Deletecontentdb : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)

操作名 : Deletecontentdb

説明

Web アプリケーション、データベース名、およびデータベース サーバーを指定したときに、コンテンツ データベースをデタッチします。詳細については、この記事の「メモ」を参照してください。

構文

stsadm.exe -o deletecontentdb

-url <URL 名>

-databasename <データベース名>

[-databaseserver] <データベース サーバー名>

パラメータ

パラメータ名と省略形 必須/省略可能 説明

url

有効な URL (http://server_name など)

必須

コンテンツ データベースのデタッチ元となる Web アプリケーションを指定します。

databasename (dn)

有効なデータベース名 ("DB1" など)

必須

デタッチするコンテンツ データベースの名前を指定します。

databaseserver (ds)

有効なデータベース サーバー ("DS1" など)

省略可能

デタッチするデータベース サーバー名です。

注意

データベース サーバーおよび SharePoint 製品とテクノロジが個別のサーバーでホストされている場合は、databaseserver パラメータを使用してデータベース サーバー名を指定する必要があります。

メモ

Microsoft SQL Server データベース サーバーからコンテンツ データベースをデタッチするときは、最初に Windows SharePoint Services 3.0 内の Web アプリケーションからコンテンツ データベースをデタッチすることをお勧めします。SQL Server からコンテンツ データベースをデタッチするには、次の手順を実行します。

Microsoft SQL Server からコンテンツ データベースをデタッチします。

  1. SQL Server 2005 Management Studio で、サーバー インスタンスに接続し、データベース ノードをクリックして展開します。

  2. デタッチするコンテンツ データベースを右クリックして、[タスク] をポイントし、[デタッチ] をクリックします。

  3. [データベースのデタッチ] ダイアログ ボックスで、デタッチするデータベース名を選択します。

  4. [OK] をクリックします。

重要

コンテンツ データベースを切断して再接続すると、次回そのコンテンツ データベース内のコンテンツをクロールするときに、フル クロールが (増分クロールを要求しても) 行われます。フル クロールでは、コンテンツが前回クロールされているかどうかに関係なく、クローラがアクセスするすべてのコンテンツが再クロールされるため、増分クロールに比べ、完了するまでに大幅に時間がかかります。

コンテンツ データベースを削除するには、事前にアクティブな接続を閉じる必要があります。この操作により、SQL データベース サーバーのファイル システムからデータ ファイルとトランザクション ログが削除されます。ユーザー要求が中断されたり、保留中の要求が閉じられたりすることでデータを損失する可能性を回避するために、コンテンツ データベースのデタッチは、保守期間中またはユーザーがアクティブにデータにアクセスしていないときにのみ実行してください。SQL Server 2005 でアクティブな接続を閉じるには、次の手順を実行します。

Microsoft SQL Server からアクティブな接続を閉じる

  1. SQL Server 2005 Management Studio で、サーバー インスタンスに接続し、データベース ノードをクリックして展開します。

  2. デタッチするコンテンツ データベースを右クリックして、[タスク] をポイントし、[デタッチ] をクリックします。

  3. [データベースのデタッチ] ダイアログ ボックスで、[接続の削除] チェックボックスをオンにします。

  4. 変更をコミットするため、[OK] をクリックします。

注意

新たにデタッチしたデータベースは、ビューが更新されるまで、オブジェクト エクスプローラのデータベース ノードに引き続き表示されます。随時、ビューを更新するには、[オブジェクト エクスプローラ] ウィンドウで [表示] メニューの [更新] をクリックします。

Windows SharePoint Services 3.0 インフラストラクチャ更新プログラムを実行している場合は、ビルトイン ツールを使用してデータベースを復元または再接続する際に、各コンテンツ データベースの識別子 (ID) が保持されます。 ビルトイン ツールを使用した場合の既定の変更ログ保持動作は、以下のとおりです。

  • ファームを復元する際、すべてのデータベースの変更ログが保持されます。

  • データベースを再接続する際、コンテンツ データベースの変更ログが保持されます。

  • コンテンツ データベースだけを復元する際は、コンテンツ データベースの変更ログが保持されません。

データベース ID と変更ログが保持されている場合は、クロール ルールによって定義された定期的なスケジュールに基づいて、Search によりクロールが継続されます。変更ログが保持されていない場合は、次のスケジュールしたクロール時に、Search によりフル クロールが実行されます。詳細については、「コンテンツ データベースを移動する (Windows SharePoint Services 3.0)」、「Windows SharePoint Services 3.0 テクノロジのバックアップと復旧を管理する」、および「Addcontentdb : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)」を参照してください。