Windows Server 2003 Service Pack 2 と Windows XP x64 Service Pack 2
技術概要
公開日 : 2006 年 11 月 16 日
Windows Server 2003 Service Pack 2 (SP2) はマイクロソフトの Trustworthy Computing (信頼できるコンピューティング) 構想に沿ったものであり、ソフトウェア製品の開発においてセキュリティの強化、信頼性の向上、管理の簡略化を追求し続けるというマイクロソフトの一貫した姿勢を明確に表しています。Windows Server 2003 オペレーティング システムを基礎とする Windows Server 2003 SP2 は、それまでにリリースされたシステム更新プログラムを集積しただけでなく、数多くの点で機能が強化されています。この SP2 を展開すると、どのような業界の企業においても、定められた手順に従って攻撃を回避することにより、セキュリティを強化し、信頼性を高め、管理を簡略化できます。
トピック
サービス パックの概要
マイクロソフトは、大規模企業 IT リソースのセキュリティ、信頼性、生産性の強化に役立つソフトウェア ソリューションを開発することを使命と考えています。今日のビジネス環境において最優先事項に位置付けられているのが IT セキュリティです。企業と顧客が共有する機密データの量は増加する一方であり、業務の遂行にはデータのやりとりが欠かせないものとなっています。堅牢な IT セキュリティは本質的に重要なものですが、インフラストラクチャのセキュリティを万全にすることは、商取引および産業の分野で増大し続ける要求に対応できるレベルまでサーバーの信頼性を高めることにもつながります。さらに、インフラストラクチャのセキュリティを確保することによって信頼性を向上させると、管理者の生産性も高まります。Windows Server 2003 SP2 は、Windows Server 2003 オペレーティング システムを対象とする更新プログラムとセキュリティ強化策を集約したものであり、ユーザーがセキュリティを維持するうえで最大の課題となる更新管理を支援することによって、上記のニーズすべてに対応します。更新プログラム管理 :
Windows Server 2003 SP2 には、既存の Windows Server 2003 サーバーに適用するスタンドアロン版と Windows Server 2003 に適用済みの統合版の 2 つの形式があります。Windows Server 2003 SP2 の統合版は 2 枚の CD-ROM で構成されます。一方には SP2 が適用された Windows Server 2003、もう一方には Windows Server 2003 R2 コンポーネントが収められています。更新プログラムとして提供される SP2 のスタンドアロン版は、Microsoft ダウンロード センターおよび Windows Update から入手できます。また、SP2 の CD-ROM を注文いただくことも可能です。
既存のサーバー オペレーティング システムを SP2 にアップグレードする方法の詳細については、「サポートされているシナリオ」の表を参照してください。
SP2 には、以下のオペレーティング システムのセキュリティ、信頼性、パフォーマンスの向上に役立つ最新の更新プログラムが集約されています。
Windows Server 2003 全エディション (32 ビット x86)
Windows Server 2003 の Itanium ベースのエディション
Windows Server 2003 x64 の各エディション
Windows Server 2003 R2 の各エディション
Windows Server 2003 Storage Server R2 Edition
Windows Server 2003 Compute Cluster Edition
Windows Server 2003 for Small Business Servers R2 Edition
Windows XP Professional x64 Edition
注
Windows Server 2003 SP2 は Windows Server 2003 R2 (SP1 ベース) を引き継ぐもので、最高レベルのセキュリティと機能を実現します。Windows Server 2003 R2 には、ブランチサーバー管理の簡略化、ID とアクセスの管理性の向上、およびストレージ管理コストの削減に役立つサーバー機能も追加されています。
サービス パック入門
マイクロソフトのソフトウェアを継続的に機能強化する取り組みの一環として、明らかになった問題への対応策となる更新プログラムや修正プログラムを作成し、リリースしています。サーバーへの展開を効率化する目的で、こうした修正プログラムの多くを 1 つのパッケージに集約したものを提供しています。このようなパッケージをサービス パックといいます。サービスパックは累積的なものであり、新たな修正プログラムに加え、前回のサービス パックに含まれていた修正プログラムもすべて収められています。
これまで、サービスパックは製品の更新プログラムを配布する手段に過ぎませんでした。ただし、機能を累積的に追加するという役割を果たすなかで、システムの信頼性、セキュリティ、安定性、プログラムの互換性などを高める更新プログラムを提供することが主要な目的となってきました。この目的に沿い、Windows Server 2003 Service Pack 2 もカスタマ エクスペリエンスの向上を目的とする更新プログラムを主体とし、システム パフォーマンスの向上と機能の強化をもたらす付加価値機能は少数にとどまっています。
Service Pack 2 とは
SP2 では、Windows Server 2003 を対象とする最新の更新プログラム、機能強化、および新機能をすべて一度に入手できます。これらのコンポーネントは、いずれも Windows Server 2003 の強化されたセキュリティ、信頼性、パフォーマンスの十分な活用を可能にするものです。
更新管理
負担の大きなコンピュータ セキュリティ業務の 1 つに更新管理があります。更新管理が手間のかかる作業であるとはいえ、セキュリティ テクノロジがすべての攻撃手段を予測し、脆弱性を完全に排除できるようになるまでは、大規模企業 IT のセキュリティ対策において更新プログラムが今後も重要な役割を果たすことになります。発見されたセキュリティ問題への対処を速やかに行うためには、更新プログラムを頻繁にリリースすることが重要です。そうした更新プログラムを集約した SP2 は、Windows Server 2003 に最新の保護対策をもたらします。
SP2 では、これまでに Microsoft セキュリティ情報としてリリースされた更新プログラムに加え、Windows Server 2003 RTM 版以降にリリースされた修正プログラムとユーザーから要望のあった重要な機能や強化策もインストールされます。
新機能 :
既存の機能の強化点
Windows Server 2003 Service Pack 2 では、以下の機能が強化されています。
Windows 展開サービス (WDS)
"ポートごとに設定可能なファイアウォール" 認証
Microsoft 管理コンソール 3.0 (MMC 3.0)
WPA2 (Wireless Protected Access 2)
iCACLS ツール
Windows Server 2003 Datacenter SKU の拡張
基本言語と MUI 言語との互換性を高める MUI Pack のリリース
SQL Server のパフォーマンス強化
MSConfig の検索性オプションの強化
IPSEC フィルタ管理の強化
Windows 仮想化におけるパフォーマンスの強化
メッセージ キューに割り当てられる既定の記憶域の拡大
DCDIAG ドメイン ネーム サービス テストの強化
クラスタ サービス アカウントに対応する新たなイベントの追加
Windows Server 2003 SP2 で加えられたこれらの主要な更新、強化、および新機能のそれぞれについては、次の各セクションで詳細に述べます。
さらに、Windows Server 2003 Service Pack 2 では、Windows Server 2003 x64 SKU 向けの新しい 9 か国語のローカライズ版をサポートしています。
Service Pack 2 をインストールする理由
SP2 をインストールすると、無償で Windows Server 2003 を強化できます。SP2 では、Windows Server 2003 の既知の脆弱性を解決し、セキュリティ、信頼性、パフォーマンスを強化し、補完的な機能に対応できるよう Windows Server 2003 の能力を増強します。Windows Server 2003 Service Pack 1 では、大規模な変更を加えたため、徹底的なアプリケーション テストが必要となり、互換性の問題も多少発生しましたが、SP2 は、機能変更を最小限にとどめ、Windows Server 2003 OS の全体的なユーザー エクスペリエンスを向上させることに主眼を置いた標準的なサービス パックとなっています。
このサービス パックには、過去にセキュリティ情報として公開された更新プログラムがすべて含まれており、Windows Server 2003 RTM 版以降にリリースされた修正プログラムもすべて集められているほか、信頼性、堅牢性、セキュリティを強化する修正プログラムも追加されています。さらに、SP2 にはユーザーからの要望のあった重要な機能もいくつか含まれています。
Windows Server 2003 SP2 は、Windows Vista や Windows Server "Longhorn" の試用および展開を計画している組織において特に重要なものとなります。SP2 には、Windows Vista と Windows Server 2003 SP2 の展開および管理に役立つ重要な機能強化が含まれています。
システム要件
Windows Server 2003 SP2 のシステム要件は、次の表に示すとおり、Windows Server 2003 の一般的なシステム要件と基本的に同じです。
| Windows Server 2003 SP2 統合版のシステム要件 |
| 要件 | Web Edition | Standard Edition | Enterprise Edition | Datacenter Edition |
最低 CPU 速度 | 133 MHz | 133 MHz | x86 ベースのコンピュータでは、133 MHz Itanium ベースのコンピュータでは、733 MHz* | x86 ベースのコンピュータでは、400 MHz Itanium ベースのコンピュータでは、733 MHz* |
推奨 CPU 速度 | 550 MHz | 550 MHz | 733 MHz | 733 MHz |
最小 RAM 容量 | 128 MB | 128 MB | 128 MB | 512 MB |
推奨される最小 RAM | 256 MB | 256 MB | 256 MB | 1 GB |
最大 RAM 容量 | 2 GB | 4 GB | x86 ベースのコンピュータでは、64 GB x64 コンピュータおよび ia64 コンピュータでは、2 TB | x86 ベースのコンピュータでは、128 G x64 コンピュータおよび ia64 コンピュータでは、2 TB |
マルチプロセッササポート | 最大 2 | 最大 4 | 最大 8 | 最低でも 2 プロセッサに対応可能なコンピュータが必要 最大 64 |
空きハード ディスク容量 | ネットワーク インストールの場合、1.2 GB CD-ROM インストールの場合、2.9 GB | ネットワーク インストールの場合、1.2 GB CD-ROM インストールの場合、2.9 GB | ネットワーク インストールの場合、1.2 GB CD-ROM インストールの場合、2.9 GB | ネットワーク インストールの場合、1.2 GB CD-ROM インストールの場合、2.9 GB |
サポートされているシナリオ
CD-ROM 版の Windows Server 2003 SP2 は 3 枚の CD-ROM で構成され、ほとんどのアップグレード シナリオに対応できます。
.gif) | Windows Server 2003 統合版 Service Pack 2 |
| .gif) | Windows Server 2003 リリース 2 CD2 |
| .gif) | Windows Server 2003 Service Pack 2 スタンドアロン版 |
|
次の表は、サポートされている Windows Server 2003 SP2 への更新パスの一覧です。
| 基本 OS/SP | 移行先 OS/SP |
| | Windows Server 2003 RTM | Windows Server 2003 SP1 | Windows Server 2003 R2 | Windows Server 2003 R2 SP2 |
Windows 2000 SP4 | Windows Server 2003 RTM アップグレード | Windows Server 2003 統合版 SP1 | Windows Server 2003 統合版 SP1 および .gif)
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Windows Server 2003 RTM | .gif) | Windows Server 2003 Service Pack 1 スタンドアロン版 | Windows Server 2003 SP1 アップデートおよび .gif)
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または .gif) .gif)
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Windows Server 2003 SP1 | .gif)
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Windows Server 2003 R2 | .gif)
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| 基本 OS/SP | 移行先 OS/SP |

| Windows XP Pro (x64) RTM | Windows XP Pro (x64) SP2 |
Windows XP Pro (x86)1 | .gif) | .gif) |
Windows XP Pro (x64) | .gif) | .gif) |
| 1 | Windows Server 2003 Service Pack 2 では、Windows XP Professional の x64 版を更新することもできます。Windows XP x86 用のサービス パックは別途提供しています。 |
サポート マトリックス
| Windows Server 2003 SKU | X86 | X64 | IA64 |
Windows Server 2003 Standard Edition | • | • | • |
Windows Server 2003 R2 Standard Edition | • | • | |
Windows Server 2003 R2 Standard Edition KN* | • | | |
Windows Server 2003 Enterprise Edition | • | • | • |
Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition | • | • | |
Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition KN* | • | | |
Windows Server 2003 Datacenter Edition | • | • | • |
Windows Server 2003 R2 Datacenter Edition | • | • | |
Windows Server 2003 Web Edition | • | | |
Windows Server 2003 Compute Cluster Edition | | • | |
Windows Server 2003 Storage Server R2 Edition | • | • | |
Windows Server 2003 for Small Business Servers Edition | • | | |
Windows XP Professional x64 Edition | | • | |
韓国公正取引委員会命令に基づくエディションの詳細については、サポート技術情報の記事 KB923408 (http://www.microsoft.com/about/legal/koreanorder/faq.mspx) を参してください。
リリース配布マトリックス
| SP2 の種類 | アーキテクチャ | オンラインダウンロード | スタンドアロン版 CD-ROM | 統合版 CD-ROM |
SP2 更新パッケージ | X86、X64、IA64 | • | • | |
Windows Server 2003 Web Edition SP2 統合版 | X86 | | | • |
Windows Server 2003 R2 SP2 統合版 | X86 | | | • |
Windows Server 2003 R2 SP2 統合版 | X64 | | | • |
Windows Server 2003 SP2 統合版 | IA64 | | | • |
Windows XP Professional SP2 統合版 | X64 | | | • |
技術概要
Windows Server 2003 SP2 は、セキュリティ更新プログラム、機能更新プログラム、および新機能を集約したものです。この SP2 には、Microsoft セキュリティ情報として公開された Windows Server 2003 更新プログラムと Windows Server 2003 の初期 RTM バージョン以降にリリースされた修正プログラムがすべて含まれています。ここでは、Service Pack 2 で追加された新機能と既存の機能に対する強化について技術的な観点から詳しく説明します。
Service Pack 2 の新機能
Microsoft では、Windows Server 2003 に新機能を追加する手段として Service Pack 2 を位置付けています。
Scalable Networking Pack
企業などでは、組織の内外を問わずネットワーク上のトラフィックが急激に増加しています。このトラフィックの増加をもたらしている一因として、ネットワークベースのビジネス アプリケーションやネットワークベースの保存およびバックアップ ソリューションに加え、ビデオ会議、オーディオ/ビデオプレゼンテーション、各種の高価値ソリューションなどのリッチメディアの利用増加が挙げられます。
高速イーサネット、ギガビット イーサネット、マルチギガビット イーサネットなどを導入すると、ネットワーク トラフィックの増加に対応できるだけの十分な帯域幅を確保することはできますが、一方でネットワークの速度が向上するほどネットワーク処理を実行するサーバーの負荷も増大します。つまり、ネットワークの高速化に伴い、その変化への対応も困難さを増していきます。
Microsoft Windows Server 2003 SP2 で導入された Scalable Networking Pack を使用すると、CPU リソースの過負荷を招くことなくネットワーク トラフィックの増大に対応できます。その手段として Scalable Networking Pack が提供するのは、ネットワーク パケット処理に伴うオペレーティング システムのボトルネックの解消を目的とするネットワーク接続テクノロジのサポートです。このパッケージは簡単にインストールでき、以下の強化が施されています。
TCP Chimney オフロード: TCP Chimney オフロードは、TCP オフロード エンジン (TOE) を実装する専用ネットワーク アダプタにおいて、伝送制御プロトコル (TCP) トラフィック処理の負荷を自動化されたステートフルな方法で軽減します。ファイル サーバー、バックアップと保存の処理、大量のコンテンツを扱うアプリケーションなどで使用される接続のように、大規模なパケット ペイロードを伴う長時間の接続では、TCP Chimney オフロードによってパケットの分割と再構成などのネットワーク パケット処理タスクがネットワーク アダプタに委任されるため、CPU オーバーヘッドが大幅に減少します。TCP Chimney オフロードを使用すると、他のアプリケーション タスクが利用可能な CPU サイクルが増加するため、確立できるユーザー セッションの増加やアプリケーション要求の待ち時間短縮などにつながります。
Receive-Side Scaling: Receive-Side Scaling は、ネットワーク インターフェイス ハードウェアに加えられた機能強化を活用することにより、受信ネットワーク トラフィックの処理を複数の CPU に分散する機能です。この機能を使用することで、システムの負荷とネットワーク状態のいずれかの変化に応じて受信ネットワーク トラフィックの負荷を動的に分散できます。Receive-Side Scaling がメリットをもたらすのは、大量の受信ネットワーク トラフィックを伴い、マルチプロセッサ ホスト (Web サーバーやファイル サーバーなど) で動作するアプリケーションです。
NetDMA: NetDMA は、Intel の I/O Acceleration Technology (I/OAT) などの支援技術を搭載したサーバーにおいて、直接メモリ アクセス (DMA) の負荷を軽減することによってメモリ管理を効率化するテクノロジです。
Microsoft Windows Server 2003 Scalable Networking Pack を使用すると、IT 担当者はユーザーのニーズに合わせて既存のインフラストラクチャの能力を高めることができます。これによって、ネットワーク トポロジの再設計、サーバー構成の変更、既存のアプリケーションおよびサービスに対する面倒な変更などを行う必要はなく、強い確信を持って内部ユーザーの要求に応えることが可能となります。
Scalable Networking Pack では、IT 担当者のニーズに最も合致するテクノロジを既に取引のあるハードウェア ベンダから自在に選択できます。Scalable Networking Pack はマイクロソフトの Scalable Networking 構想に沿ったものであり、Windows Server 2003、Windows Vista、および Windows Server "Longhorn" のネットワークスケーラビリティおよびパフォーマンスを向上させる新技術の開発に備えたアーキテクチャ基盤が提供されます。
Scalable Networking Pack の詳細については、http://www.microsoft.com/snp (英語)を参照してください。
XmlLite
XmlLite は、XML 1.0 標準に準拠するアプリケーションとの高度な相互運用性を備えた XML ベースの高性能アプリケーションの構築を可能にするライブラリです。XmlLite の主眼となっているのは、使いやすさ、パフォーマンス、および標準への準拠です。
XmlLite はダイナミック リンクライブラリ (DLL) 対応であればどのような Windows 言語でも使用できますが、推奨される言語は C++ です。XmlLite には C++ で使用されるサポート ファイルがすべて含まれています。C++ 以外の言語で XmlLite を使用する場合は、追加の作業が必要となることがあります。
Microsoft では以下の XML パーサーを提供しています。
次のドキュメント オブジェクト モデル (DOM) 実装には組み込みパーサーがあります。
MSXML (DOM)
System.XML (XmlDocument)
XML は、Microsoft Office Word などのドキュメントの保存形式として使用でき、コンピュータの境界を越えてメソッド呼び出しをマーシャリングする際のデータ エンコードにも使用できます (SOAP)。商取引の場面では、XML を発注書や請求書の送受信に利用できます。Web テクノロジでは、XML を使用して Web サーバーとクライアントの Web ブラウザとの間でデータを転送できます。データベース サーバーがクエリで要求されたデータを XML 形式で返すと、そのデータを他のアプリケーションで処理することが可能になります。このように柔軟性に富んだ形式であるため、XML は幅広いシナリオでの利用が可能です。
XML の利用シナリオは、大きく次の 2 つのカテゴリに分けることができます。
1 つ目は、外部ソースから取得され、有効であるかどうかが不明な XML ドキュメントを扱う場合です。このようなシナリオでは有効性の検証が必要となります。有効性の検証には、一般に XSD スキーマまたは文書型定義 (DTD) が使用されます。この場合、パフォーマンスが問題となりますが、それ以上に重要な問題は、XML を読み取るアプリケーションが有効なドキュメントを受信することです。このカテゴリに分類される利用シナリオの 1 つとして、さまざまな種類のアプリケーションにおけるドキュメントの保存と読み込みがあります。
ソフトウェア システムには、XML をデータ ストアや通信の手段として使用するものがあります。このようなシナリオでは、開発者は XML ドキュメントが有効であることを確認できます。通常は、同じシステムの別の部分 (同じ開発者または組織の管理下にある) で XML ドキュメントが生成されるからです。ここでは、ドキュメントの有効性の問題はそれほど重要なものではありません。このアプローチの例として、ソフトウェア システムがサーバー ファーム上で動作し、さまざまなサーバー間およびプロセス間の通信に XML を使用する場合があります。また、複雑度の比較的高いアプリケーションが大量の情報を保存および取得する必要があるようなケースも、このアプローチの例として挙げることができます。XML ドキュメントのフォーマットについては、開発者が完全に決定権を持ちます。
XmlLite はパフォーマンスに重点を置いているため、2 つ目のシナリオに最適です。XmlLite によって、XML ドキュメントの読み取りおよび書き込みを効率的に (高速で) 行うコードを作成できます。ほとんどの場合、XmlLite による解析は MSXML の DOM や MSXML の SAX2 より高速です。
既存の Windows Server 2003 機能に対する強化
Windows 展開サービス (WDS)
Windows Server 2003 SP2 には、リモート インストール サービス (RIS) に変更と再設計を施した Windows 展開サービスが含まれており、Windows Vista および Windows "Longhorn" の展開準備に利用できます。Windows 展開サービスでは、WIM (Windows Image Format) 形式のイメージを保存、管理、展開できます。
Windows 展開サービスでは、RIS の機能がさまざまな点で強化されています。主な変更点は以下のとおりです。
Windows PE のブート オペレーティング システムとしてのネイティブ サポート
WIM (Windows Image Format) ファイル形式のネイティブ サポート
拡張性がありパフォーマンスが強化された PXE サーバー コンポーネント
ブート オペレーティング システムを選択できる新しいクライアント ブート メニュー
Windows 展開サービスを使用すると、Windows オペレーティング システムをベア メタル コンピュータにインストールするエンド ツー エンド ソリューションを利用できるため、総所有コスト (TCO) が低下し、展開プロセスの複雑性が軽減されます。Windows 展開サービスは、Microsoft Windows XP と Windows Server 2003 の混在環境もサポートしています。
新規インストールや RIS アップグレードによって異なる Windows 展開サービスの構成に関連する機能のレベルを明確に示すために、サーバーの動作と管理の状態を 3 つの種類 (サーバー モード) に分類します。
1 つ目のレガシ Windows 展開サービス モードは、機能的にリモート インストール サービスと同じであり、RIS 機能を備えた Windows 展開サービス バイナリと言うことができます。このモードでは、ブート オペレーティング システムとして使用できるのは OSChooser だけです。したがって、RISETUP イメージと RIPREP イメージだけがサポートされます。管理性の観点から見ると、新しい Windows 展開サービスの管理ツールは使用されず、従来の RIS ユーティリティのみがサーバー管理ツールとして使用されることになると考えられます。レガシ Windows 展開サービス モードは Windows Server 2003 でのみ使用可能です。
ブート環境 = OSChooser
イメージの種類 : RISETUP、RIPREP
管理機能 = RIS ツールセット
2 つ目の Windows 展開サービス "混在モード" は、OSChooser と Windows PE の両方のブートイメージを使用できるサーバー状態を意味します。このモードでは、従来のイメージ (RISETUP と RIPREP) にも OSChooser からアクセスできます。さらに、Windows PE ブート イメージ (Windows 展開サービス クライアントを含む Windows Server "Longhorn" Windows PE ブート イメージ) によって新しい WIM 形式にもアクセスできます。クライアントから見ると、ブート メニューによって RIS と Windows Server "Longhorn" Windows PE のいずれかを選択できるという利点があります。管理性の点では、従来の管理ツールを使用すると RISETUP イメージと RIPREP イメージを管理でき、新しい Windows 展開サービスの管理ツールを使用すると、WIM イメージに加えてサーバーのあらゆる側面を管理できます。Windows 展開サービス混在モードは Windows Server 2003 でのみ使用可能です。
ブート環境 = OSChooser および Windows PE
イメージの種類 : WIM、RISETUP 、RIPREP
管理機能 = RIS ツールセット、WDS MGMT
3 つ目の Windows 展開サービス ネイティブ モードは、Windows PE ブート イメージのみを使用した Windows 展開サービス サーバーを表します。このモードでは、OSChooser は使用できず、WIM イメージのみクライアントに展開できます。サーバーの管理には、Windows 展開サービスの管理ユーティリティを使用します。Windows 展開サービス ネイティブ モードは Windows Server 2003 と Windows Server "Longhorn" の両方で使用できます。Windows Server "Longhorn" では、このモードのみがサポートされます。
ブート環境 = Windows PE
イメージの種類 : WIM
管理機能 = WDS MGMT
サーバー モードを切り替えることによって、従来の RIS 機能から新しい Windows 展開サービス機能 (Windows Server "Longhorn" に導入予定) へ移行できます。
既存の RIS サーバーを Windows 展開サービスにアップグレードすると、純粋な RIS 機能が Windows 展開サービスのレガシモード (RIS と同様の機能を備えた Windows 展開サービス バイナリ) へ移行します。その後、Windows 展開サービスの管理ツール (MMC や CLI など) を使用してサーバーを初期化すると、Windows 展開サービス混在モードに移行します。レガシ イメージを WIM 形式に変換し、/forceNative コマンドを使用して OSChooser 機能を無効にすると、ネイティブ モードに切り替わります。
Microsoft 管理コンソール 3.0 (MMC 3.0)
Microsoft 管理コンソール 3.0 (MMC 3.0) は、Windows での日常的なシステム管理タスクを一元化、簡略化するフレームワークの役割を果たし、各種ツールに共通のナビゲーション、メニュー、ツールバー、ワークフローを提供します。MMC ツール (スナップイン) では、ネットワーク、コンピュータ、サービス、アプリケーション、その他のシステム コンポーネントを管理できます。MMC は管理機能を実行するのではなく、管理機能を実行する各種の Windows スナップインおよびマイクロソフト以外のスナップインをホストするものです。
Microsoft 管理コンソール 3.0 は、各種の Windows 管理ツールおよびマイクロソフト以外の管理ツールを集めた使いやすい統合コンソールであるため、Windows ベースアプリケーションの管理に伴う負担が軽減されます。MMC 3.0 によって IT 管理者が得られるメリットとしては、コンテキスト依存の機能においてパフォーマンス、信頼性、検索性が向上していることがあります。開発者には、必要なコードの量と設計時間が減少するため、スナップインの開発コストを削減できるというメリットがもたらされます。
MMC 3.0 は、アプリケーション管理を目的とする .NET ベースのスナップインを開発するためのフレームワークとして使用できます。.NET プログラミングモデルを使用すると、スナップインの開発プロセスを簡略化できます。したがって、MMC 3.0 では、スナップインを開発する際に必要なコードの量が大幅に削減されます。コードが小さくなり、より明確に構造化されることで、スナップインの保守やデバッグが容易になります。
次の表は、前バージョンの MMC 2.0 よりさらに拡充された MMC 3.0 の開発環境を実現する機能強化の一覧です。
開発の容易化 | MMC 3.0 は、スナップイン開発コストの大幅削減をもたらします。スナップインのコードを作成し、実稼動へ至るまでの時間が短縮されます。 アクション ペインと呼ばれる新たなペインが追加されました。このペインには、選択したノード (スコープ ノード) と結果ビューで選択したオブジェクトに対して実行可能なコマンドが表示されます。アクション ペインによって、スナップインで実行できる管理タスクのさまざまな側面をエンド ユーザーに対して明確に示すことができます。 MMC 3.0 スナップインは、エンド ユーザーに簡略化された管理環境をもたらします。 プロセス ドメインとアプリケーション ドメインを分離できます。 MMC 3.0 は Windows フォーム ホスティング機能を提供します。 |
信頼性の向上 | スナップインの問題を検出および報告する機能が強化されています。 アクションがログに記録されるため、スナップイン コードを簡単にデバッグでき、継続的に機能を強化できます。 MMC 3.0 では、応答が停止したスナップインをコア MMC コンソールから分離できます。 |
スナップインの拡充 | リスト、Windows フォーム、HTML、メッセージという 4 種類のビューのいずれかを使用して、豊富な機能を備えたビューを作成できます。 |
統合 WinForm のサポート | MMC 2.0 で使用されていた OCX ビューとは異なり、MMC 3.0 は WinForm との完全な統合を提供します。 ビューの設計には、標準の Visual Studio デザイナと設計ガイドラインを使用できます。 標準化されたレイアウトと動作に関する規範的なガイダンスが用意されています。 各種スナップインの設計において一貫性を保つことが容易になったため、より快適なエンド ユーザー エクスペリエンスがもたらされます。 |
ユーザビリティの向上 | 以下の要素がユーザビリティの向上をもたらします。 非同期 UI モデル コンソールのカスタマイズの簡略化 アクションの検索性 迅速かつ強力な状態レポートとフィードバック
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WPA2 (Wireless Protected Access 2)
2005 年 4 月、マイクロソフトは Windows XP Service Pack 2 向けに WPA2 (Wireless Protected Access 2) の更新版をリリースしました。Service Pack 2 では、主に Windows XP の x64 エディションでの使用を目的として WPA2 が追加されています。新たな Wi-Fi Alliance ワイヤレスセキュリティ認定のサポートによって、ワイヤレス クライアント ソフトウェアのセキュリティが強化されます。WPA2 は、ワイヤレス インターネット アクセスを備えた安全性の高い公共施設 (Wi-Fi ホットスポット) へのスムーズな接続を実現します。
WPA2 は製品認定であり、ワイヤレス機器の IEEE 802.11i 標準への適合認定を行う Wi-Fi Alliance から取得します。WPA2 製品認定は、WEP (Wired Equivalent Privacy) およびその他の IEEE 802.11 標準に基づくセキュリティ機能に置き換わるものです。WPA2 認定は、WPA 認定製品には導入されていない IEEE 802.11i 準拠の必須のセキュリティ機能をサポートします。
Windows Server 2003 Service Pack 2 に導入されている WPA2 は、IEEE WPA2 標準に基づく以下の機能をサポートしています。
IEEE 802.1X 認証を使用する WPA2 Enterprise と仮共有キー (PSK) を使用する WPA2 Personal
Counter Mode-Cipher Block Chaining (CBC)-Message Authentication Code (MAC) プロトコル (CCMP) を使用する AES (Advanced Encryption Standard)。ワイヤレス フレームについて、データの機密性、データ送信元の認証、およびデータの整合性を保証します。
ペアワイズ マスタ キー (PMK) キャッシュおよび Opportunistic PMK キャッシュの使用 (オプション)。PMK キャッシュでは、ワイヤレス クライアントとワイヤレス アクセス ポイントの両方で 802.1X 認証の結果がキャッシュに追加されます。そのため、ワイヤレス クライアントを認証が完了しているワイヤレス アクセス ポイントに戻した場合に、アクセス速度が飛躍的に向上します。
事前認証の使用 (オプション)。事前認証では、あるワイヤレス アクセス ポイントに接続中の WPA2 ワイヤレス クライアントがその範囲内の別のワイヤレス アクセス ポイントで 802.1X 認証を実行できます。
機能強化版 CACLS ツール
Windows Server 2003 SP2 には CACLS ツールの更新版である ICACLS が含まれています。このツールでは、ファイルのアクセス制御リスト (ACL) を回復コンソールからリセットできるほか、ACL のバックアップも実行できます。CACLS とは異なり、ICACLS では継承された ACL の変更および作成が正しく伝達されます。ICACLS の使用方法とコマンドの詳細を表示するには、コマンド プロンプトから "icacls /?" を実行します。
既存の機能に対する強化
| 変更点 | 説明 |
"ポートごとに設定可能なファイアウォール" 認証 | ポートごとに設定可能なファイアウォール認証機能では、エクストラネット環境と IPsec を使用したドメインの分離によって保護された内部資産の間で転送されるトラフィックをセキュリティで保護できます。Service Pack 2 をインストールすると、この機能が既定で有効になります。 |
SQL Server のパフォーマンス強化 | SP2 は、SQL Server 2005 において負荷が集中した場合のパフォーマンス向上をもたらします。Service Pack 2 では、この機能強化が既定でインストールされます。 |
MSConfig の検索性オプションの強化 | MSConfig には、よく使用されるサポート ツールの単一起動ポイントとなるタブが追加されているため、一般的な診断機能を見つけやすくなりました。Service Pack 2 をインストールすると、この機能強化が既定で有効となります。 |
IPSEC フィルタ管理の強化 | Service Pack 2 では、IPsec シナリオを使用したドメインおよびサーバーの分離で管理が必要となるフィルタの数を最大 400 からわずか 2 つにまで削減しました。また、インフラストラクチャの変更に伴うフィルタの保守も不要になりました。Service Pack 2 をインストールすると、この機能強化が既定で有効になります。 |
Windows 仮想化におけるパフォーマンスの強化 | Service Pack 2 では、Windows Server 2003 を Windows 仮想化環境でマルチプロセッサ ゲスト オペレーティング システムとして実行する場合に、Advanced Processor Interrupt Control (APIC) のアクセス率が上昇した状況でのパフォーマンスが向上しています。 |
Microsoft メッセージ キューに割り当てられる既定の記憶域の拡大 | メッセージ キューに割り当てられる記憶域の既定の最大サイズが 1 GB に変更されました。記憶域の最大サイズを 1 GB より大きくする場合は、Microsoft 管理コンソール (MMC) を開き、[メッセージ キューのプロパティ] の [全般] タブで既定値を変更できます。 |
DCDIAG ドメイン ネーム サービス テストの強化 | Dcdiag.exe でのドメイン ネーム サービス (DNS) テストに新しいオプションとして、/x と /xsl:xslfile.xsl または /xsl:xsltfile.xslt が追加されました。これらのオプションを使用すると、/test:dns オプションを指定してテストを実行した場合に XML タグが生成されます。この新しい出力メカニズムを使用すると、DNS テストで生成される長いログの解析が容易になります。 |
クラスタ サービス アカウントに対応する新たなイベントの追加 | ドメイン ポリシーによるクラスタ サービス アカウントの制限が過度に厳しくなった場合に対応するイベント ログ イベントが追加されました。このイベントの ID は 1239 で、イベント テキストにはトラブルシューティング情報が含まれています。 |
新リリースのサポート
ローカライズ版のサポート
Service Pack 2 では、Windows Server 2003 x64 SKU について新たに 9 か国語のローカライズ版がサポートされています。SP2 をインストールしない場合、Windows Server 2003 がサポートするローカライズ版は英語と日本語のみとなります。Windows Server 2003 x64 で新たにサポートする言語は、ドイツ語、フランス語、韓国語、繁体中国語、簡体中国語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、ポルトガル語 (ブラジル) です。Windows XP Professional x64 Edition では、これらの言語パックは提供されず、今後もサポートされる言語は英語と日本語のみとなります。
Windows Server 2003 Datacenter SKU の拡張
Windows Server 2003 SP2 では、ボリューム ライセンスを取得したユーザーを対象として、次の 3 種類の Datacenter SKU も提供されます。
Windows Server 2003 R2 Datacenter Edition SP2
Windows Server 2003 R2 Datacenter x64 Edition SP2
Windows Server 2003 Datacenter Edition SP2 for Itanium-based Systems
Windows Server 2003 Service Pack 2 スタンドアロン版をインストールする
ここでは、Windows Server 2003 Service Pack 2 のインストールを開始する前の準備作業とセットアップ中に表示される一連の画面について説明します。
注 : ここで説明する手順は、SP2 のスタンドアロン版を既存の Windows Server 2003 コンピュータにインストールする場合のみ使用してください。その他の展開方法の詳細については、インストール CD-ROM 内のリリースノートを参照してください。
インストール前の準備
SP2 のリリースノートを読む : インストールを開始する前に、Service Pack 2 に関する情報を確認します。リリース ノートには SP2 に含まれる既知の問題点が記載されています。リリース ノートについては、サポート技術情報の記事 914961 を参照してください。
必要なディスク空き領域を確認する : SP2 のインストールに必要な記憶域サイズの概算値は次のとおりです。
| | Windows Server 2003 SP2 をネットワーク上の共有フォルダ (SPCD) からインストールする場合に必要なハード ディスク空き領域 : | Windows Server 2003 SP2 を Windows 2003 SP2 CD-ROM (署名付き SPCD) からインストールする場合に必要なハード ディスク空き領域 |
サービス パック | 600 MB | 1750 MB |
作業領域 | 256 MB | 256 MB |
必要なハード ディスク空き領域の合計サイズ | 1200 MB | 2900 MB |
サーバーのバックアップを作成する : コンピュータが機能するために必要なすべてのデータおよび構成情報を含むバックアップを作成します。サーバーの場合、構成情報のバックアップを作成することが重要な準備作業となります。特に、DHCP (動的ホスト制御プロトコル) などのネットワーク インフラストラクチャを提供するサーバーでは、必ずバックアップを作成してください。バックアップを作成するときには、ブート パーティション、システム パーティション、およびシステム状態もバックアップの対象としてください。構成情報のバックアップを作成するには、自動システム回復用のシステム フル バックアップを作成するという方法もあります。
UPS デバイスを外す : 対象のコンピュータに無停電電源 (UPS) を接続している場合は、セットアップを開始する前に、UPS のシリアル ケーブルを外してください。セットアップ プログラムはシリアル ポートに接続されているデバイスを自動的に検出しようとしますが、UPS が接続されている場合、検出プロセス中に問題が発生することがあります。
ウイルス対策ソフトウェアを無効にする : ネットワークやインターネットに接続しておらず、インストール時間を短縮する必要がある場合は、ウイルス対策ソフトウェアを無効にします。SP2 のインストール後は、必ずウイルス対策ソフトウェアを有効にしてください。
Windows Server 2003 SP2 のプレリリース版またはベータ版をインストールしていた場合は、それをアンインストールする
開いているアプリケーションをすべて閉じる
インストール
Windows Server 2003 Service Pack 2 によるソフトウェア更新のインストール ウィザードに表示される指示に従うだけで、他のソフトウェアの場合と同じように簡単な操作でインストール プロセスを完了できます。インストール プロセスでは、以下の画面が順に表示されます。
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図 1. Service Pack 2 のインストール : 開始画面
使用許諾契約書に同意すると、アンインストールに備えてシステム ファイルのバックアップが作成されます。
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図 2. SP2 のインストール : バックアップ
インストール プロセスの進行状況が表示されます。この段階で、インストール ウィザードはサーバーの構成を調べ、ファイルをインストールします。インストールの完了後は再起動が必要です。インストール ウィザードの完了直後ではなく後でコンピュータを再起動することもできます。
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図 3. Service Pack 2 のインストールの完了
まとめ
Windows Server 2003 SP2 はマイクロソフトの Trustworthy Computing (信頼できるコンピューティング) 構想における Windows Server 2003 オペレーティング システム分野の成果の 1 つです。この SP2 は、ソフトウェア製品の開発においてセキュリティの強化、信頼性の向上、管理の簡略化を追求し続けるというマイクロソフトの一貫した姿勢を明確に表しています。Service Pack 2 は、それまでにリリースされたシステム更新プログラムを 1 つのパッケージに集約しただけではなく、Microsoft 管理コンソール 3.0、Windows 展開サービス、WPA2 (Wireless Protected Access 2) など、数多くの機能強化や新機能も追加されています。Windows Server 2003 を新規インストールした場合、また既存の Windows Server 2003 を更新した場合にも、こうした新機能がもたらすメリットを活用できます。
関連リンク
詳細については、次のリソースを参照してください。
以下の補足情報も用意されています。
Windows Server 2003 の最新情報については、Windows Server 2003 の Web サイト http://www.microsoft.com/windowsserver2003 を参照してください。このサイトには、Windows Server 2003 のテクノロジおよび機能を扱った技術文書が数多く公開されています。Windows Server 2003 の技術概要ページに直接アクセスするには、次のリンクをクリックしてください。http://www.microsoft.com/windowsserver2003/techinfo/overview