ヒント : 新しい DISM ツールを使用して Windows イメージを準備およびサービスする


展開イメージのサービスと管理 (DISM.exe) は、Windows イメージのサービスや Windows PE イメージの準備のために使用できる新しいコマンド ライン ツールです。DISM ツールは、Windows Vista で使用されていたパッケージ マネージャー (pkgmgr.exe)、PEimg、および Intlcfg ツールに代わるものです。DISM はこれらの 3 つのツールの機能を統合すると共に、オフライン サービスのエクスペリエンスを向上させる新しい機能も提供します。

DISM を使用して、Windows Vista Service Pack 1 (SP1) および Windows Server 2008 をサービスすることができます。Windows 7 および Windows Server 2008 R2 で使用する場合は、追加機能を利用できます。

DISM を使用して、次の作業を行うことができます。

  • パッケージやドライバーを追加、削除、および列挙する。
  • Windows の機能を有効または無効にする。
  • unattend.xml 応答ファイルのオフライン サービス セクションに基づいて変更を適用する。
  • 地域と言語の設定を構成する。
  • Windows イメージを別のエディションにアップグレードする。
  • Windows PE イメージを準備する。
  • 強化されたログ機能を利用する。
  • Windows Vista SP1 や Windows Server 2008 などの下位のオペレーティング システムをサービスする。
  • すべてのプラットフォーム (32 ビット、64 ビット、および Itanium) をサービスする。
  • 64 ビット ホストから 32 ビット イメージをサービスする。また、32 ビット ホストから 64 ビット イメージをサービスする。
  • 以前のパッケージ マネージャーのスクリプトを使用する。

 

コマンド ライン オプション

Windows イメージをオフラインでサービスするには、イメージを適用またはマウントする必要があります。WIM イメージは、DISM の Windows イメージ (WIM) コマンドを使用してマウントしたり、ImageX を使用して適用および再キャプチャすることができます。

また、コマンドを使用して、インデックスの一覧を表示したり、マウントしているイメージのアーキテクチャを検証することができます。イメージを更新した後、イメージをマウント解除し、行った変更をコミットまたは破棄する必要があります。

基本的な構文は、ほぼすべての DISM コマンドで同じです。Windows イメージをマウントした後、任意の DISM オプション、イメージを更新するサービス コマンド、およびマウントしたイメージの場所を指定できます。使用できるサービス コマンドは、コマンド ラインごとに 1 つだけです。実行中のコンピューターにサービスしている場合は、マウントされた Windows イメージの場所を指定する代わりに、/online オプションを使用できます。

DISM の基本的な構文は次のとおりです。
DISM.exe {/image:<path_to_image> | /online} [dism_options] {servicing_command} [<servicing_argument>]

 

このヒントは、TechNet スプリングボード シリーズのシニア コミュニティ マネージャーである Stephen Rose によるものです。

 


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