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マイクロソフト セキュリティ情報 MS12-004 - 緊急

Windows Media の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2636391)

公開日: | 最終更新日:

バージョン: 1.2

概説

概要

このセキュリティ更新プログラムは、非公開で報告された 2 件の Microsoft Windows に存在する脆弱性を解決します。これらの脆弱性で、特別に細工されたメディア ファイルをユーザーが開いた場合にリモートでコードが実行される可能性があります。攻撃者によりこの脆弱性が悪用された場合、攻撃者がローカル ユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。

このセキュリティ更新プログラムの深刻度は、すべてのサポートされているエディションの Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008 について「緊急」と評価されており、すべてのサポートされているエディションの Windows Media Center TV Pack for Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008 R2 について「重要」と評価されています。詳細については、このセクションのサブセクション「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」を参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Windows Media Player が特別に細工された MIDI ファイルを処理する方法と DirectShow がメディア ファイルを解析する方法を修正することにより、これらの脆弱性を解決します。これらの脆弱性の詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

推奨する対応策: 自動更新を有効にしている大多数のお客様には、このセキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードおよびインストールされるため、特別な措置を講じる必要はありません。自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で確認し、インストールする必要があります。自動更新の具体的な構成オプションの詳細については、サポート技術情報 294871 を参照してください。

管理者およびエンタープライズ インストール、またはこのセキュリティ更新プログラムを手動でインストールしたいエンド ユーザーについては、マイクロソフトは更新プログラム管理ソフトウェアまたは Microsoft Update サービスを使用して更新プログラムを確認してこの累積的な更新プログラムを直ちに適用することを推奨します。

このセキュリティ情報の後半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。

既知の問題 なし

影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア

ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア

オペレーティング システムコンポーネント最も深刻な脆弱性の影響総合的な深刻度この更新プログラムにより置き換えられるセキュリティ情報
Windows XP
Windows XP Service Pack 3Windows Multimedia Library
(KB2598479)

DirectShow
(KB2631813)
リモートでコードが実行される緊急KB2598479 に置き換えられるセキュリティ情報: なし

MS10-033 の KB975562 は KB2631813 に置き換えられます
Windows XP Media Center Edition 2005 Service Pack 3Windows Multimedia Library
(KB2628259)

DirectShow[1]
(KB2631813)
リモートでコードが実行される緊急KB2628259 に置き換えられるセキュリティ情報: なし

KB2631813 に置き換えられるセキュリティ情報: なし
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2Windows Multimedia Library
(KB2598479)

DirectShow
(KB2631813)
リモートでコードが実行される緊急KB2598479 に置き換えられるセキュリティ情報: なし

MS10-033 の KB975562 は KB2631813 に置き換えられます
Windows Server 2003
Windows Server 2003 Service Pack 2Windows Multimedia Library
(KB2598479)

DirectShow
(KB2631813)
リモートでコードが実行される緊急KB2598479 に置き換えられるセキュリティ情報: なし

MS10-033 の KB975562 は KB2631813 に置き換えられます
Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2Windows Multimedia Library
(KB2598479)

DirectShow
(KB2631813)
リモートでコードが実行される緊急KB2598479 に置き換えられるセキュリティ情報: なし

MS10-033 の KB975562 は KB2631813 に置き換えられます
Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based SystemsWindows Multimedia Library
(KB2598479)

DirectShow
(KB2631813)
リモートでコードが実行される緊急KB2598479 に置き換えられるセキュリティ情報: なし

MS10-033 の KB975562 は KB2631813 に置き換えられます
Windows Vista
Windows Vista Service Pack 2Windows Multimedia Library
(KB2598479)

DirectShow
(KB2631813)
リモートでコードが実行される緊急KB2598479 に置き換えられるセキュリティ情報: なし

KB2631813 に置き換えられるセキュリティ情報: なし
Windows Vista x64 Edition Service Pack 2Windows Multimedia Library
(KB2598479)

DirectShow
(KB2631813)
リモートでコードが実行される緊急KB2598479 に置き換えられるセキュリティ情報: なし

KB2631813 に置き換えられるセキュリティ情報: なし
Windows Server 2008
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2Windows Multimedia Library*
(KB2598479)

DirectShow**
(KB2631813)
リモートでコードが実行される緊急KB2598479 に置き換えられるセキュリティ情報: なし

KB2631813 に置き換えられるセキュリティ情報: なし
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2Windows Multimedia Library*
(KB2598479)

DirectShow**
(KB2631813)
リモートでコードが実行される緊急KB2598479 に置き換えられるセキュリティ情報: なし

KB2631813 に置き換えられるセキュリティ情報: なし
Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2Windows Multimedia Library
(KB2598479)

DirectShow
(KB2631813)
リモートでコードが実行される緊急KB2598479 に置き換えられるセキュリティ情報: なし

KB2631813 に置き換えられるセキュリティ情報: なし
Windows 7
Windows 7 for 32-bit Systems および Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1DirectShow
(KB2631813)
リモートでコードが実行される重要KB2631813 に置き換えられるセキュリティ情報: なし
Windows 7 for x64-based Systems および Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1DirectShow
(KB2631813)
リモートでコードが実行される重要KB2631813 に置き換えられるセキュリティ情報: なし
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems および Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1DirectShow**
(KB2631813)
リモートでコードが実行される重要KB2631813 に置き換えられるセキュリティ情報: なし
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems および Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1DirectShow
(KB2631813)
リモートでコードが実行される重要KB2631813 に置き換えられるセキュリティ情報: なし

*Server Core インストールは影響を受けます。サポートされているエディションの Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 では、Server Core インストール オプションを使用してインストールされているかどうかに関わらず、この更新プログラムの深刻度は同じです。このインストール オプションの詳細については、TechNet の記事 Server Core および Windows Server 2008 R2 の Server Core を参照してください。Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 の特定のエディションでは、Server Core インストール オプションが使用できないことに注意してください。詳細については、Server Core インストール オプションの比較を参照してください。

**Server Core インストールは影響を受けません。サポートされているエディションの Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 では、Server Core インストール オプションを使用してインストールされている場合、この更新プログラムにより解決される脆弱性の影響を受けません。このインストール オプションの詳細については、TechNet の記事 Server Core および Windows Server 2008 R2 の Server Core を参照してください。Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 の特定のエディションでは、Server Core インストール オプションが使用できないことに注意してください。詳細については、Server Core インストール オプションの比較を参照してください。

[1] この更新プログラムは Windows XP Service Pack 3 用の DirectShow の更新プログラム (KB2631813) と同じです。

影響を受けるソフトウェア

その他のソフトウェア最も深刻な脆弱性の影響総合的な深刻度この更新プログラムにより置き換えられるセキュリティ情報
Windows Media Center TV Pack for Windows Vista (32 ビット版)[2]
(KB2628642)
リモートでコードが実行される重要なし
Windows Media Center TV Pack for Windows Vista (64 ビット版)[2]
(KB2628642)
リモートでコードが実行される重要なし

[2] Windows Media Center TV Pack for Windows Vista は Original Equipment Manufacturer (OEM) のインストールの Windows Vista の Home Premium および Ultimate エディションでのみ、オプションのコンポーネントとして利用可能です。このオプション コンポーネントをインストールしているお客様は、ご使用のエディションの Windows Vista 向けに用意されている更新プログラムをすべてインストールする必要があります。最善策として、マイクロソフトは該当するオペレーティング システムの更新プログラム (KB2598479 および KB2631813) をインストールしてから Windows Media Center TV Pack 更新プログラム (KB2628642) をインストールすることを推奨します。

影響を受けないソフトウェア

オペレーティング システムコンポーネント
Windows 7 for 32-bit Systems および Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1Windows Multimedia Library
Windows 7 for x64-based Systems および Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1Windows Multimedia Library
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems および Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1Windows Multimedia Library
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems および Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1Windows Multimedia Library

このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)

脆弱性の情報

深刻度および脆弱性識別番号

MIDI のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2012-0003

DirectShow のリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2012-0004

更新プログラムに関する情報

検出および展開ツールとガイダンス

セキュリティ更新プログラムの展開

関連情報

謝辞

この問題を連絡し、顧客の保護に協力してくださった下記の方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。

  • MIDI のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2012-0003) を報告してくださった IBM Security System の X-Force Research の Shane Garrett 氏
  • DirectShow のリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2012-0004) を報告してくださった Google Inc. の Neel Mehta 氏

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。

サポート

  • セキュリティ関連、およびセキュリティ更新プログラムに関するご質問や、ご不明な点などがありましたら、マイクロソフト セキュリティ情報センターまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償でサポートをご提供いたします。利用可能なサポート オプションの詳細については、マイクロソフト サポート オンラインを参照してください。
  • その他、製品に関するご質問は、マイクロソフト プロダクト サポートまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償またはインシデントの未消費にてサポートをご提供いたします。マイクロソフト プロダクト サポートへの連絡方法については、こちらを参照してください。

免責

この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2012/01/11):このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2012/01/16):このセキュリティ情報ページを更新し、CVE-2012-0003 のよく寄せられる質問 (FAQ) を更新し、この脆弱性による影響の範囲と攻撃者による悪用方法を明確にしました。これらは、いずれも情報のみの変更です。このセキュリティ情報のセキュリティ更新プログラムのファイルおよび検出ロジックへの変更はありません。
  • V1.2 (2012/01/31):このセキュリティ情報ページを更新し、「影響を受けるソフトウェア」の表に記載しているすべてのサポートされているエディションの Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista および Windows Server 2008 用の KB2631813 の更新プログラム パッケージについての総合的な深刻度を修正しました。これはセキュリティ情報の変更のみです。このセキュリティ情報のセキュリティ更新プログラムのファイルおよび検出ロジックへの変更はありません。お客様は、各システムにインストールされているソフトウェア向けに提供されている、すべての更新プログラム パッケージを適用する必要があります。詳細については、更新プログラムに関する FAQ を参照してください。