Microsoft Virtual Server 2005 を使用した Microsoft Windows Server 2003 の 2 ノード クラスタの作成と構成
公開日: 2004年9月1日
Robert Larson
概要
MicrosoftR Virtual Server 2005 では、クラスタのような高度なコンピューティング構成にバーチャル マシンを使用できます。ミッション クリティカルなビジネス アプリケーションやコンピューティング プロセスの可用性を高めるためには、ビジネスにとってクラスタリングが重要です。クラスタ サーバー コンピュータにバーチャル マシンを使用することで、1 つのハードウェア デバイスで複数のバーチャル マシンを実行して、サーバーのコンピューティング能力をフルに利用できます。したがって、冗長性を実現するために従来のクラスタの構成で必要とされていた、多数のコンピュータ ハードウェアや関連コストが不要になります。このガイドでは、代表的な 1 クォーラム デバイス、2 ノード サーバー クラスタを作成および構成する方法を順を追って説明します。このガイドの構成では、Microsoft Virtual Server 2005 上のバーチャル マシンに、Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Edition をインストールし、複数のサーバーに共有ディスクを作成します。
トピック
はじめに
サーバー クラスタとは、Microsoft クラスタ サービス (MSCS) などのクラスタ ソフトウェアを使用して協調動作する、独立したサーバーのグループです。サーバー クラスタにより、高可用性、フェールバック、スケーラビリティ、およびリソースやアプリケーションの管理の容易性が提供されます。したがって、障害やあらかじめ予定された電源断が発生しても、クライアントはアプリケーションやサーバー リソースに継続的にアクセスできます。障害やその他のダウンタイムによってクラスタ内のサーバーの 1 つが使用できなくなっても、クライアントは使用可能な他のクラスタ ノードのリソースやアプリケーションを利用できます。
Windows クラスタ ソリューションでは、"フォールト トレラント" ではなく "高可用性" という用語が使用されます。フォールト トレランスは、ハードウェアによる高度な冗長性や、1 つのハードウェアやソフトウェアの障害から瞬時に復旧する特殊なソフトウェアを意味します。これらのソリューションでは、障害を予測して、アイドル状態で実行される冗長なハードウェアを購入する必要があるので、Windows クラスタ ソリューションよりもはるかにコストが高くなります。
サーバー クラスタでは停止しないで稼働を続けることは保証されませんが、通常、大部分のミッション クリティカルなアプリケーションにとって十分な可用性が提供されます。クラスタ サービスでは、アプリケーションやリソースを監視し、多くの障害状態を自動的に認識して復旧します。障害の自動認識と復旧により、クラスタ内のワークロードを柔軟に管理できます。また、システム全体の可用性も向上します。
クラスタにバーチャル マシンを使用すると、さらにメリットがあります。バーチャル マシンを使用すると、複数のオペレーティング システムを 1 台のサーバー コンピュータ上で実行できます。また、異種のクラスタ ソリューションで物理ハードウェアを共有できるので、クラスタ ソリューションを作成するために必要なハードウェアの総数が減ります。
Microsoft Virtual Server 2005 では、バーチャル マシンによる 2 ノード クラスタを実現できます。この資料では、Virtual Server 2005 を使用して、仮想共有クラスタ ストレージ デバイスに接続されたバーチャル マシンとして実装される複数のサーバーによる Windows Server 2003 Enterprise Edition サーバー クラスタを作成および構成する方法について説明します。この資料に記載する指示は、以下に定義するシナリオに基づいています。このシナリオでは、ドメイン コントローラとクラスタの両ノードがバーチャル マシンとして実装されます。資料の目的は、バーチャル マシンを使用して 2 ノード クラスタをインストールするプロセスを説明することです。クラスタ アプリケーションをインストールする方法については説明しません。
用語集
次に、この資料で使用している用語と略語の一覧を示します。
| 用語 | 説明 |
バーチャル マシン | Virtual Server 2005 で提供される、物理コンピュータの完全なエミュレーションを提供する仮想ハードウェア環境 (マザーボード、BIOS、ポート、メモリ、ディスク サブシステム、ネットワーク インターフェイス カードなど)。 |
ホスト オペレーティング システム | Virtual Server 2005 がインストールされる物理コンピュータにインストールされているオペレーティング システム。 |
物理コンピュータ | Virtual Server 2005 とバーチャル マシンをホストするために使用する物理ハードウェア。 |
ゲスト オペレーティング システム | バーチャル マシンにインストールされるオペレーティング システム ソフトウェア。 |
バーチャル ネットワーク | エミュレートされるネットワーク セグメント。このネットワーク セグメントは、物理コンピュータのネットワーク インターフェイス カード (NIC) を共有できるソフトウェアで実装され、(仮想または物理) コンピュータ間の通信を可能にします。 |
Virtual Machine Additions | 機能を強化し、パフォーマンスを向上するためにゲスト オペレーティング システムに読み込まれるソフトウェア。 |
バーチャル CD-ROM | エミュレートされる CD-ROM デバイス。この CD-ROM デバイスは、物理コンピュータの CD-ROM デバイスを共有したり、ISO イメージ ファイルを CD のように扱うことができるソフトウェアで実装されます。 |
管理 Web サイト | Virtual Server の管理すべてを実行する Web インターフェイス。 |
トップ ページ | 登録済みのバーチャル マシンを一覧する管理インターフェイス。 |
VMRC | バーチャル マシン リモート コントロール (VMRC) は、バーチャル マシンのユーザー インターフェイスにアクセスできるリモート管理プロトコルです。 |
VMRC クライアント | バーチャル マシンにアクセスするためのスタンドアロン インターフェイスを提供するクライアント アプリケーション。 |
VHD | バーチャル ハード ディスク (VHD) は、ホストのハード ディスク上に格納されるファイルです。バーチャル マシンからはハード ディスクとして認識され、基本的なディスクの読み取り操作や書き込み操作などのストレージ機能を実行するために使用されます。 |
VMC | バーチャル マシンの構成 (VMC) は、メモリ設定、画面の解像度、VHD の場所、既定のシャットダウン オプションなど、バーチャル マシンの設定が含まれる XML ファイルです。 |
Microsoft Virtual Server 2005 の概要
ユーザーはバーチャル マシンを使用して、1 台の物理サーバーで複数のオペレーティング システムを同時実行し、サーバー ハードウェアをより効果的に利用できます。Microsoft Virtual Server 2005 は、Windows Server 2003 オペレーティング システム プラットフォームでこの機能を提供するように最適化されています。Virtual Server 2005 は、Windows Server 2003 向けの最も費用効率の高いバーチャル マシン ソリューションで、開発者やサーバー管理者の次の 4 つの主要シナリオで運用効率を向上するようにデザインされています。つまり、ソフトウェアのテストと開発、レガシ アプリケーションのホスト変更、サーバー統合、および 1 台のサーバー上での分散サーバー アプリケーションのテストのシナリオです。
次の 2 つのエディションの Virtual Server を入手できます。
| • | Microsoft Virtual Server 2005 Standard Edition |
| • | Microsoft Virtual Server 2005 Enterprise Edition |
Microsoft Virtual Server 2005 Standard Edition では最高 4 プロセッサまでサポートされます。また、Microsoft Virtual Server 2005 Enterprise Edition では最高 32 物理プロセッサまでサポートされます。その他の点については、どちらのエディションでも機能に変わりはありません。
次の図に Microsoft のバーチャル マシン テクノロジの基本アーキテクチャを示します。論理スタックの下部から始めます。
| • | "ホスト オペレーティング システム" (Windows Server 2003) では、ホスト システムが管理されます。 |
| • | "Virtual Server 2005" により、バーチャル マシンを管理する Virtual Machine Monitor 仮想化層が提供され、ハードウェア エミュレーションのためのソフトウェア インフラストラクチャが提供されます。Virtual Machine Monitor は再配置可能です。 |
| • | 各バーチャル マシンは、そのバーチャル マシン用の一連の仮想化されたデバイス ("バーチャル ハードウェア") で構成されます。 |
| • | "バーチャル マシンで実行されるゲスト オペレーティング システムとアプリケーション" では、Virtual Server を経由して対話するネットワーク インターフェイス カード (NIC) が、物理イーサネット デバイスのソフトウェア シミュレーションに過ぎないことが認識されません。ゲスト オペレーティング システムが実行されている場合、バーチャル マシンの運用中に、特定目的用の Virtual Machine Monitor カーネルにより、CPU とハードウェアに対して仲介された制御が行われます。このとき、独立した環境が作成され、ゲスト オペレーティング システムとアプリケーションが、ハードウェアに可能な限り近いパフォーマンスで実行されます。 注 : Virtual Server のクラスタリングは、テストおよび開発のみを目的としており、実稼動環境ではサポートされません。 
図 1. Virtual Server アーキテクチャ |
「Virtual Server 2005 の技術概要」ホワイト ペーパーには、エミュレートされるハードウェアに関する仕様を含めて、Virtual Server 2005 アーキテクチャについて詳しく記載されています。このホワイト ペーパーは、Microsoft Web サイト (http://www.microsoft.com/japan/windowsserversystem/virtualserver/overview/vs2005tech.mspx) で参照できます。
この資料のシナリオ
このガイドでは正確に再現できるように特定のシナリオに重点を置いて、1 つの Virtual Server 2005 ホスト上にバーチャル マシンの 2 ノード クラスタを作成します。この資料では、次の作業を実行します。
| • | 10.10.10.0/24 サブネットを使用してクラスタとクライアント通信するために、Virtual Server で "PUBLIC" (パブリック) という名前のバーチャル ネットワークを作成します。 |
| • | 192.168.1.0/24 サブネットを使用してクラスタとハートビート通信するために、Virtual Server で "PRIVATE" (プライベート) という名前のバーチャル ネットワークを作成します。 |
| • | クォーラム ディスクを 500 MB の NTFS フォーマットの固定バーチャル ハード ディスクとして作成します。 |
| • | sysprep される Windows Server 2003 Enterprise Edition の基本インストールを実行します。このディスクは、ドメイン コントローラとクラスタの両ノード用の差分ディスクを作成するための読み取り専用の親ディスクとして使用されます。 |
| • | "Contoso.com" という 1 つのドメインにテスト フォレストを作成するために、ドメイン コントローラ "ClusterDC" を作成します。 |
| • | クラスタの "Node1" を作成し、クラスタ ノード用に構成して、"Contoso" ドメインに参加し、クラスタ "MyCluster" を作成します。 |
| • | クラスタの "Node2" を作成し、クラスタ ノード用に構成して、"Contoso" ドメインに参加し、クラスタの 2 つ目のノードとして追加します。 |
| • | インストール終了後、クラスタをテストします。 |
このシナリオとその説明は、サーバー名と IP アドレスを実際の名前に置き換え、企業の分類法に従う IP アドレスに置き換えることで変更できます。ドメイン コントローラをバーチャル マシンとして実装する必要はありませんが、Virtual Server ホストと同じサブネット上でドメイン コントローラを使用できるようにしておくことをお勧めします。
次の図 2 は、バーチャル ネットワークとバーチャル マシンの構成をネットワーク図として表現したものです。

図 2. 2 ノード クラスタ シナリオの論理ネットワーク図
前提
このガイドでは Virtual Server 2005 の使用方法は説明しません。そのため、Virtual Server 2005 のインストールと使用に関する知識や経験があることを前提にしています。Virtual Server 2005 と共にインストールされる製品のマニュアルと管理ドキュメントを参照してください。これらの資料はオンラインで入手できます。また、http://www.microsoft.com/japan/windowsserversystem/virtualserver/default.mspx からその他のリソースを入手することもできます。詳細については、次の Virtual Server 2005 Web サイトから Microsoft Virtual Server 2005 の技術概要を参照してください。http://www.microsoft.com/japan/windowsserversystem/virtualserver/default.mspx。
注 : このガイドでは、既定の [スタート] メニューを使用していることを想定しています。クラシック [スタート] メニューを使用している場合、手順はやや異なることがあります。
Microsoft Virtual Server 2005 の構成のチェックリスト
このチェックリストは、Virtual Server 2005 を使用してバーチャル マシンにクラスタをインストールする物理コンピュータの準備に役立ちます。以下の一覧は、物理ホスト コンピュータの要件です。
必要なソフトウェア
| • | Microsoft Windows Server 2003 Standard、Enterprise、または Datacenter Edition (ホスト オペレーティング システムとしてインストール)。開発環境とテスト環境では、ホスト オペレーティング システムに Windows XP を使用できます。 |
| • | 既定のアクセス許可でインストールされた IIS。 |
| • | Virtual Server 管理 Web サイト用にポート 1024 を使用してホストにインストールされた Microsoft Virtual Server 2005。 |
必要なハードウェア
| • | プロセッサ : 2 GHz 以上 |
| • | RAM: 1 GB 以上 (Virtual Server 2005 では、非ページ メモリのみが使用されます) |
| • | インターネットにアクセスできるネットワークに接続されているネットワーク インターフェイス カード |
| • | ホストに組み込まれた CD-ROM ドライブまたは DVD ドライブ |
| • | バーチャル ハード ディスク (VHD) ストレージ用に 5 GB のディスク空き容量のある内蔵ハード ディスク |
クラスタ ノードのバーチャル マシン構成のチェック リスト
このチェックリストは、Microsoft Virtual Server 2005 を使用して、2 ノード クラスタのバーチャル マシンをインストールおよび作成する際の準備に役立ちます。以下の一覧は、バーチャル マシン用の要件です。
バーチャル マシンに必要なソフトウェア (すべてのバーチャル マシン用)
| • | Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Edition |
| • | Sysprep for Windows Server 2003 |
ClusterDC バーチャル マシンの仕様
| • | ゲスト オペレーティング システム用の動的に拡張されるバーチャル ハード ディスク |
| • | パブリック (Public) バーチャル ネットワークに接続されている 1 枚のバーチャル NIC |
Node1 バーチャル マシンの仕様
| • | SCSI ID=7、共有バス モードで構成された 1 つの SCSI コントローラ |
| • | ブート ディスクとして IDE コントローラが接続されている、ゲスト オペレーティング システム用の動的に拡張されるバーチャル ハード ディスク |
| • | SCSI ID 0 で SCSI コントローラに接続された、NTFS フォーマットのクラスタ クォーラム ドライブ用の固定サイズの共有バーチャル ハード ディスク |
| • | パブリック (Public) バーチャル ネットワークに接続されている 1 枚のバーチャル NIC |
| • | プライベート (Private) バーチャル ネットワークに接続されている 1 枚のバーチャル NIC |
Node2 バーチャル マシンの仕様
| • | SCSI ID=6、共有バス モードで構成された 1 つの SCSI コントローラ |
| • | ブート ディスクとして IDE コントローラが接続されている、ゲスト オペレーティング システム用の動的に拡張されるバーチャル ハード ディスク |
| • | SCSI ID 0 で SCSI コントローラに接続された、NTFS フォーマットのクラスタ クォーラム ドライブ用の固定サイズの共有バーチャル ハード ディスク |
| • | パブリック (Public) バーチャル ネットワークに接続されている 1 枚のバーチャル NIC |
| • | プライベート (Private) バーチャル ネットワークに接続されている 1 枚のバーチャル NIC |
Virtual Server 2005 の構成
ここで使用する 2 ノードのシナリオでは、2 つのバーチャル ネットワークを作成して、分離された通信を用意する必要があります。最初のネットワークは "Public" という名前です。これはクライアント コンピュータとクラスタとの間の通信に使用します。2 つ目のネットワークは "Private" という名前です。これは、クラスタ ノード間のクラスタ ハートビート通信に使用します。
次に、Virtual Server 2005 でパブリック バーチャル ネットワークとプライベート バーチャル ネットワークを作成する手順について説明します。Virtual Server 2005 がホスト システムに既にインストールされていて、ユーザーには ローカル管理者として Virtual Server 2005 のインスタンスを管理するための適切なアクセス許可があることが前提です。
また、すべてのバーチャル ハード ディスクとゲスト構成ファイルを格納するためのローカル ディレクトリを作成します。
ネットワーク構成
| • | すべてのクラスタのノード間通信に使用される、"Private" (プライベート) という名前の 1 つのバーチャル ネットワーク |
| • | すべてのクラスタ間通信に使用される、"Public" (パブリック) という名前の 1 つのバーチャル ネットワーク |
ストレージ構成
| • | バーチャル ディスク ストレージ用の 1 つのディレクトリ |
| • | バーチャル マシンの構成ファイル ストレージ用の 1 つのディレクトリ |
| • | バーチャル ディスクのストレージ ディレクトリを指す Virtual Server 検索パス |
| • | バーチャル マシン構成のストレージ ディレクトリを指す Virtual Server 構成ファイル |
プライベート バーチャル ネットワークを作成する
"Private" (プライベート) ネットワークは専用のプライベート ネットワーク上に設定することをお勧めします。
1. | ホスト コンピュータで [スタート] メニューをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントして、[Microsoft Virtual Server] をクリックします。次に、[Virtual Server管理 Web サイト] を選択します (資格情報の入力を求めるメッセージが表示されたら、ローカル管理者のユーザー名とパスワードを入力します)。トップ ページが表示されます。 |
2. | [バーチャル ネットワーク] メニューをポイントし、[作成] をクリックします。  拡大表示する
|
3. | バーチャル ネットワーク名に「Private」と入力します。 |
4. | 物理ネットワーク アダプタに [なし (ゲストのみ)] を選択します。 |
5. | テキスト ボックスに「クラスタ通信 (ハートビート) 用のプライベート ネットワーク」と入力し、[OK] をクリックします。 |
パブリック バーチャル ネットワークを作成する
"Public" (パブリック) ネットワークは、専用のローカル エリア ネットワーク上に設定し、すべてのクラスタ クライアントがシステムにアクセスできるように構成することをお勧めします。このシナリオでは、ホスト物理ネットワーク アダプタを利用するホスト外のトラフィックを許可するようにパブリック ネットワークを構成します。これにより、最新のセキュリティとドライバの修正プログラムを読み込むことができます。
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、左側の [バーチャル ネットワーク] メニューに移動します。 |
2. | [バーチャル ネットワーク] メニューをポイントし、[作成] をクリックします。  拡大表示する
|
3. | バーチャル ネットワーク名に「Public」と入力します。 |
4. | [物理コンピュータ ネットワーク アダプタ] ボックスから、物理ネットワークに接続されていて、使用可能な物理ネットワーク アダプタを選択します。クライアント コンピュータでは、これを使用してクラスタにアクセスします。LAN または ワイヤレス NIC も使用できます。 |
5. | テキスト ボックスに「クラスタ通信用のパブリック ネットワーク」と入力し、[OK] をクリックします。 |
バーチャル ハード ディスクのストレージ ディレクトリを作成および構成する
このシナリオでは、Virtual Server の構成を容易にするために、バーチャル マシンを同じディレクトリに格納することをお勧めします。次の手順では、2 つのサブディレクトリを作成します。1 つにはバーチャル ハード ディスクを格納し、もう 1 つにはバーチャル マシンの構成ファイルを格納します。また、これらのサブディレクトリをストレージの既定の場所として使用するように構成します。
1. | ホスト コンピュータのディスクのルートに、バーチャル ハード ディスクを格納する "C:\VirtualDisks" というサブディレクトリと、バーチャル構成ファイルを格納するための "C:\VirtualConfigs" というサブディレクトリを作成します。 |
2. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページから、[Virtual Server] メニューに移動します。 |
3. | [Virtual Server] メニューの [サーバーのプロパティ] をクリックします。  拡大表示する
|
4. | プロパティ ページで [検索パス] をクリックします。  拡大表示する
|
5. | 既定のバーチャル マシン構成のフォルダを "C:\VirtualConfig" に変更します。 |
6. | 検索パスのテキスト ボックスに「C:\VirtualDisks」と入力します (既にパスが構成されている場合は、セミコロンで区切ります)。 |
7. | [OK] をクリックします。 |
これで、構成ファイル用ストレージの既定の場所と既定の検索パスが構成され、Virtual Server 管理 Web サイトのすべてのプルダウン選択ボックスに、構成したディレクトリのリソースが表示されます。
共有クォーラム クラスタ ディスクを作成する
クォーラム ディスクは、クラスタ構成データベースのチェックポイント、およびクラスタの管理や一貫性の確保に役立つログ ファイルを格納するために使用されます。このテスト シナリオでは、次の手順でクォーラム ディスクを作成することをお勧めします。
| • | NTFS でフォーマットされた 500 MB の固定サイズ バーチャル ハード ディスクを作成します。これは、クォーラム ディスクとして使用され、クォーラム リソース専用です。 |
クォーラム リソースは、クラスタの操作で重要な役割を果たします。すべてのクラスタで、クォーラム リソースとして 1 つのリソースが指定されます。この 2 ノード クラスタのバーチャル マシンでは、クォーラム リソースは 500 MB の固定サイズ ディスクです (動的に拡張されるディスクはサポートされません)。
次に、クォーラム ディスクを作成する手順を説明します。
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、[バーチャル ディスク] メニューに移動します。 |
2. | [バーチャル ディスク] メニューの [作成] をポイントし、[容量固定のバーチャル ハード ディスク] を選択します。  拡大表示する
|
3. | バーチャル ハード ディスク名として「C:\VirtualDisks\Quorum.vhd」と入力します。 |
4. | ディスク容量として [MB] を選択します。 |
5. | サイズとして「500」を入力します。 |
6. | [作成] をクリックします。 |
親バーチャル ハード ディスクを作成する
このシナリオでは、バーチャル マシンの作成を容易にし、必要なディスク容量を最小に抑えるために、差分ディスクを使用します。親バーチャル ハード ディスクは、動的に拡張される標準のバーチャル ハード ディスクです。親バーチャル ハード ディスクが読み込まれて sysprep されてから、ドメイン コントローラと各クラスタ ノードの作成に使用します。
ブランク バーチャル ハード ディスクを作成する
親バーチャル ハード ディスクを作成するには、次の手順を使用します。
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、[バーチャル ディスク] メニューに移動します。 |
2. | [バーチャル ディスク] メニューの [作成] をポイントし、[容量可変の拡張バーチャル ハード ディスク] を選択します。  拡大表示する
|
3. | バーチャル ハード ディスクのファイル名のテキスト ボックスに「C:\VirtualDisks\ParentVM.vhd」と入力します。 |
4. | 既定のディスク サイズの 16 GB を使用します。 |
5. | [作成] をクリックします。 注 : この手順では説明を簡単にするために、ブート デバイスに IDE バーチャル ハード ディスクを使用します。最高のパフォーマンスを得るためには、ブート デバイスとして SCSI バーチャル ハード ディスクを使用することをお勧めします。これを行うには、事前にバーチャル ハード ディスクを作成し、バーチャル マシンの共有されていない SCSI コントローラに SCSI ID 0 で接続する必要があります。 |
一時的なバーチャル マシンを作成する
このシナリオでは、前に作成した ParentVM.vhd という名前の動的に拡張されるハード ディスクを使用して、他のバーチャル マシンの親として使用されるバーチャル マシンを作成します。
親バーチャル ハード ディスクを作成するには、次の手順を使用します。
1. | [バーチャル マシン] メニューの [作成] をクリックします。 |
2. | バーチャル マシン名に「C:\VirtualConfig\ParentVM.vmc」と入力します。  拡大表示する
|
3. | メモリに「256 MB」と入力します。 |
4. | [既存のバーチャル ハード ディスクを使用する] を選択し、[ファイル名 (.vhd)] ボックスに「C:\VirtualDisks\ParentVM.vhd」と入力します (またはドロップダウン ボックスから選択します)。 |
5. | バーチャル ネットワーク アダプタとして [Public] を選択します。これは、クラスタと通信する際にクラスタ クライアント コンピュータが使用します。 |
6. | [作成] をクリックします。 |
親バーチャル ハード ディスクを読み込んで Sysprep する
ここでは、バーチャル マシンの電源を入れ、Windows Server 2003 Enterprise Edition オペレーティング システムを読み込み、親差分ディスクとして使用するためにコンピュータを準備します。
注 : 実稼動ネットワークに配置する前に、システムに修正プログラムを適用することをお勧めします。このシナリオでは、すべてのコンピュータが Virtual Server ホストのローカル バーチャル ネットワークで実行され、修正プログラムを取得するためのインターネットへのアクセス許可は持たないように構成されます。
この資料は Windows Server 2003 のインストールに精通していることを前提としているので、手順については全般的な説明のみを行います。
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページに、"ParentVM" バーチャル マシンが含まれる、バーチャル マシンの一覧が表示されます。 |
2. | Windows Server 2003 Enterprise Edition の CD-ROM を物理ホストの CD-ROM ドライブに挿入します。 |
3. | ParentVM の構成を編集し、物理 CD-ROM を バーチャル CD-ROM にキャプチャします。 |
4. | トップ ページの [ParentVM] の縮小表示をクリックし、バーチャル マシンの電源を入れます。 |
5. | Windows Server 2003 Enterprise Edition を次の設定でインストールします。 1. | メンバ サーバー | 2. | コンピュータ名 = ParentVM | 3. | パスワード = ブランク (sysprep では必須です) | 4. | 一般的なネットワーク設定 |
|
6. | ゲスト オペレーティング システムが再起動されたら、パスワードを使用しないで管理者としてログインします。 |
7. | システムでプラグ アンド プレイの検出が実行されている間は待機し、次に Virtual Server Additions をインストールします。 |
8. | Windows Update の Windows Server 2003 の重要なセキュリティ修正プログラムをすべて適用します。 |
9. | ここで、sysprep.inf ファイルを作成します。付録 A に、ParentVM を sysprep する際に使用できるサンプル sysprep.inf ファイルを示します。sysprep.inf ファイルを作成するときに、ミニセットアップ中に新しいコンピュータ名を入力することを求めるメッセージが表示されるように、コンピュータ名を空白のままにします。 |
10. | [再シール] オプションを使用してコンピュータを Sysprep し、[シャットダウン] モードを選択します。これにより、sysprep 後にバーチャル マシンがシャットダウンされます。 |
11. | C:\VirtualDisks\ParentVM.vhd ファイルを読み取り専用にします。これで、C:\VirtualDisks\ParentVM.vhd というバーチャル ハード ディスクが差分ディスク構成で読み取り専用の親ディスクとして使用できるようになりました。 |
ドメイン コントローラ - ClusterDC を作成する
このガイドのシナリオでは、"Contoso.com" という名前の新しいテスト ドメインを新しいフォレストに作成します。これは、バーチャル マシンとして作成されるので、ローカルに使用できるリソースでシナリオ全体が実装されます。ドメイン コントローラには ClusterDC という名前を付け、親差分ディスクから作成します。
ドメイン コントローラのバーチャル マシンを作成するには、次の手順を実行します。
1. | 差分ディスクとしてバーチャル ハード ディスクを作成する |
2. | バーチャル マシンを作成する |
3. | バーチャル マシンを構成する |
4. | DCPromo を使用して、コンピュータをドメイン コントローラに昇格する |
ここでは、クラスタのノードになるバーチャル マシンを作成します。クラスタの各ノードは、"子" 差分ディスクになります。子差分ディスクは、既存の "親" バーチャル ハード ディスクに関連付ける必要があります。親は子に対して読み取り専用のソースです。子差分ディスクでは、実行中に親ディスクを変更せずに変更を保存する方法が提供されます。差分ディスクを使用すると、差分ディスクが格納される物理ディスク上に十分な空き領域がある限り、変更を無制限に格納できます。差分ディスクは、データが書き込まれたときに動的に拡張され、親ディスクが作成されたときに親ディスクに割り当てられた最大サイズまで拡張できます。
ClusterDC バーチャル ハード ディスクを作成する
差分ディスクをバーチャル マシンに割り当てるには、バーチャル マシンを作成する前に、バーチャル ディスクウィザードを使用する必要があります。次の手順に従って、差分バーチャル ハード ディスクを作成します。
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、[バーチャル ディスク] メニュー パネルに移動します。 |
2. | [バーチャル ディスク] メニュー パネルで、[作成] をクリックします。  拡大表示する
|
3. | [差分バーチャル ハード ディスク] を選択します。 |
4. | バーチャル ハード ディスクのファイル名のボックスに「C:\VirtualDisks\ClusterDC.vhd」と入力します。 |
5. | 親ハード ディスクのファイル名のボックスに「C:\VirtualDisks\ParentVM.vhd」と入力します。 |
6. | [作成] をクリックします。 |
ClusterDC バーチャル マシンを作成する
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、[バーチャル マシン] メニュー パネルに移動します。 |
2. | [バーチャル マシン] メニュー パネルで、[作成] をクリックします。 |
3. | バーチャル マシン名に「C:\VirtualConfig\ClusterDC.vmc」と入力します。 |
4. | 256 MB のメモリを割り当てます。 |
5. | [既存のバーチャル ハード ディスクを使用する] をクリックし、[.vhd ファイル] ボックスに「C:\VirtualDisks\ClusterDC.vhd」と入力します。 |
6. | バーチャル ネットワーク アダプタとして [Public] を選択します。 |
7. | [作成] をクリックします。 |
ドメイン コントローラ バーチャル マシンを読み込む
ここでは、ClusterDC ドメイン コントローラのバーチャル マシンをオンにし、ミニセットアップ ウィザードで要求される一意設定を構成し、DCPromo を実行してドメイン コントローラを作成します。ここでは大まかな説明しか行わないので、次の手順に精通している必要があります。
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページに、ClusterDC バーチャル マシンが含まれる、バーチャル マシンの一覧が表示されます。  拡大表示する
|
2. | [リモート画面] 列のバーチャル マシンの [縮小表示] をクリックし、バーチャル マシンの電源をオンにします。 |
3. | トップ ページが最新の情報に更新されたら、ClusterDC をリモートで制御するために、バーチャル マシン [縮小表示] を再度クリックします。 |
4. | Sysprep ミニセットアップ ウィザードが表示され、コンピュータ名と管理パスワードの入力を要求するメッセージが表示されるので、次の資格情報を入力します。 コンピュータ名 : ClusterDC パスワード : Pass@word1 |
5. | バーチャル マシンの読み込みが終了したら、パスワード "Pass@word1" を使用して管理者としてログインします。 |
6. | LAN 接続に移動し、次のパラメータを TCP/IP に割り当てます。 IP アドレス : 10.10.10.1 サブネット マスク : 255.255.255.0 DNS: 10.10.10.1 |
7. | Windows Server 2003 Enterprise Edition インストール CD を ClusterDC のバーチャル CD-ROM に接続します。 1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、[バーチャル マシン] メニュー パネルに移動します。 | 2. | [バーチャル マシン] メニュー パネルで、[構成] をクリックします。 | 3. | [ClusterDC] バーチャル マシンを選択します。 | 4. | [CD/DVD] を選択します。 | 5. | [物理 CD/DVD ドライブ] を有効にし、適切なドライブ文字を選択します。 | 6. | [OK] をクリックします。 |
|
8. | 次のように DCPromo を実行します。 1. | 新しいドメインを作成します。 | 2. | 新しいフォレストを作成します。 | 3. | DNS 名 : Contoso.com | 4. | DNS の読み込みを選択します。 | 5. | DCPromo プロセスを終了します。 |
|
9. | サーバーを再起動します。 |
10. | イベント ログでエラーをチェックして、ClusterDC が正しく動作していることを確認します。 これでドメイン コントローラが構成され、残りの手順を完了する準備ができました。 |
クラスタ ノードのバーチャル マシンを作成する
クラスタ ノード構成
| • | "NODE1" という名前の 1 台のバーチャル マシン。これはクラスタの最初のノードです。 |
| • | "NODE2" という名前の 1 台のバーチャル マシン。これはクラスタの 2 つ目のノードです。 |
両方のノードのハード ディスクには、前の手順で作成した "C:\Virtual Disks\ParentVM.vhd" という名前の親バーチャル ハード ディスクを使用します。親差分ディスクは、sysprep された Windows Server 2003 Enterprise Edition のメンバ サーバーです。
クラスタ Node1 のバーチャル マシンを作成する
次の手順を実行して、Node1 のバーチャル ハード ディスクとバーチャル マシンを作成します。
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、[バーチャル ディスク] メニュー パネルに移動します。 |
2. | [バーチャル ディスク] メニュー パネルで、[作成] をクリックします。 |
3. | [差分バーチャル ハード ディスク] を選択します。 |
4. | ハード ディスク名に「C:\VirtualDisks\NODE1.vhd」と入力します。 |
5. | 親ハード ディスク名に「C:\VirtualDisks\ParentVM.vhd」と入力します。 |
6. | [作成] をクリックします。 |
7. | [バーチャル マシン] メニュー パネルで、[作成] をクリックします。 |
8. | バーチャル マシン名に「C:\VirtualConfig\Node1.vmc」と入力します。 |
9. | メモリに 256 MB を割り当てます。 |
10. | [既存のバーチャル ハード ディスクを使用する] をクリックし、[.vhd ファイル] ボックスに「C:\VirtualDisks\Node1.vhd」と入力します。 |
11. | バーチャル ネットワーク アダプタとして [Public] を選択します。 |
12. | [作成] をクリックします。 |
クラスタ Node2 のバーチャル マシンを作成する
次の手順を実行して、Node2 のバーチャル ハード ディスクとバーチャル マシンを作成します。
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、[バーチャル ディスク] メニュー パネルに移動します。 |
2. | [バーチャル ディスク] メニュー パネルで、[作成] をクリックします。 |
3. | [差分バーチャル ハード ディスク] を選択します。 |
4. | ハード ディスク名に「C:\VirtualDisks\NODE2.vhd」と入力します。 |
5. | 親ハード ディスク名に「C:\VirtualDisks\ParentVM.vhd」と入力します。 |
6. | [作成] をクリックします。 |
7. | [バーチャル マシン] メニュー パネルで、[作成] をクリックします。 |
8. | 新しい構成ファイルとして「C:\VirtualConfig\Node2.vmc」と入力します。 |
9. | メモリに 256 MB を割り当てます。 |
10. | [既存のバーチャル ハード ディスクを使用する] をクリックし、[.vhd ファイル] ボックスに「C:\VirtualDisks\Node2.vhd」と入力します。 |
11. | バーチャル ネットワーク アダプタとして [Public] を選択します。 |
12. | [作成] をクリックします。 |
クラスタ ノード構成
クラスタ ノードが作成されたので、起動して構成する必要があります。これには、ミニセットアップでのクラスタ ノードの起動、名前と管理者パスワードの構成、ネットワーク設定の変更、最新の Virtual Server Additions の読み込み、バーチャル マシンの電源をオフにする操作があります。
クラスタ Node1 の構成
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、[バーチャル マシン] メニュー パネルに移動します。 |
2. | [バーチャル マシン] メニュー パネルで、[構成] をクリックします。  拡大表示する
|
3. | [Node1] を選択します。 |
4. | [SCSI コントローラ] をクリックします。 |
5. | [コントローラの追加] ボタンをクリックし、クォーラム ディスクのコントローラを追加します。 |
6. | [SCSI バスをクラスタのために共有する] を有効にします。 |
7. | SCSI ID = 7 を設定します。 |
8. | [適用] をクリックします。 |
9. | [リモート画面] 列の [Node1] の縮小表示をクリックし、電源をオンします。 |
10. | Node1 をリモートで制御するために、縮小表示を再度クリックします。 注 : バーチャル マシン リモート コントロール (VMRC) の管理サポートを有効にするか、VMRC ActiveX コントロールのダウンロードを承認する必要があります。 |
11. | Sysprep ミニセットアップ ウィザードが表示され、コンピュータ名と管理パスワードの入力を求めるメッセージが表示されます。次の項目を入力します。 コンピュータ名 : NODE1 パスワード : Pass@word1 |
12. | バーチャル マシンが起動したら、パスワード "Pass@word1" を使用して管理者としてログインします。 |
13. | LAN 接続に移動し、次のパラメータを TCP/IP に割り当てます。 1. | IP アドレス : 10.10.10.2 | 2. | サブネット マスク : 255.255.255.0 | 3. | DNS: 10.10.10.1 |
|
14. | Virtual Server Additions をインストールします。 |
15. | Node1 を Contoso.com ドメインに参加させます。再起動を要求するメッセージが表示されたら、再起動します。 |
16. | Node1 をシャットダウンします。 |
17. | プライベート ネットワークを Node1 に追加します。Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、[バーチャル マシン] メニュー パネルに移動します。 |
18. | [構成] で [Node1] を選択します。 |
19. | [ネットワーク アダプタ] をクリックします。 |
20. | [ネットワーク アダプタの追加] ボタンをクリックします。 |
21. | ネットワーク アダプタとして [Private] を選択し、[適用] をクリックします。 |
22. | トップ ページに戻ります。 |
クラスタ Node2 の構成
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、[バーチャル マシン] メニュー パネルに移動します。 |
2. | [バーチャル マシン] メニュー パネルで、[構成] をクリックします。  拡大表示する
|
3. | [Node2] を選択します。 |
4. | [SCSI コントローラ] をクリックします。 |
5. | [コントローラの追加] ボタンをクリックし、クォーラム ディスクのコントローラを追加します。 |
6. | [SCSI バスをクラスタのために共有する] を有効にします。 |
7. | SCSI ID = 6 を設定します。 |
8. | [適用] をクリックします。 |
9. | [リモート画面] 列の [Node2] の縮小表示をクリックし、電源をオンします。 |
10. | Node2 をリモートで制御するために、縮小表示を再度クリックします。 |
11. | Sysprep ミニセットアップ ウィザードが表示され、コンピュータ名と管理パスワードの入力を求めるメッセージが表示されます。次の項目を入力します。 コンピュータ名 : NODE2 パスワード : Pass@word1 |
12. | バーチャル マシンが起動したら、パスワード "Pass@word1" を使用して管理者としてログインします。 |
13. | LAN 接続に移動し、次のパラメータを TCP/IP に割り当てます。 1. | IP アドレス : 10.10.10.3 | 2. | サブネット マスク : 255.255.255.0 | 3. | DNS: 10.10.10.1 | 4. | Virtual Server Additions を追加インストールします。 |
|
14. | Node2 を Contoso.com ドメインに参加させます。再起動を要求するメッセージが表示されたら、再起動します。 |
15. | Node2 をシャットダウンします。 |
16. | プライベート ネットワークを Node2 に追加します。Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、[バーチャル マシン] メニュー パネルに移動します。 |
17. | [構成] で [Node2] を選択します。 |
18. | [ネットワーク アダプタ] をクリックします。 |
19. | [ネットワーク アダプタの追加] ボタンをクリックします。 |
20. | ネットワーク アダプタとして [Private] を選択し、[適用] をクリックします。 |
21. | トップ ページに戻ります。 |
クラスタのインストール
インストールの概要
インストール プロセス中、他のノードがインストールされている間にいくつかのノードがシャットダウンされます。この手順により、共有バスに接続されたディスク上のデータが失われたり破損することがないよう保証されます。これは、複数のノードが、クラスタ ソフトウェアで保護されていないディスクへの書き込みを同時に行おうとするときに発生する可能性があります。Windows 2003 Server では、新しいディスクがマウントされる際の既定の動作が、Microsoft Windows 2000 オペレーティング システムの動作から変更されています。Windows 2003 では、ブート パーティションと同じバス上にない論理ディスクが、自動的にマウントされたり、ドライブ文字が割り当てられたりすることがありません。そのため、複雑な SAN 環境内の他のサーバーに属する可能性のあるドライブはサーバーではマウントされません。ドライブはマウントされませんが、共有ディスクが破損しないように、念のため以下の手順に従うことをお勧めします。
各手順でどのノードやストレージ デバイスをオンにするかを判断するには、以下の表を使用します。
このガイドの手順は、2 ノード クラスタ用です。
| 手順 | ノード 1 | ノード 2 | ストレージ | コメント |
ネットワークを設定する | オン | オン | オフ | 共有バス上のすべてのストレージ デバイスがオフになっていることを確認します。すべてのノードをオンにします。 |
共有ディスクを設定する | オン | オフ | オン | すべてのノードをシャットダウンします。共有ストレージをオンにし、最初のノードをオンにします。 |
ディスク構成を確認する | オフ | オン | オン | 最初のノードをオフにし、2 つ目のノードをオンにします。 |
最初のノードを構成する | オン | オフ | オン | すべてのノードをオフにし、最初のノードをオンにします。 |
2 つ目のノードを構成する | オン | オン | オン | 最初のノードが正常に構成された後、2 つ目のノードをオンにします。 |
インストール後 | オン | オン | オン | すべてのノードをオンにする必要があります。 |
クラスタ サービス ソフトウェアを構成する前に、いくつかの手順を実行する必要があります。必要な手順を以下に示します。
1. | ノードごとにクラスタ ハートビート用ネットワークを設定します。 |
2. | 共有 SCSI コントローラとクォーラム ディスクを設定します。 |
最初のノードでのクラスタ サービスのインストールに進む前に、各クラスタ ノードでこれらの手順を実行します。
クラスタ サービスを構成するには、すべてのノードに管理者用アクセス許可のあるアカウントを使用して、ログオンする必要があります。各ノードは、同じドメインのメンバである必要があります。
ネットワークを設定する
各クラスタ ノードには、単一障害点を回避するために、複数の独立したネットワークに接続される少なくとも 2 つのネットワーク アダプタが必要です。1 つはパブリック ネットワークに接続し、もう 1 つはクラスタ ノードのみで構成されるプライベート ネットワークに接続します。複数のネットワーク アダプタを備えたサーバーを "マルチホーム" と呼びます。マルチホーム サーバーは問題が生じることが多いので、この資料で説明するネットワークの推奨構成に従うことが重要です。
プライベート ネットワーク アダプタは、ノード間通信、クラスタ状態情報、およびクラスタ管理に使用されます。各ノードのパブリック ネットワーク アダプタは、クラスタをクライアントが常駐しているパブリック ネットワークに接続し、内部クラスタ通信のバックアップ ルートとして構成する必要があります。これを行うには、クラスタ サービスの [内部クラスタ通信のみ]、または [すべての通信] として、これらのネットワークの役割を構成します。
通信に関して発生する可能性のある問題を取り除くには、[内部クラスタ通信のみ] に設定されているプライベート ネットワーク アダプタから、不要なネットワーク トラフィックをすべて削除します。
すべてのネットワーク接続が正しいことを確認するには、プライベート ネットワーク アダプタがパブリック アダプタとは異なる論理ネットワーク上のネットワークに接続されている必要があります。
クラスタ Node1 のネットワーク構成
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、Node1 という名前のバーチャル マシンの縮小表示をクリックして、電源をオンにします。 |
2. | Node1 をリモートで制御するために、縮小表示を再度クリックします。 |
3. | パスワード "Pass@word1" を使用して、管理者としてコンピュータにログオンします。 |
4. | プラグ アンド プレイによる新しい NIC の検出を許可します。
明確にするために、ネットワーク接続の名前を変更することをお勧めします。
|
5. | [スタート] メニューからコントロール パネルを開きます。 |
6. | [ネットワーク接続] をダブルクリックします。 |
7. | [ローカル エリア接続 2] アイコンを右クリックします。 |
8. | [名前の変更] をクリックします。 |
9. | テキスト ボックスに「テキスト ボックスに「Private」と入力し、Enter キーを押します。 |
10. | [ローカル エリア接続] アイコンを右クリックします。 |
11. | [名前の変更] をクリックします。 |
12. | テキスト ボックスに「Public」と入力し、Enter キーを押します。 |
13. | [詳細] メニューの [詳細設定] をクリックします。 |
14. | バインドが次の順序になっていることを [接続] ボックスで確認し、[OK] をクリックします。 1. | Public ローカル エリア接続 | 2. | Private ローカル エリア接続 2 | 3. | リモート アクセス接続 |
|
15. | Private アダプタのネットワーク接続を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。 |
16. | [全般] タブで、[インターネット プロトコル (TCP/IP)] チェック ボックスのみがオンになっていることを確認します。他のすべてのクライアント、サービス、およびプロトコルのチェック ボックスをオフにします。 |
17. | [インターネット プロトコル (TCP/IP)] を強調表示し、[プロパティ] をクリックします。 |
18. | 次のパラメータを TCP/IP に割り当てます。 1. | IP アドレス : 192.168.1.2 | 2. | サブネット マスク : 255.255.255.0 |
|
19. | [デフォルト ゲートウェイ] ボックスまたは [次の DNS サーバーのアドレスを使う] に値が定義されていないことを確認します。 |
20. | [詳細設定] ボタンをクリックします。 |
21. | [DNS] タブに値が定義されていないことを確認します。DNS 登録の [この接続のアドレスを DNS に登録する] チェック ボックスと [この接続の DNS サフィックスを DNS 登録に使う] チェック ボックスがオフになっていることを確認します。 |
22. | [WINS] タブに値が定義されていないことを確認します。[NetBIOS over TCP/IP を無効にする] をクリックします。 |
23. | [ナビゲーション] メニュー パネルの [トップ ページ] リンクをクリックして、トップ ページに戻ります。 |
クラスタ Node2 のネットワーク構成
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、Node2 という名前のバーチャル マシンの縮小表示をクリックして、電源をオンにします。 |
2. | Node2 をリモートで制御するために、縮小表示を再度クリックします。 |
3. | パスワード "Pass@word1" を使用して、管理者としてコンピュータにログオンします。 |
4. | プラグ アンド プレイによる新しい NIC の検出を許可します。
明確にするために、ネットワーク接続の名前を変更することをお勧めします。
|
5. | [スタート] メニューからコントロール パネルを開きます。 |
6. | [ネットワーク接続] をダブルクリックします。 |
7. | [ローカル エリア接続 2] アイコンを右クリックします。 |
8. | [名前の変更] をクリックします。 |
9. | テキスト ボックスに「Private」と入力し、Enter キーを押します。 |
10. | [ローカル エリア接続] アイコンを右クリックします。 |
11. | [名前の変更] をクリックします。 |
12. | テキスト ボックスに「Public」と入力し、Enter キーを押します。 |
13. | [詳細] メニューの [詳細設定] をクリックします。 |
14. | バインドが次の順序になっていることを [接続] ボックスで確認し、[OK] をクリックします。 1. | Public ローカル エリア接続 | 2. | Private ローカル エリア接続 2 | 3. | リモート アクセス接続 |
|
15. | プライベート アダプタのネットワーク接続を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。 |
16. | [全般] タブで、[インターネット プロトコル (TCP/IP)] チェック ボックスのみがオンになっていることを確認します。他のすべてのクライアント、サービス、およびプロトコルのチェック ボックスをオフにします。 |
17. | [インターネット プロトコル (TCP/IP)] を強調表示し、[プロパティ] をクリックします。 |
18. | 次のパラメータを TCP/IP に割り当てます。 1. | IP アドレス : 192.168.1.3 | 2. | サブネット マスク : 255.255.255.0 |
|
19. | [デフォルト ゲートウェイ] ボックスまたは [次の DNS サーバーのアドレスを使う] に値が定義されていないことを確認します。 |
20. | [詳細設定] ボタンをクリックします。 |
21. | [DNS] タブに値が定義されていないことを確認します。DNS 登録の [この接続のアドレスを DNS に登録する] チェック ボックスと [この接続の DNS サフィックスを DNS 登録に使う] チェック ボックスがオフになっていることを確認します。 |
22. | [WINS] タブに値が定義されていないことを確認します。[NetBIOS over TCP/IP を無効にする] をクリックします。 |
23. | [ナビゲーション] メニュー パネルの [トップ ページ] リンクをクリックして、トップ ページに戻ります。 |
パブリック ネットワーク アダプタを構成する
DHCP を経由で IP アドレスを取得している場合は、DHCP サーバーにアクセスできないと、クラスタ ノードにアクセスできません。このため、サーバー クラスタ上のすべてのインターフェイスに静的 IP アドレスが必要です。クラスタ サービスでは、サブネット 1 つにつき 1 つのネットワーク インターフェイスのみが認識されます。Windows Server 2003 に関する TCP/IP の詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。
接続と名前解決を確認する
プライベート ネットワークとパブリック ネットワークが正しく通信していることを確認するには、各ノードからすべての IP アドレスに ping を実行します。ローカル ノードとリモート ノード上で、すべての IP アドレスに ping を実行できます。
名前解決を確認するには、IP アドレスではなく、ノードのコンピュータ名を使用して、クライアントから各ノードに ping を実行します。パブリック ネットワークの IP アドレスのみが返されます。アドレス上で逆引き参照を行うコマンドの "PING -a" も実行できます。
ドメインのメンバシップを確認する
クラスタ内のすべてのノードが同じドメインのメンバで、ドメイン コントローラと DNS サーバーにアクセスできる必要があります。同じネットワーク セグメント上に少なくとも 1 台のドメイン コントローラがクラスタとして存在する必要があります。高可用性を実現し、単一障害点を取り除くために、他のドメイン コントローラを使用することもできます。このガイドでは、すべてのノードがメンバ サーバーとして構成されます。
ノードがドメイン メンバとして適切に構成され、ドメイン DNS サーバーと相互作用でき、ドメイン コントローラにセキュリティが保護された適切なチャネルがあることを確認するには、次の手順を実行します。
1. | まだオンになっていない場合は、各ノードをオンにします。次の資格情報を使用して、ドメイン管理者としてログインします。 ユーザー ID = Administrator@contoso.com パスワード = Pass@word1 |
2. | 正常にログインできた場合は、適切に構成されています。 |
クラスタ ユーザー アカウントを作成する
クラスタ サービスでは、クラスタ サービスを実行できるドメイン ユーザーが必要です。このドメイン ユーザーは、各ノード上のローカル管理者グループのメンバである必要があります。設定にはユーザー名とパスワードが必要なので、クラスタ サービスを構成する前にこのユーザー アカウントを作成しておく必要があります。このユーザー アカウントは、クラスタ サービスの実行専用とし、特定の個人に属さないようにします。
注 : クラスタ サービス アカウントは、ドメイン管理者グループのメンバである必要はありません。セキュリティ上の理由から、ドメイン管理者の権限をクラスタ サービス アカウントに許可することはお勧めしません。
クラスタ サービス アカウントがクラスタ内のすべてのノードで適切に機能するためには、次のアクセス許可を必要とします。クラスタ構成ウィザードでは、次のアクセス許可が自動的に許可されます。
| • | オペレーティング システムの一部として機能 |
| • | プロセスのメモリ クォータの増加 |
| • | ファイルとディレクトリのバックアップ |
| • | スケジューリング優先順位の繰り上げ |
| • | サービスとしてログオン |
| • | ファイルとディレクトリの復元 |
詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の次の資料を参照してください。
269229 「クラスタ サービス アカウントを手動で再作成する方法」
クラスタ ユーザー アカウントを作成するには
1. | トップ ページで [ClusterDC] の縮小表示をクリックし、リモート コントロール セッションを確立します。 |
2. | 必要に応じて、パスワード Pass@word1 を使用して、Administrator@contoso.com としてログインします。 |
3. | [スタート] メニューをクリックし、[すべてのプログラム]、[管理ツール] の順にポイントして、[Active Directory ユーザーとコンピュータ] をクリックします。 |
4. | ドメインを展開していない場合は、プラス記号 [+] をクリックして展開します。 |
5. | [ユーザー] を右クリックし、[新規作成] をポイントして、[ユーザー] をクリックします。 |
6. | [名] に「Cluster」と入力します。 |
7. | [姓] に「Service」と入力します。 |
8. | [ユーザー ログオン名] に「Cluster」と入力します。 |
9. | [次へ] をクリックします。 
図 7. クラスタ名の入力 |
10. | パスワードに Pass@word1 を設定します。 |
11. | パスワードの設定を [ユーザーはパスワードを変更できない] と [パスワードを無期限にする] に設定します。[次へ]、[完了] の順にクリックしてこのユーザーを作成します。 注 : 管理者用のセキュリティ ポリシーで無期限パスワード使用が許可されていない場合は、パスワードの期限が切れる前にパスワードを更新し、各ノードのクラスタ サービス構成を更新する必要があります。詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の次の資料を参照してください。 305813 「クラスタ サービス アカウントのパスワードを変更する方法」 |
12. | Active Directory ユーザーとコンピュータ スナップインを終了します。 |
共有ディスクを設定する
警告 : クラスタ ディスクが破損することを避けるために、他のノード上のオペレーティング システムを起動する前に、少なくとも 1 つのノード上で Windows Server 2003 とクラスタ サービスがインストール、構成、および実行されていることを確認します。クラスタ サービスを構成するまでは、複数のノードを含めないことが重要です。
次に進むには、すべての仮想クラスタ ノードをオフにしますが、ClusterDC はオンにし、実行したままにしてください。
Node1 を共有ディスク用に構成する
共有クォーラム ディスクをクラスタ ノードに接続して構成するには、他のノードがオフになっている必要があります。Node1 で次の手順を実行します。
クォーラム ディスクを追加するには
1. | 重要 : Node2 をオフにして、この手順を実行してください。 |
2. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、[バーチャル マシン] メニュー パネルに移動します。 |
3. | [構成] をクリックして [Node1] を選択します。 |
4. | [ハード ディスク] を選択します。  拡大表示する
|
5. | [ディスクの追加] ボタンをクリックします。 |
6. | 接続を [SCSI ID 0] に設定します。 |
7. | バーチャル ハード ディスクの名前として、「C:\VirtualDisks\Quorum.vhd」と入力します。 |
8. | [適用] をクリックします。 |
共有ディスクを構成するには
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、Node1 という名前のバーチャル マシンの縮小表示をクリックして、電源をオンにします。Node2 がオフになっていることを確認します。 |
2. | パスワード Pass@word1 を使用して、administrator@contoso.com としてログインします。 |
3. | [マイ コンピュータ] を右クリックし、[管理] をクリックします。[記憶域] を展開します。 |
4. | [ディスクの管理] をダブルクリックします。 |
5. | 新しいディスクを接続すると、ディスクのアップグレードと署名ウィザードが自動的に開始します。この場合は次の手順を実行します。 1. | [次へ] をクリックし、次の画面に進みます。 | 2. | [次へ] をクリックし、初期化で [ディスク 1] を選択します。 | 3. | [次へ] をクリックします。[ディスク 1] オプションはオンにしないでください。オンにすると、サポートされないダイナミック ディスクに変換されます。 | 4. | [完了] をクリックします。 |
|
6. | クォーラム ドライブ用に [未割り当て] のディスク領域を右クリックします。 |
7. | [新規パーティション] をクリックします。 |
8. | パーティションの作成ウィザードが開始します。[次へ] をクリックします。 |
9. | パーティションの種類として [プライマリ パーティション] を選択します。[次へ] をクリックします。 |
10. | パーティションの最大サイズには既定値が設定されます。[次へ] をクリックします。 |
11. | ドロップ ダウン ボックスで、ドライブ文字を [Q] に変更します。[次へ] をクリックします。クラスタ ドライブ文字の割り当ての詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の次の資料を参照してください。 318534 「Best Practices for Drive-Letter Assignments on a Server Cluster」(英語) |
12. | NTFS でパーティションをフォーマットします。[ボリューム ラベル] ボックスに、ディスク名として「Quorum Disk」と入力します。ディスクを復旧するような状況が発生した場合、トラブルシューティングに必要な時間が大幅に減るので、共有ディスクにドライブ ラベルを割り当てることは重要です。 |
13. | [完了] をクリックします。 |
ディスクへのアクセスと機能していることを確認するには
1. | Node1 でエクスプローラを起動します。 |
2. | ドライブ [Q] を右クリックし、[新規作成] をポイントして、[テキスト ドキュメント] をクリックします。 |
3. | ファイル名として QuorumTest.txt を割り当てます。 |
4. | ファイルを開き、「This is a test.」と入力します。 |
5. | ファイルを保存します。 |
6. | これで Node1 が構成されました。 |
7. | Node1 をシャットダウンします。 |
Node2 を共有ディスク用に構成する
共有クォーラム ディスクをクラスタ ノードに接続して構成するには、Node2 で次の手順を実行します。Node2 をオンにする前に Node1 がオフになっていることを確認します。
クォーラム ディスクを追加するには
1. | 重要 : Node1 をオフにして、この手順を実行してください。 |
2. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、[バーチャル マシン] メニュー パネルに移動します。 |
3. | [バーチャル マシン] メニュー パネルで [構成] をクリックし、[Node2] を選択します。 |
4. | [ハード ディスク] を選択します。 |
5. | [ディスクの追加] ボタンをクリックします。 |
6. | 接続を [SCSI ID 0] に設定します。 |
7. | バーチャル ハード ディスクの名前として、「C:\VirtualDisks\Quorum.vhd」と入力します。 |
8. | [適用] をクリックします。 |
共有ディスクを構成するには
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、Node2 の縮小表示をクリックして、電源をオンにします。Node1 がオフになっていることを確認します。 |
2. | Node2 をリモートで制御するために、縮小表示を再度クリックします。 |
3. | パスワード "Pass@word1" を使用して、"Administrator@Contoso.com" としてコンピュータにログオンします。 |
4. | [マイ コンピュータ] を右クリックし、[管理] をクリックします。[記憶域] を展開します。 |
5. | [ディスクの管理] をダブルクリックします。 |
6. | クォーラム ドライブが一覧されますが、ドライブ文字は割り当てられていません。ドライブを右クリックし、[ドライブ文字とパスの変更] を選択します。 |
7. | [追加] をクリックします。 |
8. | ドロップ ダウン ボックスでドライブ文字を [Q] に変更し、[OK] をクリックします。 |
9. | [コンピュータの管理] を終了します。 |
ディスクへのアクセスと機能していることを確認するには
1. | Node2 で [マイ コンピュータ] をダブルクリックします。 |
2. | ドライブ [Q] をダブルクリックします。テスト ドキュメント Test.txt が表示されます。 |
3. | Test.txt を開いて、テキストを追加します。[ファイル] メニューの [上書き保存] をクリックします。 |
4. | ファイルを選択し、Del キーを押してクラスタ ディスクから削除します。 これで Node2 が構成されました。 |
5. | Node2 をシャットダウンします。 |
クラスタ サービスを構成する
最初のインストール フェーズで、初期クラスタ構成情報をすべて指定する必要があります。これは、クラスタ構成ウィザードを使用して行います。
注 : Node 1 でクラスタ サービス構成をしている間は、他のノードをすべてオフにしておく必要があります。また、すべての共有ストレージ デバイスをオンにしておきます。
Node1 を構成するには
1. | Virtual Server 管理 Web サイトのトップ ページで、Node1 の縮小表示をクリックして、電源をオンにします。Node2 がオフになっていることを確認します。 |
2. | 次の資格情報を使用してログインします。 ユーザー ID = Administrator@contoso.com パスワード = Pass@word1 |
3. | 10.10.10.1 に ping を実行することで、ClusterDC にアクセスできることを確認します。 |
4. | [スタート] メニューをクリックし、[すべてのプログラム]、[管理ツール] の順にポイントし、[クラスタ アドミニストレータ] をクリックします。 |
5. | クラスタへの接続を開くウィザードでの要求に応じて、次の図 9 に示すように、[操作] ボックスの一覧で [新しいクラスタの作成] をクリックします。 ![図 9. [操作] ドロップダウン リスト](http://img.microsoft.com/library/media/1041/technet/images/prodtechnol/virtualserver/deploy/Clstvs16.gif)
図 9. [操作] ドロップダウン リスト |
6. | 次の図 10 に示すように、クラスタを構成するために必要な前提条件が揃っていることを確認します。[次へ] をクリックします。 
図 10. 前提条件の一覧は、新しいサーバー クラスタ ウィザードの開始ページに表示されます。 |
7. | 「MyCluster」 (最大 15 文字までのクラスタの一意 NetBIOS 名) と入力し、[次へ] をクリックします。DNS の名前付けの規則に従うことをお勧めします。詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の次の資料を参照してください。 163409 「NetBIOS サフィックス (NetBIOS 名の 16 番目の文字)」 254680 「DNS 名前空間の計画」 
図 11. クラスタに名前を付けるときには、DNS 名前付けの規則に従うことをお勧めします。 |
8. | ローカル管理者特権のあるドメイン ユーザーではないアカウントでローカルにログオンしている場合は、ウィザードによりアカウントを指定することが求められます。これは、クラスタ サービスの開始時にで使用されるアカウントではありません。 
図 12. 新しいサーバー クラスタ ウィザードでは、アカウントの指定が求められます。 注 : 適切な資格情報があれば、手順 5. および図 12 で説明した要求は表示されないことがあります。 |
9. | クラスタをリモートで構成できるので、クラスタを作成する最初のノードとして使用するサーバー名を確認するか、入力する必要があります。この場合、次の図 13 に示すように「Node1」と入力します。 |
10. | [詳細設定] ボタンをクリックして分析モードを設定し、[詳細 (最小限) 構成] オプションを選択して [OK] をクリックします。 |
11. | [次へ] をクリックします。 
図 13. クラスタの最初のノードになるコンピュータの名前を選択します。 |
12. | 次の図 14 は、セットアップ プロセスにより、インストールで問題になると考えられるハードウェアやソフトウェアの問題点に関して、ノードが分析されていることを示しています。警告またはエラー メッセージを確認します。[詳細] ボタンをクリックして、各メッセージに関する詳細情報を得ることもできます。 注 : クラスタ ノードの設定では OS ブート ディスク に IDE を使用したので、このノードは管理できないという警告が表示されますが、この警告は無視してください。 
図 14. セットアップ プロセスにより、ノードで発生する可能性のあるハードウェアやソフトウェアの問題が分析されます。 |
13. | 一意のクラスタ IP アドレス 10.10.10.100 を入力し、[次へ] をクリックします。 新しいサーバー クラスタ ウィザードでは、サブネット マスクを使用して正しいネットワークを選択することにより、クラスタ IP アドレスとパブリック ネットワークの 1 つが自動的に関連付けられます。クラスタ IP アドレスは、クライアント接続用ではなく、管理目的にのみ使用する必要があります。 |
14. | ユーザー名に「CLUSTER」と入力し、クラスタ サービス アカウントのパスワードとして Pass@word1 を入力します。 |
15. | [ドメイン] ボックスの一覧でドメイン名として Contoso.com を選択し、[次へ] をクリックします。
この時点では、クラスタ構成ウィザードによってユーザー アカウントとパスワードが検証されます。 |
16. | 次の図 17 の概要ページを調べ、クラスタの作成に使用された情報がすべて適切であることを確認します。 |
17. | [クォーラム] ボタンをクリックし、クォーラム ディスクとしてディスク [Q] を選択し、[OK] をクリックします。 この画面に表示される概要情報は、障害発生時にクラスタを復旧するためにクラスタを再構成する際に使用できます。これを印刷し、サーバーの変更管理ログと共に保存することをお勧めします。 
図 17. 提示されたクラスタ構成ページ |
18. | [次へ] をクリックして、クラスタ作成プロセスを開始します。 |
19. | クラスタ作成中に発生した警告またはエラーを確認します。これを行うには、プラス記号をクリックしてメッセージ情報を展開し、[次へ] をクリックします。図 18 に示すように、[クラスタを作成しています] ページに警告およびエラーが表示されます。 ![図 18. [クラスタを作成しています] ページに警告とエラーが表示されます。](http://img.microsoft.com/library/media/1041/technet/images/prodtechnol/virtualserver/deploy/Clstvs23.gif)
図 18. [クラスタを作成しています] ページに警告とエラーが表示されます。 |
20. | [完了] をクリックし、インストールを完了します。次の図 19 に最後の手順を示します。 
図 19. 新しいサーバー クラスタのセットアップの最終手順 注 : 詳細を表示するには、[ログの表示] ボタンをクリックするか、次の場所に格納されたテキスト ファイルを表示します。%SystemRoot%\System32\LogFiles\Cluster\ClCfgSrv.Log。 |
クラスタのインストールを検証する
クラスタ アドミニストレータ (CluAdmin.exe) を使用して、Node1 上のクラスタ サービス インストールを検証します。
1. | クラスタ アドミニストレータを実行するには、[スタート] をクリックし、[すべてのプログラム]、[管理ツール] の順にポイントし、[クラスタ アドミニストレータ] をクリックします。 |
2. | 次の図 20 に示すように、すべてのリソース状態が正常にオンラインになっていることを確認します。 
図 20. クラスタ アドミニストレータでは、すべてのリソースが正常にオンラインになっていることが検証されます。 注 : 一般的な規則として、クラスタ グループに配置しないでください。クラスタ グループからは取得しないでください。クラスタ グループはクラスタ管理以外の目的に使用しないでください。 |
2 つ目のノードを構成する
2 つ目のノードでのクラスタ サービスのインストールは、最初のノードよりも短時間で終了します。これは、2 つ目のノードのクラスタ サービスのネットワーク設定は、最初のノードの構成に基づいて構成されるためです。複数のノードを同時にクラスタに追加することもできます。
注 : ここでは、Node1 とすべての共有ディスクをオンのままにします。次に、Node2 をオンにします。この時点では、ボリュームが破損する可能性を取り除くために、クラスタ サービスによって共有ディスクへのアクセスが制御されます。
1. | Node2 をオンにし、完全に起動します。 |
2. | Node1 でクラスタ アドミニストレータを開始します。 |
3. | [ファイル]、[新規作成]、[ノード] の順にクリックします。 |
4. | クラスタ コンピュータの追加ウィザードが開始されます。[次へ] をクリックします。 |
5. | 適切な資格情報を使用してログオンしていない場合は、クラスタ内のすべてのノードを管理できる権限のあるドメイン アカウントを指定することが求められます。 |
6. | クラスタに追加するノードのコンピュータ名に「Node2」と入力します。[追加] ボタンをクリックします。 |
7. | [詳細設定] ボタンをクリックして分析モードを設定し、[詳細 (最小限) 構成] オプションを選択して [OK] をクリックします。 |
8. | [次へ] をクリックします。 
図 21. クラスタへのノードの追加 |
9. | セットアップ ウィザードにより、すべてのノードが分析され、適切に構成されていることが確認されます。 |
10. | クラスタ サービスを開始するために使用されたアカウントのパスワードに「Pass@word1」と入力し、[次へ] をクリックします。 |
11. | 表示される概要情報を確認します。この概要情報は、クラスタに参加する他のノードを構成する際に使用します。 |
12. | クラスタ作成中に発生した警告またはエラーを確認し、[次へ] をクリックします。 |
13. | [完了] をクリックし、インストールを完了します。これで、2 ノード クラスタが稼働した状態になります。 |
インストール後の構成
クラスタを適切に運用するために、インストール後に実行しておく手順がいくつかあります。
プライベート ネットワークの構成
これで、ネットワークが各ノードで適切に構成され、クラスタ サービスが構成されました。次に、ネットワークの役割を構成して、クラスタ内での機能を定義する必要があります。クラスタ アドミニストレータで使用できるネットワークの構成オプションの一覧を次に示します。
| • | クラスタ使用のためにこのネットワークを有効にする : このチェック ボックスをオンにすると、クラスタ サービスでこのネットワークが使用されます。既定では、すべてのネットワークでこのチェック ボックスがオンになっています。 |
| • | クライアント アクセスのみ (パブリック ネットワーク): クラスタ サービスで、他のクライアントとの外部通信だけにこのネットワーク アダプタを使用する場合は、このオプションをオンにします。このネットワーク アダプタでは、ノード間通信は行われません。 |
| • | 内部クラスタ通信のみ (プライベート ネットワーク): クラスタ サービスで、ノード間通信だけにこのネットワークを使用する場合は、このオプションをオンにします。 |
| • | すべての通信 (混合ネットワーク): クラスタ サービスで、ノード間通信と外部クライアントとの通信の両方にネットワーク アダプタを使用する場合は、このオプションをオンにします。このオプションは、すべてのネットワークに対して既定でオンになっています。 |
ここでは、最も一般的な構成である、1 つの混合ネットワークと 1 つのプライベート ネットワークを構成する方法について説明します。2 つのネットワークのみが使用されると想定します。使用可能なリソースがあれば、内部クラスタ通信限定の 2 つの専用冗長ネットワークを用意することをお勧めします。
プライベート ネットワークを構成するには
1. | クラスタ アドミニストレータを開始します。 |
2. | 左側のウィンドウで、[クラスタ構成]、[ネットワーク] の順にクリックし、[Private] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。 |
3. | 図 22 に示すように、[内部クラスタ通信のみ (プライベート ネットワーク)] をクリックします。 
図 22. クラスタ アドミニストレータを使用したプライベート ネットワークの構成 |
4. | [OK] をクリックします。 |
5. | [Public] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします (図 23)。 |
6. | [クラスタ使用のためにこのネットワークを有効にする] チェック ボックスをオンにします。 |
7. | [すべての通信 (混合ネットワーク)] オプションをクリックし、[OK] をクリックします。 ![図 23 [Public のプロパティ] ダイアログ ボックス](http://img.microsoft.com/library/media/1041/technet/images/prodtechnol/virtualserver/deploy/Clstvs28.gif)
図 23. [Public のプロパティ] ダイアログ ボックス |
プライベート アダプタの優先順位設定
クラスタ サービスでネットワーク アダプタのが使用方法を指定する役割を構成した後の手順は、クラスタ間通信でネットワーク アダプタを使用する優先順位を設定します。この説明は、ノード間通信に複数のネットワークを構成している場合にのみ当てはまります。画面右側の優先順位を指定する矢印により、クラスタ サービスがノード間通信に使用するネットワーク アダプタの順序を指定します。クラスタ サービスでは、ノード間のリモート プロシージャ コール (RPC) 通信用一覧の先頭のネットワーク アダプタが常に使用されます。クラスタ サービスでは、先頭のネットワーク アダプタを使用して通信できないときだけ、一覧の次のネットワーク アダプタを使用します。
1. | クラスタ アドミニストレータを開始します。 |
2. | 左側のウィンドウで、クラスタ名 (左上隅) を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。 |
3. | 次の図 24 に示すように、[ネットワークの優先順位] タブをクリックします。 ![図 24. クラスタ アドミニストレータの [ネットワークの優先順位] タブ](http://img.microsoft.com/library/media/1041/technet/images/prodtechnol/virtualserver/deploy/Clstvs29.gif)
図 24. クラスタ アドミニストレータの [ネットワークの優先順位] タブ |
4. | Private ネットワークが先頭に表示されていることを確認します。[上へ移動] または [下へ移動] ボタンを使用して、優先順位を変更します。 |
5. | [OK] をクリックします。 |
インストールのテスト
セットアップのプロセスが完了した後、クラスタ サービスのインストールを確認する方法がいくつかあります。次の方法があります。
| • | クラスタ アドミニストレータ : Node1 しかインストールが完了していない場合は、クラスタ アドミニストレータを起動して、クラスタに接続を試みます。2 つ目のノードがインストールされている場合は、どちらかのノードでクラスタ アドミニストレータを起動してクラスタに接続します。次に、2 つ目のノードが一覧されていることを確認します。 |
| • | サービス アプレット : サービス スナップインを使用して、クラスタ サービスが一覧に表示されていて、開始されていることを確認します。 |
| • | イベント ログ : イベント ビューアを使用して、システム ログ内の ClusSvc エントリをチェックします。エントリを表示して、クラスタ サービスが正常に形成されているか、またはクラスタに参加していることを確認する必要があります。 |
| • | クラスタ サービスのレジストリ エントリ : クラスタ サービスのインストール プロセスで、レジストリに正しいエントリが書き込まれたことを確認します。HKEY_LOCAL_MACHINE\Cluster には、多くのレジストリ設定があります。 |
| • | [スタート] メニューをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に Virtual Server 名を入力します。関連するリソースに接続し、表示できることを確認します。 |
付録 A
SYSPREP.INF ファイルのサンプル
[GuiUnattended]
EncryptedAdminPassword=NO
AutoLogon=No
AutoLogonCount=1
OEMSkipRegional=1
TimeZone=4
[Identification]
JoinWorkgroup=WORKGROUP
[Networking]
InstallDefaultComponents=Yes
[UserData]
FullName = "Cluster Parent Hard Disk"
OrgName = "Contoso"
関連リンク
詳細については、次のリソースを参照してください。
Windows Server 2003 に関する最新の情報については、Windows 2003 Server Web サイト (http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/default.mspx) を参照してください。