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マイクロソフト セキュリティ情報 MS11-056 - 重要:

Windows クライアント/サーバー ランタイム サブシステムの脆弱性により、特権が昇格される (2507938)

公開日: | 最終更新日:

バージョン: 1.0

概説

要点

このセキュリティ更新プログラムは Microsoft Windows のクライアント/サーバー ランタイム サブシステム (CSRSS) に存在する 5 件の非公開で報告された脆弱性を解決します。これらの脆弱性により、攻撃者がユーザーのシステムにログオンし、特別な細工が施されたアプリケーションを実行した場合、特権が昇格される可能性があります。これらの脆弱性が悪用されるには、有効なログオン資格情報を所持し、ローカルでログオンできることが攻撃者にとっての必要条件となります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているバージョンの Microsoft Windows について、深刻度を「重要」に評価しています。詳細については、このセクションのサブセクション「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」を参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、複数のコンソール オブジェクトが 1 つのプロセスに関連付けられることがないようにすること、CSRSS がメモリを初期化する方法を変更すること、配列のインデックスとして使用する前にユーザー入力を検証すること、およびメモリの破損を防ぐように境界チェックを変更することにより、これらの脆弱性を解決します。これらの脆弱性の詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

推奨する対応策: 自動更新を有効にしている大多数のお客様には、このセキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードおよびインストールされるため、特別な措置を講じる必要はありません。自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で確認し、インストールする必要があります。自動更新の具体的な構成オプションの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 294871 を参照してください。

管理者およびエンタープライズのインストール、またはこのセキュリティ更新プログラムを手動でインストールしたいエンドユーザーは、更新プログラムの管理ソフトウェアまたは Microsoft Update サービスで更新プログラムを確認して、この更新プログラムをできる限り早期に適用することを推奨します。

このセキュリティ情報の後半の「検出および適用のツールとガイダンス」を参照してください。

既知の問題: サポート技術情報 2507938 で、このセキュリティ更新プログラムをインストールする際に起こる可能性のある既知の問題に関して説明しています。 また、これらの問題に対する推奨される解決策についても説明しています。 なお、既知の問題および推奨される解決策がソフトウェアの特定のリリースにのみ該当する場合は、サポート技術情報に関連のリンクを掲載します。

US マイクロソフトセキュリティ情報: http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/MS11-056.mspx

影響を受けるソフトウェアと影響を受けないソフトウェア

ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア

オペレーティング システム最も深刻な脆弱性の影響総合的な深刻度この更新プログラムにより置き換えられるセキュリティ情報
Windows XP Service Pack 3特権の昇格重要MS11-010
MS10-069
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2特権の昇格重要MS11-010
MS10-069
Windows Server 2003 Service Pack 2特権の昇格重要MS11-010
MS10-069
Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2特権の昇格重要MS11-010
MS10-069
Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems特権の昇格重要MS11-010
MS10-069
Windows Vista Service Pack 1 and Windows Vista Service Pack 2特権の昇格重要なし
Windows Vista x64 Edition Service Pack 1 および Windows Vista x64 Edition Service Pack 2特権の昇格重要なし
Windows Server 2008 for 32-bit Systems および Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2*特権の昇格重要なし
Windows Server 2008 for x64-based Systems および Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2*特権の昇格重要なし
Windows Server 2008 for Itanium-based Systems および Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2特権の昇格重要なし
Windows 7 for 32-bit Systems および Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1特権の昇格重要なし
Windows 7 for x64-based Systems および Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1特権の昇格重要なし
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems および Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1*特権の昇格重要なし
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems および Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1特権の昇格重要なし

*Server Core インストールは影響を受けます。サポートされているエディションの Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 では、Server Core インストール オプションを使用してインストールされているかどうかに関わらず、この更新プログラムの深刻度は同じです。このインストール オプションの詳細については、Server Core および Windows Server 2008 R2 の Server Core を参照してください。Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 の特定のエディションでは、Server Core インストール オプションが使用できないことに注意してください。詳細については、Server Core インストールオプションの比較を参照してください。

このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)

脆弱性の情報

深刻度および脆弱性識別番号:

CSRSS ローカル EOP AllocConsole の脆弱性 - CVE-2011-1281

CSRSS ローカル EOP SrvSetConsoleLocalEUDC の脆弱性 - CVE-2011-1282

CSRSS ローカル EOP SrvSetConsoleNumberOfCommand の脆弱性 - CVE-2011-1283

CSRSS ローカル EOP SrvWriteConsoleOutput の脆弱性 - CVE-2011-1284

CSRSS ローカル EOP SrvWriteConsoleOutputString の脆弱性 - CVE-2011-1870

更新プログラムに関する情報

検出および適用ツールとガイダンス

セキュリティ更新プログラムの展開

関連情報

謝辞

この問題を連絡し、顧客の保護に協力してくださった下記の方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。

  • CSRSS ローカル EOP AllocConsole の脆弱性 (CVE-2011-1281) を報告してくださった Hispasec Virustotal の Matthew 'j00ru' Jurczyk 氏
  • CSRSS ローカル EOP SrvSetConsoleLocalEUDC の脆弱性 (CVE-2011-1282) を報告してくださった Hispasec Virustotal の Matthew 'j00ru' Jurczyk 氏
  • CSRSS ローカル EOP SrvSetConsoleNumberOfCommand の脆弱性 (CVE-2011-1283) を報告してくださった Hispasec Virustotal の Matthew 'j00ru' Jurczyk 氏
  • CSRSS ローカル EOP SrvWriteConsoleOutput の脆弱性 (CVE-2011-1284) を報告してくださった Hispasec Virustotal の Matthew 'j00ru' Jurczyk 氏
  • CSRSS ローカル EOP SrvWriteConsoleOutputString の脆弱性 (CVE-2011-1870) を報告してくださった Hispasec Virustotal の Matthew 'j00ru' Jurczyk 氏

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。

サポート

  • セキュリティ関連、およびセキュリティ更新プログラムに関するご質問や、ご不明な点などがありましたら、マイクロソフト セキュリティ情報センターまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償でサポートをご提供いたします。利用可能なサポート オプションの詳細については、マイクロソフト サポート オンラインを参照してください。
  • その他、製品に関するご質問は、マイクロソフト プロダクト サポートまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償またはインシデントの未消費にてサポートをご提供いたします。マイクロソフト プロダクト サポートへの連絡方法については、こちらを参照してください。

免責

この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません (Microsoft Corporation、その関連会社またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます)。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴:

  • V1.0 (2011/07/13): このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2011/07/26): このセキュリティ情報ページを更新し、「概説」の「既知の問題」に、サポート技術情報 2507938 へのリンクを追加しました。