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マイクロソフト セキュリティ情報 MS11-086 - 重要

Active Directory の脆弱性により、特権が昇格される (2630837)

公開日:

バージョン: 1.0

概説

概要

このセキュリティ更新プログラムは Active Directory、Active Directory Application Mode (ADAM) および Active Directory Lightweight Directory Service (AD LDS) に存在する非公開で報告された脆弱性を解決します。Active Directory が SSL 経由の LDAP (LDAPS) を使用するように構成されている場合、攻撃者が有効なドメイン アカウントに関連付けられている失効した証明書を獲得し、Active Directory ドメインへの認証にその失効した証明書を使用すると、この脆弱性により、特権が昇格される可能性があります。既定では、Active Directory は SSL 経由の LDAP を使用するように構成されていません。

このセキュリティ更新プログラムの深刻度は、サポートされているエディションの Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008 (Itanium を除く)、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 (Itanium を除く) にインストールされている Active Directory、ADAM および AD LDS について深刻度「重要」と評価しています。詳細情報については、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Active Directory が証明書失効リスト (CRL) に対して証明書を検証する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。この脆弱性に関する詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

推奨する対応策: 自動更新を有効にしている大多数のお客様には、このセキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードおよびインストールされるため、特別な措置を講じる必要はありません。自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で確認し、インストールする必要があります。自動更新の具体的な構成オプションの詳細については、サポート技術情報 294871 を参照してください。

管理者およびエンタープライズのインストール、またはこのセキュリティ更新プログラムを手動でインストールしたいエンドユーザーは、更新プログラムの管理ソフトウェアまたは Microsoft Update サービスで更新プログラムを確認して、この更新プログラムをできる限り早期に適用することを推奨します。

このセキュリティ情報の後半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。

既知の問題: なし

影響を受けるソフトウェアと影響を受けないソフトウェア

ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア

オペレーティング システムコンポーネント最も深刻な脆弱性の影響総合的な深刻度この更新プログラムにより置き換えられるセキュリティ情報
Windows XP Service Pack 3ADAM (Active Directory Application Mode)
(KB2616310)
特権の昇格重要MS10-068
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2ADAM (Active Directory Application Mode)
(KB2616310)
特権の昇格重要MS10-068
Windows Server 2003 Service Pack 2Active Directory
(KB2601626)

ADAM (Active Directory Application Mode)
(KB2616310)
特権の昇格重要MS10-068
Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2Active Directory
(KB2601626)

ADAM (Active Directory Application Mode)
(KB2616310)
特権の昇格重要MS10-068
Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based SystemsActive Directory
(KB2601626)
特権の昇格重要MS10-068
Windows Vista Service Pack 2Active Directory Lightweight Directory Service (AD LDS)
(KB2601626)
特権の昇格重要MS10-068
Windows Vista x64 Edition Service Pack 2Active Directory Lightweight Directory Service (AD LDS)
(KB2601626)
特権の昇格重要MS10-068
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2Active Directory および Active Directory Lightweight Directory Service (AD LDS)*
(KB2601626)
特権の昇格重要MS10-068
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2Active Directory および Active Directory Lightweight Directory Service (AD LDS)*
(KB2601626)
特権の昇格重要MS10-068
Windows 7 for 32-bit SystemsActive Directory Lightweight Directory Service (AD LDS)
(KB2601626)
特権の昇格重要MS10-068
Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1Active Directory Lightweight Directory Service (AD LDS)
(KB2601626)
特権の昇格重要なし
Windows 7 for x64-based SystemsActive Directory Lightweight Directory Service (AD LDS)
(KB2601626)
特権の昇格重要MS10-068
Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1Active Directory Lightweight Directory Service (AD LDS)
(KB2601626)
特権の昇格重要なし
Windows Server 2008 R2 for x64-based SystemsActive Directory および Active Directory Lightweight Directory Service (AD LDS)*
(KB2601626)
特権の昇格重要MS10-068
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1Active Directory および Active Directory Lightweight Directory Service (AD LDS)*
(KB2601626)
特権の昇格重要なし

*Server Core インストールは影響を受けます。サポートされているエディションの Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 では、Server Core インストール オプションを使用してインストールされているかどうかに関わらず、この更新プログラムの深刻度は同じです。このインストール オプションの詳細については、TechNet の記事 Server Core および Windows Server 2008 R2 の Server Core を参照してください。Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 の特定のエディションでは、Server Core インストール オプションが使用できないことに注意してください。詳細については、Server Core インストール オプションの比較を参照してください。

影響を受けないソフトウェア

オペレーティング システム
Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2[1]
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems および Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1[1]

[1]Microsoft Windows のこれらのエディションは、ADAM、AD LDS または Active Directory のサーバー コンポーネントが含まれていないため、影響を受けません。

このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)

脆弱性の情報

深刻度および脆弱性識別番号

LDAPS 認証バイパスの脆弱性 - CVE-2011-2014

更新プログラムに関する情報

検出および展開ツールとガイダンス

セキュリティ更新プログラムの展開

関連情報

謝辞

この問題を連絡し、顧客の保護に協力してくださった下記の方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。

  • 「LDAPS 認証バイパスの脆弱性」(CVE-2011-2014) を報告してくださった Autosécurité の Xavier Lassoie 氏ならびに Sébastien Godard 氏

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。

サポート

  • セキュリティ関連、およびセキュリティ更新プログラムに関するご質問や、ご不明な点などがありましたら、マイクロソフト セキュリティ情報センターまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償でサポートをご提供いたします。利用可能なサポート オプションの詳細については、マイクロソフト サポート オンラインを参照してください。
  • その他、製品に関するご質問は、マイクロソフト プロダクト サポートまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償またはインシデントの未消費にてサポートをご提供いたします。マイクロソフト プロダクト サポートへの連絡方法については、こちらを参照してください。

免責

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更新履歴

  • V1.0 (2011/11/09):このセキュリティ情報ページを公開しました。