はじめに
Microsoft Windows SharePoint Services は、ビジネス プロセスの効率性とチームの生産性の向上を目的として、あらゆる規模の組織やビジネス ユニットで利用できる汎用性に優れたテクノロジです。組織の枠や地理的な境界を越えてユーザーどうしのつながりを保つコラボレーション ツールによって、各ユーザーがそれぞれに必要とする情報へのアクセスを可能にします。
Windows SharePoint Services は Microsoft Windows Server 2003 をベースとしており、ビジネス ニーズの変化や増大に容易に対応できる柔軟性とスケーラビリティに優れた Web ベースのビジネス アプリケーションの開発プラットフォームとしても利用できます。記憶域および Web インフラストラクチャに適用できる堅牢な管理機能があり、IT 部門は高パフォーマンスのコラボレーション環境を低コストで実装、管理することができます。Windows SharePoint Services は、Web ベースの馴染み深いインターフェイスを備え、Microsoft Office System などの日常的に使用するツールと緊密に統合されるため、使い勝手に優れ、迅速な展開が可能です。
容易で効率的なグループ作業
Windows SharePoint Services を使用すると、情報に基づく意思決定や業務遂行のために必要となる人、ドキュメント、情報へのアクセスが容易になるため、チーム メンバどうしが常に連絡を取り合い、生産性を高めることができます。Windows SharePoint Services 3.0 ではさまざまな機能が強化されており、ドキュメントの共有、タスクの追跡、電子メールの効率的使用、アイデアや情報の共有がこれまでよりはるかに容易になっています。
スケジュールの調整、ドキュメントの整理、ディスカッションへの参加には、複数のチームが共通のワークスペースを使用できます。このワークスペースは組織内だけでなくエクストラネットを介して利用することも可能です。
ドキュメントの作成と管理が簡略化されており、ドキュメントの編集前にチェックアウトを要求するオプション、過去のリビジョンを表示して以前のバージョンを復元する機能、ドキュメントごとにセキュリティを設定する機能などの機能強化により、ドキュメントの整合性を確保できます。
対応が必要な場合や既存の情報またはドキュメントに重要な変更が加えられた場合に通知する各種のコミュニケーション機能 (お知らせ、通知、アンケート、ディスカッション掲示板など) によって、個人およびチームの作業の停滞を防ぐことができます。
ブレーンストーミング、ナレッジ ベースの構築、情報収集などに利用できるフォーラムが用意されています。このフォーラムのフォーマットは編集が容易で、新たに追加されたテンプレートを使用してブログ (Web ログ) や wiki (チーム メンバが専門知識なしで簡単に編集できる Web サイト) を作成することもできます。
Microsoft Office Outlook 2007 によるオフライン同期のサポートが強化されたことにより、モバイル環境でも生産性を維持できます。Microsoft Office Outlook 2007 を使用すると、ドキュメント ライブラリ、リスト、予定表、連絡先、タスク、およびディスカッション掲示板をオフラインでも管理でき、ネットワークに再接続したときに変更を同期することができます。
迅速な展開
Windows SharePoint Services は Windows Server 2003 の組み込みコンポーネントの 1 つであり、最小限の時間と労力で信頼性とスケーラビリティに優れたコラボレーション インフラストラクチャを実装することができます。Windows SharePoint Services は、情報の作成、公開、整理、検索を目的とする馴染み深いビジネス ツール (Microsoft Office System など) と緊密に統合されるため、すぐに使いこなすことができます。
Windows SharePoint Services 3.0 では、ユーザー インターフェイスとサイト作成ツールの強化によって、使いやすいテンプレートや本格的なデザインのサイト テーマが追加され、ブラウザ内でサイトのナビゲーションを変更することも可能になったため、ワークスペースの作成とナビゲーションが簡素化されています。
Microsoft Office System などの使い慣れたビジネス ツールと統合されるため、操作方法の習得に時間を要しません。SharePoint サイトでのワークスペースの作成、ドキュメントの投稿と編集、予定表の表示と変更は、すべて Microsoft Office System のファイルとプログラムで行うことができます。
Office Outlook 2007 との統合が強化されており、予定表、タスク、連絡先一覧、ディスカション掲示板、および会議を整理することができるため、業務の追跡が容易になります。
Windows SharePoint Services プラットフォームで特定のビジネス プロセスやタスク セットに対応するワークフローを構築する際のカスタム シナリオとなる新しいアプリケーション テンプレートを使用して、ワークスペースをカスタマイズできます。
最小限の時間と労力でコラボレーション環境を実装でき、展開の設定も自在に変更できます。
管理性に優れたインフラストラクチャの展開
Windows SharePoint Services 3.0 を展開すると、組織のデータや情報リソースに対する管理のレベルを高め、セキュリティを強化することができます。ビジネス ユニットでは、サイトの提供、実装、バックアップ、サポートに関して IT 部門への依存度が小さくなります。Windows SharePoint Services 3.0 では、コンテンツ、ユーザー、およびサイトの管理機能が強化されているため、チーム サイトの共同作成者、サイト所有者、サーバー管理者など、立場の違いにかかわらず、個人やチームがより効率的かつ効果的に運用できます。
管理機能の強化により、ビジネス情報のセキュリティが向上し、サイトの提供、管理、サポート、運用、およびバックアップと復元に伴うコストと手間が軽減されます。
情報アクセスを制御するサービスやサイト作成のポリシーを設定するサービスが増強されており、セキュリティをアイテム レベルまで詳細に設定できるため、組織のインフラストラクチャに対する管理性が向上します。
サイト管理者とチームに対し、それぞれのセルフサービス形式のワークスペースとタスクを開始および制御する権限や他のユーザーの参加とアクセスを管理する権限を与えることができます。それによってセキュリティ レベルが低下することはなく、IT 部門によって設定されたパラメータも無効になりません。
ドキュメントの格納域、ごみ箱に置かれたアイテムの検索機能、およびバージョン管理機能がチーム ワークスペースに組み込まれ、ドキュメント格納環境がさらに堅牢化しています。
Web ブラウザやコマンド ライン ユーティリティを使用して簡単に Windows SharePoint Services を管理および設定することができ、Microsoft .NET Framework を使用する各種の管理ソリューションを独自に作成したりサードパーティから入手して使用することもできます。
Web ベース アプリケーションの基盤を提供
Windows SharePoint Services 3.0 を導入すると、IT プロフェッショナルは Windows SharePoint Services という基盤を調整、拡張し、特定の組織、部門、ビジネス プロセス、または業界を対象とする効率性に優れた Web ベースのツールやサービスを新たに作成することができます。カスタマイズ性と拡張性に優れたプラットフォーム上で、こうした新しいツールやサービスを既存の基幹業務 (LOB) ビジネス アプリケーションに統合できるため、バックエンド システムに格納されている既存の IT 資産や貴重な情報を活用することができます。
ドキュメント ライブラリのサポートが強化され、ドキュメント格納用の共通リポジトリが用意されているので、ビジネス ドキュメントの管理が容易になります。
Windows SharePoint Services をプラットフォームとして使用することで、組織のニーズに合わせ、豊富な機能を備えた柔軟性とスケーラビリティに富む Web ベースのアプリケーションやインターネット サイトを構築できます。
Microsoft Office SharePoint Server 2007 との統合を活用し、Windows SharePoint Services 3.0 で公開されたプラットフォーム サービスとドキュメント管理の共通フレームワークを拡張することによって、レコードの管理、検索、ワークフロー、ポータル、個人用のサイトなどの機能を全社レベルで提供できます。
Microsoft Office SharePoint Designer 2007 を使用すると、SharePoint サイトをカスタマイズしたり特定のタスクを対象としたレポート ツールとアプリケーションを作成したりする場合、新しいコードの作成や展開が不要であるため、作業を迅速かつ容易に行うことができます。
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