Windows Vista Enterprise ハードウェア計画のガイドライン

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リリースを待つ必要はありません

企業で新しい PC を購入する場合、Windows Vista がリリースされるまで待つ必要はありません。Windows Vista Capable PC と Windows Vista Premium Ready PC をお求めになり、この資料の情報を読めば、すぐに新しいハードウェアを購入し、Windows Vista に移行できる適切なコンピュータを用意できます。

Windows Vista Capable PC ロゴは、ハードウェアが、セキュリティ、信頼性、情報の整理や検索の技術革新を始めとする Windows Vista のコア エクスペリエンスを実現できる要件を満たしていることを示します。すべての Windows Vista Capable PC は、それらのコア エクスペリエンスを最低限実現できます。

一部の上位機能は、高性能または追加のハードウェアが必要な場合があります。Windows Vista Premium Ready プログラムは、ハードウェアが、生産的で高パフォーマンスなデスクトップ インターフェイスである Windows Aero など、上質のエクスペリエンスを実現できることを示します (Windows Vista の特定の上位エディションで使用できる、BitLocker ドライブ暗号化などの機能にも、追加ハードウェアが必要な場合があります 1)。IT プロフェッショナルがすぐに購入を決定するために役立つ情報を以下の表および文章に記載してあります。

  Windows Vista Capable PC ロゴ Windows Vista Premium Ready
プロセッサ

最新のプロセッサ (800 MHz 以上2)

CPU 製造元情報

 1 GHz 以上の 32 ビット (x86) または 64 ビット (x64) プロセッサ
システム メモリ 512 MB 1 GB
GPU DirectX 9 対応 (WDDM ドライバのサポート推奨)

Windows Aero 対応

  • DirectX 9 相当の GPU で、以下をサポートしていること
    • WDDM ドライバ
    • ピクセル シェーダ 2.0 (ハードウェアで)
    • 32 ビット/ピクセル
  • 十分なグラフィックス メモリ3

GPU 製造元情報
グラフィックス メモリ   128 MB
HDD   40 GB
HDD 空き容量   15 GB
光学ドライブ   DVD-ROM ドライブ4
その他 "Designed for Windows XP" または
"Designed for Windows XP x64" ロゴの条件を満たしていること		  

Windows Vista Capable PC

Windows Vista Capable PC ロゴが付いたコンピュータは、セキュリティ、信頼性、情報の整理や検索の技術革新を始めとする Windows Vista のコア エクスペリエンスを実現できる要件を満たしています。また、Windows Vista Business および Windows Vista Enterprise に搭載される主要なビジネス機能 (ドメインへの参加など) も動作します。

ただし、一部の上位機能は、高性能または追加のハードウェアが必要な場合があります。たとえば PC が Windows Aero 対応でない場合、Windows Vista のデスクトップ グラフィックスは、視覚機能、安定性、およびパフォーマンスの面で Windows XP と同等になります。

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Windows Vista Premium Ready PC

PC が Windows Vista Premium Ready である場合、Windows Vista Capable PC よりも優れたエクスペリエンスを実現します。Windows Vista Premium Ready の要件を満たす PC は、Windows Aero ユーザー エクスペリエンス (詳細は下記のとおり) を実現します。

  • 生産性の向上 (リアルタイム サムネイル プレビュー、新しい 3-D タスク切り替え、インターフェイスの拡大/縮小など)
  • 視覚品質の強化 (不具合のないウィンドウの再描画など)
  • 視覚スタイル (半透明のウィンドウ フレームおよびタスク バー、強化された遷移効果など)

Windows Driver Display Model (WDDM) をサポートする GPU は、Windows Vista Premium Ready の重要な要件です。WDDM をサポートする GPU の一覧については、この TechNet の資料を参照してください。

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Windows Vista を実行するために最低限必要なハードウェア

マイクロソフトでは、多くの IT プロフェッショナルが既存のハードウェアに Windows Vista をインストールすると予測しています。この作業を円滑に行うには、Windows Vista をインストールできて、Windows Vista のコア エクスペリエンスを実現するために最低限必要なハードウェア構成を理解する必要があります。それらの要件について、次の表に示します。

 

最小要件

プロセッサ

800 MHz 以上の 32 ビット (x86) または 64 ビット (x64) プロセッサ2

システム メモリ

512 MB

GPU

SVGA (800x600)

グラフィックス メモリ

 

HDD

20 GB

HDD 空き容量

15 GB

光学ドライブ

CD-ROM ドライブ5


1BitLocker ドライブ暗号化には、TPM 1.2 チップまたは USB 2.0 フラッシュ ドライブが必要です。
2プロセッサ速度は、デバイスの通常の動作周波数を表します。プロセッサによっては、電力節約のためにプロセッサを低速で実行できる電源管理機能を搭載しています。
3十分なグラフィックス メモリとは、次の定義によります。
- 1,310,720 ピクセル以下の単一モニタをサポートする場合、64 MB のグラフィックス メモリ
- 2,304,000 ピクセル以下の解像度の単一モニタをサポートする場合、128 MB のグラフィックス メモリ
- 2,304,000 ピクセルを超える解像度の単一モニタをサポートする場合、256 MB のグラフィックス メモリ
- Windows Vista Upgrade Advisor がアクセスする際、1,600 MB/秒以上のグラフィックス メモリの帯域幅
4DVD-ROM は、(システムに組み込まれた内蔵型ではなく) 外付けでもかまいません。
5CD-ROM は、(システムに組み込まれた内蔵型ではなく) 外付けでもかまいません。 1

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