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マイクロソフト セキュリティ情報 MS11-081 - 緊急

Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2586448)

公開日: | 最終更新日:

バージョン: 1.2

概説

概要

このセキュリティ更新プログラムは非公開で報告された 8 件の Internet Explorer に存在する脆弱性を解決します。最も深刻な脆弱性が悪用された場合、ユーザーが特別に細工された Web ページを Internet Explorer を使用して表示すると、リモートでコードが実行される可能性があります。これらの脆弱性のいずれかが悪用された場合、攻撃者がローカル ユーザーと同じ権限を取得する可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

このセキュリティ更新プログラムは Windows クライアント上の Internet Explorer について深刻度を「緊急」と評価し、Windows サーバー上の Internet Explorer について深刻度を「警告」と評価しています。詳細情報については、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションを参照してください。

この更新プログラムは、Intenet Explorer によるメモリのオブジェクトの処理方法および Internet Explorer によるメモリの割り当てとアクセスの方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。これらの脆弱性の詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

推奨する対応策: 自動更新を有効にしている大多数のお客様には、このセキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードおよびインストールされるため、特別な措置を講じる必要はありません。自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で確認し、インストールする必要があります。自動更新の具体的な構成オプションの詳細については、サポート技術情報 294871 を参照してください。

管理者およびエンタープライズ インストール、またはこのセキュリティ更新プログラムを手動でインストールしたいエンド ユーザーについては、マイクロソフトは更新プログラム管理ソフトウェアまたは Microsoft Update サービスを使用して更新プログラムを確認してこの累積的な更新プログラムを直ちに適用することを推奨します。

このセキュリティ情報の後半の「検出および適用のツールとガイダンス」を参照してください。

既知の問題: サポート技術情報 2586448 で、このセキュリティ更新プログラムをインストールする際に起こる可能性のある既知の問題に関して説明しています。また、これらの問題に対する推奨される解決策についても説明しています。なお、既知の問題および推奨される解決策がソフトウェアの特定のリリースにのみ該当する場合は、サポート技術情報に関連のリンクを掲載します。

影響を受けるソフトウェアと影響を受けないソフトウェア

ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア

オペレーティング システムコンポーネント最も深刻な脆弱性の影響総合的な深刻度この更新プログラムにより置き換えられるセキュリティ情報
Internet Explorer 6
Windows XP Service Pack 3Internet Explorer 6リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2Internet Explorer 6リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows Server 2003 Service Pack 2Internet Explorer 6リモートでコードが実行される警告MS11-057
Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2Internet Explorer 6リモートでコードが実行される警告MS11-057
Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based SystemsInternet Explorer 6リモートでコードが実行される警告MS11-057
Internet Explorer 7
Windows XP Service Pack 3Internet Explorer 7リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2Internet Explorer 7リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows Server 2003 Service Pack 2Internet Explorer 7リモートでコードが実行される警告MS11-057
Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2Internet Explorer 7リモートでコードが実行される警告MS11-057
Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based SystemsInternet Explorer 7リモートでコードが実行される警告MS11-057
Windows Vista Service Pack 2Internet Explorer 7リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows Vista x64 Edition Service Pack 2Internet Explorer 7リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2Internet Explorer 7**リモートでコードが実行される警告MS11-057
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2Internet Explorer 7**リモートでコードが実行される警告MS11-057
Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2Internet Explorer 7リモートでコードが実行される警告MS11-057
Internet Explorer 8
Windows XP Service Pack 3Internet Explorer 8リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2Internet Explorer 8リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows Server 2003 Service Pack 2Internet Explorer 8リモートでコードが実行される警告MS11-057
Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2Internet Explorer 8リモートでコードが実行される警告MS11-057
Windows Vista Service Pack 2Internet Explorer 8リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows Vista x64 Edition Service Pack 2Internet Explorer 8リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2Internet Explorer 8**リモートでコードが実行される警告MS11-057
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2Internet Explorer 8**リモートでコードが実行される警告MS11-057
Windows 7 for 32-bit Systems および Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1Internet Explorer 8リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows 7 for x64-based Systems および Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1Internet Explorer 8リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems および Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1Internet Explorer 8**リモートでコードが実行される警告MS11-057
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems および Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1Internet Explorer 8リモートでコードが実行される警告MS11-057
Internet Explorer 9
Windows Vista Service Pack 2Internet Explorer 9リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows Vista x64 Edition Service Pack 2Internet Explorer 9リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2Internet Explorer 9**リモートでコードが実行される警告MS11-057
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2Internet Explorer 9**リモートでコードが実行される警告MS11-057
Windows 7 for 32-bit Systems および Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1Internet Explorer 9リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows 7 for x64-based Systems および Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1Internet Explorer 9リモートでコードが実行される緊急MS11-057
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems および Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1Internet Explorer 9**リモートでコードが実行される警告MS11-057

**Server Core インストールは影響を受けません。サポートされているエディションの Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 では、Server Core インストール オプションを使用してインストールされている場合、この更新プログラムにより解決される脆弱性の影響を受けません。このインストール オプションの詳細については、TechNet の記事 Server Core および Windows Server 2008 R2 の Server Core を参照してください。Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 の特定のエディションでは、Server Core インストール オプションが使用できないことに注意してください。詳細については、Server Core インストール オプションの比較を参照してください。

このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)

脆弱性の情報

深刻度および脆弱性識別番号

Scroll イベントのリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2011-1993

OLEAuto32.dll のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2011-1995

Option 要素のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2011-1996

OnLoad イベントのリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2011-1997

Jscript9.dll のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2011-1998

Select 要素のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2011-1999

Body 要素のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2011-2000

仮想関数テーブルの破損によりリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2011-2001

更新プログラムに関する情報

検出および適用ツールとガイダンス

セキュリティ更新プログラムの展開

関連情報

謝辞

この問題を連絡し、顧客の保護に協力してくださった下記の方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。

  • Scroll イベントのリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2011-1993) を報告してくださった McAfee Labs の Vishwas Sharma 氏
  • OLEAuto32.dll のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2011-1995) を報告してくださった Greplin の David Bloom 氏
  • TippingPointZero Day Initiative に協力して、Option 要素のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2011-1996) を報告してくださった Ivan Fratric 氏
  • VeriSign iDefense Labs に協力して、OnLoad イベントのリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2011-1997) を報告してくださった GWSlabs
  • Jscript9.dll のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2011-1998) を報告してくださった Greplin の David Bloom 氏
  • TippingPointZero Day Initiative に協力して、Select 要素のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2011-1999) を報告してくださった Ivan Fratric 氏
  • TippingPointZero Day Initiative に協力して、Body 要素のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2011-2000) を報告してくださった Sebastian Apelt 氏
  • TippingPointZero Day Initiative に協力して、仮想関数テーブルの破損によりリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2011-2001) を報告してくださった匿名のリサーチャー
  • このセキュリティ情報に組み込まれている多層防御についてマイクロソフトと協力してくださった Google Inc. の Eduardo Vela Nava 氏および Greplin の David Bloom 氏
  • このセキュリティ情報に組み込まれている多層防御についてマイクロソフトと協力してくださった Soroush Dalili
  • このセキュリティ情報に組み込まれている多層防御についてマイクロソフトと協力してくださった Google Inc. の Billy Rios 氏

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。

サポート

  • セキュリティ関連、およびセキュリティ更新プログラムに関するご質問や、ご不明な点などがありましたら、マイクロソフト セキュリティ情報センターまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償でサポートをご提供いたします。利用可能なサポート オプションの詳細については、マイクロソフト サポート オンラインを参照してください。
  • その他、製品に関するご質問は、マイクロソフト プロダクト サポートまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償またはインシデントの未消費にてサポートをご提供いたします。マイクロソフト プロダクト サポートへの連絡方法については、こちらを参照してください。

免責

この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2011/10/12): このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2011/10/13): このセキュリティ情報ページを更新し、「概要」の「既知の問題」に、サポート技術情報 2586448 へのリンクを追加しました。
  • V1.2 (2011/11/04): KB2586448 セキュリティ更新プログラムのインストール後に Internet Explorer 7 をご利用のお客様が影響を受ける既知の問題を解決する修正プログラムの公開についてお知らせしました。詳細については、更新プログラムに関する FAQ を参照してください。