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マイクロソフト セキュリティ情報 MS12-056 - 重要

JScript および VBScript スクリプト エンジンの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2706045)

公開日: | 最終更新日:

バージョン: 1.1

概説

概要

このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Windows 64 ビット版の JScript および VBScript スクリプト エンジンに存在する非公開で報告された 1 件の脆弱性を解決します。この脆弱性により、ユーザーが特別に細工された Web サイトを訪問すると、リモートでコードが実行される可能性があります。しかし、いかなるケースでも、攻撃者はユーザーに Web サイトを見るよう強制することはできません。そのかわり、通常、ユーザーに攻撃者の Web サイトに接続させる電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせることにより、ユーザーを攻撃者の Web サイトに訪問させることが攻撃者にとっての必要条件となります。

このセキュリティ更新プログラムの深刻度は、64 ビット版 Windows クライアントの JScript 5.8 および VBScript 5.8 について「重要」と評価されています。また、このセキュリティ更新プログラムの深刻度は、64 ビット版 Windows サーバーの JScript 5.8 および VBScript 5.8 については「注意」と評価されています。詳細情報については、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションを参照してください。

この更新プログラムでは、JScript および VBScript がメモリ内でオブジェクトを処理する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。この脆弱性に関する詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

推奨する対応策:ほとんどのお客様は自動更新を有効にしていて、このセキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードおよびインストールされるため、特別な措置を講じる必要はありません。自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で確認し、インストールする必要があります。自動更新の具体的な構成オプションの詳細については、サポート技術情報 294871 を参照してください。

管理者およびエンタープライズのインストール、またはこのセキュリティ更新プログラムを手動でインストールしたいエンドユーザーは、更新プログラムの管理ソフトウェアまたは Microsoft Update サービスで更新プログラムを確認して、この更新プログラムをできる限り早期に適用することを推奨します。

このセキュリティ情報の後半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。

既知の問題: なし

影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア

ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア

オペレーティング システムコンポーネント最も深刻な脆弱性の影響総合的な深刻度置き換えられる更新プログラム
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2 JScript 5.8 および VBScript 5.8
(KB2706045)
リモートでコードが実行される重要MS11-031 の KB2510531 は KB2706045 に置き換えられます。
Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2 JScript 5.8 および VBScript 5.8
(KB2706045)
リモートでコードが実行される注意MS11-031 の KB2510531 は KB2706045 に置き換えられます。
Windows Vista x64 Edition Service Pack 2 JScript 5.8 および VBScript 5.8
(KB2706045)
リモートでコードが実行される重要MS11-031 の KB2510531 は KB2706045 に置き換えられます。
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 JScript 5.8 および VBScript 5.8
(KB2706045)
リモートでコードが実行される注意MS11-031 の KB2510531 は KB2706045 に置き換えられます。
Windows 7 for x64-based Systems JScript 5.8 および VBScript 5.8
(KB2706045)
リモートでコードが実行される重要MS11-031 の KB2510531 は KB2706045 に置き換えられます。
Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1 JScript 5.8 および VBScript 5.8
(KB2706045)
リモートでコードが実行される重要MS11-031 の KB2510531 は KB2706045 に置き換えられます。
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems JScript 5.8 および VBScript 5.8
(KB2706045)
リモートでコードが実行される注意MS11-031 の KB2510531 は KB2706045 に置き換えられます。
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 JScript 5.8 および VBScript 5.8
(KB2706045)
リモートでコードが実行される注意MS11-031 の KB2510531 は KB2706045 に置き換えられます。
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems JScript 5.8 および VBScript 5.8
(KB2706045)
リモートでコードが実行される注意MS11-031 の KB2510531 は KB2706045 に置き換えられます。
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1 JScript 5.8 および VBScript 5.8
(KB2706045)
リモートでコードが実行される注意MS11-031 の KB2510531 は KB2706045 に置き換えられます。

影響を受けないソフトウェア

オペレーティング システムコンポーネント
Windows XP Service Pack 3 JScript 5.7 および VBScript 5.7
JScript 5.8 および VBScript 5.8
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2JScript 5.6 および VBScript 5.6
JScript 5.7 および VBScript 5.7
Windows Server 2003 Service Pack 2 JScript 5.6 および VBScript 5.6
JScript 5.7 および VBScript 5.7
JScript 5.8 および VBScript 5.8
Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2 JScript 5.6 および VBScript 5.6
JScript 5.7 および VBScript 5.7
Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems JScript 5.6 および VBScript 5.6
JScript 5.7 および VBScript 5.7
Windows Vista Service Pack 2 JScript 5.7 および VBScript 5.7
JScript 5.8 および VBScript 5.8
Windows Vista x64 Edition Service Pack 2 JScript 5.7 および VBScript 5.7
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 JScript 5.7 および VBScript 5.7
JScript 5.8 および VBScript 5.8
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 JScript 5.7 および VBScript 5.7
Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2 JScript 5.7 および VBScript 5.7
Windows 7 for 32-bit SystemsJScript 5.8 および VBScript 5.8
Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1 JScript 5.8 および VBScript 5.8
Server Core インストール オプション
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)対象外
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール)対象外
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems (Server Core インストール)対象外
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)対象外

このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)

脆弱性の情報

深刻度および脆弱性識別番号

JavaScript 整数オーバーフローのリモートでコードが実行される脆弱性 - CVE-2012-2523

更新プログラムに関する情報

検出および展開ツールとガイダンス

セキュリティ更新プログラムの展開

関連情報

謝辞

この問題を連絡し、顧客の保護に協力してくださった下記の方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。

  • JavaScript 整数オーバーフローのリモートでコードが実行される脆弱性 (CVE-2012-2523) を報告してくださった Google's Chrome Security Team の Cris Neckar 氏

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。

サポート

このセキュリティ更新プログラムに関するヘルプとサポートを受ける方法

免責

この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2012/08/15):このセキュリティ情報ページを公開しました。
  • V1.1 (2013/07/11):このセキュリティ情報ページを更新し、更新プログラム 2706045 について Windows Vista パッケージでの検出を変更し、Windows Update での再提供の問題を修正したことをお知らせしました。これは検出の変更のみです。システムを正常に更新済みのお客様は、措置を講じる必要はありません。