンプトで次のコマンドを入力して、Enter キーを押します。

    change user /install

次に、クライアント コンピュータの場合と同様に自動インストールを実行します。クライアント コンピュータで自動インストールを実行する方法の詳細については、「ユーザーのコンピュータで 2007 Office system のセットアップを実行する」を参照してください。

自動インストールが完了したら、ターミナル サービス対応コンピュータを実行モードに構成します。

ターミナル サービス対応コンピュータを実行モードに構成する

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックます。次に、「Cmd」と入力し、[OK] をクリックします。

  2. コマンド プロンプトで次のように入力して、Enter キーを押します。

    change user /execute

[!メモ] 対話形式のインストールの場合、既定では、現在ログオンしているユーザーの情報がユーザー名フィールドに入力されます。これは、config.xml に設定されるユーザー名についても同様です。

既定のユーザー名を削除する

セットアップ中に指定されたユーザー名は、レジストリ キー HKCU\Software\Microsoft\Office\Common\UserInfo に書き込まれます。

このレジストリ キーは、ターミナル サービスによって、HKLM\Software\Microsoft\WindowsNT\CurrentVersion\TerminalServer\Install\Software\Microsoft\Office\Common\UserInfo にミラー化されます。

新しいユーザーは、自分のユーザー プロファイルの HKLM UserInfo キーから既定値を受け取ります。ユーザー名が既に存在しているため、新しいターミナル サービス ユーザーは、自分の名前の入力を求められる代わりに管理者の既定のユーザー名を取得します。

現在のターミナル サービス展開で、新しいユーザーに対するこの問題を解決するには、ターミナル サービスを実行しているコンピュータの管理者が、レジストリ キー HKLM\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Terminal Server\Install\Software\Microsoft\Office\Common\UserInfo から値を削除する必要があります。

新しいターミナル サービス展開で、すべてのユーザーに対するこの問題を解決するには、ターミナル サービスを実行しているコンピュータの管理者が、次のいずれかのタスクを実行する必要があります。

  • インストール時に、[ユーザー設定] を選択し、ユーザー名と初期値をクリアする。

  • ユーザー名と初期値を空の値に設定した config.xml ファイルを使用する。

  • インストール後に、レジストリ キー HKLM\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Terminal Server\Install\Software\Microsoft\Office\Common\UserInfo から値を削除する。