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network packet size サーバー構成オプションの構成

このトピックでは、SQL Server 2012 で SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使用して、network packet size サーバー構成オプションを構成する方法について説明します。 network packet size オプションは、ネットワーク全体で使用するパケット サイズ (バイト単位) を設定します。 パケットとは、固定サイズのデータのチャンクで、クライアントとサーバー間で要求および結果を転送します。 既定のパケット サイズは 4,096 バイトです。

注意

パフォーマンスの向上が明確でない限り、パケット サイズは変更しないでください。 ほとんどのアプリケーションにおいて、既定のパケット サイズが最適です。

このトピックの内容

  • 作業を開始する準備:

    制限事項と制約事項

    推奨事項

    セキュリティ

  • 以下を使用して network packet size オプションを構成するには:

    SQL Server Management Studio

    Transact-SQL

  • 補足情報: network packet size オプションを構成した後

作業を開始する準備

制限事項と制約事項

  • 暗号化接続の network packet size の最大サイズは 16,383 バイトです。

推奨事項

  • このオプションは詳細設定オプションであるため、熟練したデータベース管理者または認定された SQL Server 技術者だけが変更するようにしてください。

  • アプリケーションで一括コピー操作を行ったり、大量の text 型または image 型のデータを送受信する場合は、パケット サイズを既定値より大きくすると、ネットワークの読み取りと書き込みの操作が少なくなるので効率が向上することがあります。 アプリケーションで送受信する情報量が少ない場合は、パケット サイズを 512 バイトに設定できます。これは、ほとんどのデータ転送に十分なサイズです。

  • 異なるネットワーク プロトコルを使用しているシステムでは、最も一般的に使用されるプロトコル向けのサイズに network packet size を設定します。 ネットワーク プロトコルで大きなパケットがサポートされるときは、network packet size オプションを設定することでネットワーク パフォーマンスを向上できます。 クライアント アプリケーションはこの値を上書きできます。

  • OLE DB 関数、ODBC (Open Database Connectivity) 関数、および DB-Library 関数を呼び出して、パケット サイズの変更を要求することもできます。 要求されたパケット サイズにサーバーが対応できない場合、データベース エンジンからクライアントに警告メッセージが送信されます。 環境によっては、パケット サイズを変更すると、次のような通信リンク エラーが発生することがあります。

    Native Error: 233, no process is on the other end of the pipe.

セキュリティ

権限

パラメーターなしで、または最初のパラメーターだけを指定して sp_configure を実行する権限は、既定ですべてのユーザーに付与されます。 両方のパラメーターを指定した sp_configure を実行して構成オプションを変更したり RECONFIGURE ステートメントを実行したりするには、ALTER SETTINGS サーバーレベル権限がユーザーに付与されている必要があります。 ALTER SETTINGS 権限は、sysadmin 固定サーバー ロールと serveradmin 固定サーバー ロールでは暗黙のうちに付与されています。

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SQL Server Management Studio の使用

network packet size オプションを構成するには

  1. オブジェクト エクスプローラーで、サーバーを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  2. [詳細設定] ノードをクリックします。

  3. [ネットワーク] の下の [ネットワーク パケット サイズ] ボックスに値を指定します。

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Transact-SQL の使用

network packet size オプションを構成するには

  1. データベース エンジンに接続します。

  2. [標準] ツール バーの [新しいクエリ] をクリックします。

  3. 次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、[実行] をクリックします。 この例では、sp_configure を使用して、network packet size オプションの値を 6500 バイトに設定する方法を示します。

USE AdventureWorks2012 ;
GO
EXEC sp_configure 'show advanced options', 1;
GO
RECONFIGURE ;
GO
EXEC sp_configure 'network packet size', 6500 ;
GO
RECONFIGURE;
GO

詳細については、「サーバー構成オプション」を参照してください。

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補足情報: network packet size オプションを構成した後

新しい設定は、サーバーを再起動しなくてもすぐに有効になります。

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関連項目

参照

RECONFIGURE (Transact-SQL)

sp_configure (Transact-SQL)

概念

サーバー構成オプション