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検索結果の XSLT 変換を表示して編集する

最終更新日: 2011年10月5日

適用対象: SharePoint Server 2010

Search Service アプリケーションは、検索結果を要求側のページに XML データとして返します。検索結果 Web パーツは、XSLT 変換 (XSLT) マークアップを使用してその XML データを結果ページに表示される HTML に変換します。

フェデレーション対象の XSL プロパティで、フェデレーション対象からの結果データを表示する検索結果 Web パーツが XML データの変換に使用する XSLT を指定します。これらの Web パーツには、次のものがあります。

  • フェデレーション検索結果

  • 人の検索の主要結果

  • 主要な検索結果

  • 上位フェデレーション検索結果

XSL プロパティを変更すると、これらの Web パーツで結果を表示する方法を変更できます。ただし、XSL プロパティに加えた変更は、そのフェデレーション対象の検索結果を返すすべての Web パーツに適用されます。

また、特定の検索結果 Web パーツの XSLT を構成して、変更対象の Web パーツにだけ変更が反映されるようにすることができます。この操作は、検索のおすすめコンテンツ Web パーツ、関連するクエリ Web パーツ、絞り込みパネル Web パーツなど、他の種類の結果データを表示する Web パーツにも適用できます。

ここでは、フェデレーション対象または検索結果 Web パーツの XSLT を変更して、検索結果データの表示方法を変更する方法を説明します。

フェデレーション対象の XSL プロパティを変更するには

  1. [検索管理] ページで、[フェデレーション対象] をクリックします。

  2. [対象の表示名] で対象の名前を右クリックして、[コピー] をクリックします。

  3. [フェデレーション対象のコピー] ページで、フェデレーション対象がデータだけ (たとえば、Raw XML) を出力することを示すフェデレーション対象の新しい名前を入力します。

  4. [表示情報] ノードを展開します。

  5. [主要な検索結果の表示メタデータ] で、[既定の形式を使用する] チェック ボックスをオフにします。

  6. 省略記号 (...) ボタンをクリックして、フェデレーション対象の XSL プロパティの [テキスト入力] ウィンドウを開きます。

    フェデレーション対象の XSL プロパティの [テキスト入力] ウィンドウで、XSLT を直接変更できます。ただし、コードをファイルにコピーする方が簡単です。コピーした後に、Microsoft Visual Studio 2010 などのアプリケーションを使用してそのファイルを編集できます。ファイルを編集した後に、変更後のコードを [テキスト入力] ウィンドウにコピーして、Web パーツに加えた変更を保存できます。

Web パーツの XSL プロパティにアクセスするには

  1. ブラウザーで、次のような結果ページの URL に移動します。

    https://ServerName/SiteName/Pages/results.aspx

  2. [サイトの操作] リンク、[ページの編集] の順にクリックします。

  3. 変更する Web パーツで、[編集] 矢印をクリックして [Web パーツ] メニューを表示し、[Web パーツの編集] をクリックします。これにより、Web パーツ ツール ウィンドウが開きます。

  4. [プロパティの表示] セクションで [場所の表示形式を使用] チェック ボックスをオフにします。

    重要重要

    関連するクエリ Web パーツ、絞り込みパネル Web パーツ、およびおすすめコンテンツ Web パーツのツール ウィンドウには、[場所の表示形式を使用] チェック ボックスがないので、この手順はこれらの Web パーツには当てはまりません。代わりに、絞り込みパネル Web パーツの場合は、[絞り込み] セクションで [既定の構成を使用する] チェック ボックスをオフにします。関連するクエリ Web パーツとおすすめコンテンツ Web パーツの場合は、何も変更する必要はありません。

  5. [XSL エディター] ボタンをクリックします。[XSL エディター] ボタンは、おすすめコンテンツ Web パーツと絞り込みパネル Web パーツを除く、すべての Web パーツの [プロパティの表示] セクションにあります。この 2 つの Web パーツでは、このボタンは [データ ビューのプロパティ] セクションにあります。

    これにより、Web パーツの XSL プロパティの [テキスト入力] ウィンドウが開きます。このウィンドウで XSLT を直接変更できますが、コードをファイルにコピーする方が簡単です。その後、Visual Studio 2010 などのアプリケーションを使用してそのファイルを編集できます。ファイルを編集した後に、変更後のコードを [テキスト入力] ウィンドウにコピーして、Web パーツに加えた変更を保存できます。

注意

XSL プロパティから元のコードに戻すには、フェデレーション検索結果 Web パーツ、人の検索の主要結果 Web パーツ、主要な検索結果 Web パーツ、または上位フェデレーション検索結果 Web パーツの場合は、[場所の表示形式を使用] チェック ボックスをオンにします。絞り込みパネル Web パーツの場合は、[既定の構成を使用する] チェック ボックスをオンにします。関連するクエリ Web パーツとおすすめコンテンツ Web パーツの場合は、必要に応じて元の XSLT コードに簡単に戻すことができるように、そのコードのコピーを保存する必要があります。

または、Web パーツの新しいインスタンスをページに追加して、XSL プロパティに加えた変更が Web パーツのその特定のインスタンスにだけ適用されるようにすることができます。