ヒント: ネットワークの帯域幅と接続を監視して調整するユーザーがサーバーのパフォーマンスとして認識するのは、サーバーとユーザーのコンピューターを接続するネットワークの状態です。要求を行ってから応答を得られるまでの遅延や待ち時間によって、ユーザーが受ける印象は大きく変わります。待ち時間が頻繁に発生するという状況は、非常に高性能なサーバーを使用しても解決できる問題ではありません。ですが、遅延が発生すると、ユーザーはサーバーが低速であると認識します。
一般的に、ユーザー側で発生する待ち時間を、IT プロフェッショナルが管理することはできません。というのも、待ち時間は、ユーザーが使用している接続の種類とサーバーに要求を配信する経路によって発生するものだからです。ただし、要求を処理するサーバーの合計容量とサーバーで使用できる帯域幅は、IT プロフェッショナルが制御できます。ネットワーク帯域幅の可用性は、組織のネットワーク インフラストラクチャによって決まります。 ネットワーク容量は、サーバーに搭載されているネットワーク カードとサーバーで構成されているインターフェイスによって決まります。ネットワーク カードの性能がネットワーク容量の制限事項になることがあります。多くのサーバーでは、10 ~ 100 枚のネットワーク カードを使用していますが、これらのカードは、さまざまな方法で構成できます。10 Mbps で構成しているカードもあれば、Full Duplex ではなく Half Duplex で構成しているカードもあります。ネットワーク カードが原因で容量の問題が発生しているおそれがある場合は、構成を確認する必要があります。
次のカウンターを確認することで、サーバーのネットワーク カードのスループットと現在のアクティビティを特定できます。
- Network\Bytes Received/sec
- Network\Bytes Sent/sec
- Network\Bytes Total/sec
- Network Current Bandwidth
通常の負荷状況で 1 秒あたりのバイト数が合計容量の 50% 以上を占めている場合、サーバーでは、負荷のピーク時に問題が発生するおそれがあります。ネットワーク バックアップなど、大量のネットワーク帯域幅を使用する操作には、個別のインターフェイス カードを使用することをお勧めします。これらのカウンターの値は、PhysicalDisk\% Disk Time カウンターと Processor\% Processor Time カウンターの値と併せて比較する必要があることに注意してください。この 2 つのカウンターの値が低いときにネットワーク関連のカウンターの値が高い場合は、容量の問題が発生している可能性があります。このような場合には、ネットワーク カードの設定を調整するか、ネットワーク カードを追加して、問題を解決します。単にカードを搭載してネットワークに接続すればよいとは限りません。計画が大切であることを忘れないでください。
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