ヒント: 必ず管理者として実行するようにアプリケーションを構成するWindows 7 では、必ず管理者権限のある状態で実行されるようにアプリケーションを構成できます。これは、管理者特権が必要なレガシー アプリケーションの互換性に関する問題を解決するのに便利な設定です。たとえば、管理者特権が必要な Windows XP 用に開発されたアプリケーションがあるとします。このプログラムは、既定の設定により、Windows 7 では、標準モードで動作するように構成されているので、プログラムは適切に実行されず多数のエラーが発生します。一時的な解決策として、必ず管理者として実行するようにアプリケーションを構成できます。この設定は、通常は標準モードで実行される UAC ベースのアプリケーションを、管理タスクの実行に使用している場合にも便利です。
この設定により、アプリケーションは必ず管理者のアクセス トークンを使用して実行されるようになります。標準のアカウントを使用していて、確認のダイアログ ボックスの表示を無効にしている場合、このように設定したアプリケーションを実行するとエラーになります。
出典: William R. Stanek 著『Windows 7 Administrator's Pocket Consultant (英語)』(Microsoft Press、2009 年)
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