Addalternatedomain : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)

  • [アーティクル]

操作名 : Addalternatedomain

説明

内部 URL を追加し、それを Web アプリケーションまたは外部リソースの 5 つのゾーンのいずれかにマップします。

この操作は、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [代替アクセス マッピング] ページにある [内部 URL の追加] ユーザー インターフェイス設定と同等です。

詳細については、「代替アクセス マッピングを構成する (Windows SharePoint Services)」を参照してください。

構文

stsadm -o addalternatedomain

-url <URL 名>

-incomingurl <http://内部 URL>

-urlzone {Default | Internet | Intranet | Extranet | Custom}

-resourcename <Web アプリケーション以外のリソースの名前>

パラメータ

パラメータ名

値

必須/省略可能

説明

url

有効な URL (http://server_name、http://server_name:1234 など)

省略可能 (ただし、url パラメータが使用されている場合、resourcename パラメータは使用できません)

Web アプリケーションの URL です。このパラメータには、ターゲットとしている Web アプリケーションを stsadm が判別できるように、Web アプリケーションに割り当てられた既存の代替アクセス マッピング (AAM) URL を指定する必要があります。URL には、ターゲット Web アプリケーションに関連付けられた任意のゾーンのパブリック URL または内部 URL を指定できます。

incomingurl

有効な URL ("http://sharepoint.courses.contoso.com:1234" など)

必須

追加する内部 URL です。

このパラメータは、URL のプロトコル方式、ホスト名、およびポート番号部分に限定して指定する必要があります。URL のその他の部分は含めないでください。複数の内部 URL を同じ URL ゾーンにマップすることができます。

urlzone

以下のいずれかの値 :

  • 既定値

  • イントラネット

  • Internet

  • エクストラネット

  • Custom

必須

内部 URL が関連付けられている 5 つのゾーンのいずれか。

resourcename

有効な名前 ("Resource1" など)

省略可能 (ただし、このパラメータを使用するには、リソース名が既に存在している必要があります。新しいリソース名を作成するには、Addzoneurl 操作を使用します)

注意

resourcename パラメータを使用する場合、url パラメータは使用できません。

.

内部 URL を追加する外部リソースを指定します。

このパラメータは、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [外部リソースのマッピングの作成] ページにある [外部リソースのマッピング] ユーザー インターフェイス設定と同等です。

備考 :

Web アプリケーションごとに個別のゾーン マッピングを実行できます。

Windows SharePoint Services 2.0 では、内部 URL は受信 URL と呼ばれ、パブリック URL は送信 URL と呼ばれていました。

Web 要求ごとに、Windows SharePoint Services 3.0 は要求のプロトコル、ホスト ヘッダー、ポートを判別し、以前入力された内部 URL で一致するものを検索します。一致する内部 URL が見つかると、Windows SharePoint Services 3.0 は、応答でハイパーリンクを形式化するために使用するゾーンを決定します。URL ゾーンには、1 つのパブリック URL と 1 つ以上の内部 URL が含まれます。

代替アクセス マッピングによって、5 つの認証領域のいずれかで内部 URL の要求を受信した Web アプリケーションは、その領域のパブリック URL へのリンクを含んだページを返すことができます。内部 URL とパブリック URL とのマッピングのコレクションに、Web アプリケーションを関連付けることができます。内部 URL とは、Windows SharePoint Services 3.0 によって受信される Web 要求の URL のことです。パブリック URL とは、外部からアクセス可能な Web サイトの URL のことです。パブリック URL は、Windows SharePoint Services 3.0 によって返されるページで使用されるベース URL です。内部 URL がリバース プロキシ デバイスによって変更された場合、内部 URL はパブリック URL と異なることがあります。

単一のパブリック URL に、複数の内部 URL を関連付けることができます。マッピング コレクションには最大 5 つの認証領域を含めることができますが、各領域に指定できるパブリック URL は 1 つだけです。マッピング コレクションは、以下の認証領域に対応しています。

  • 既定

  • インターネット

  • イントラネット

  • エクストラネット

  • ユーザー設定

ゾーン、URL、論理アーキテクチャの詳細については、「論理アーキテクチャを設計する (Windows SharePoint Services)」を参照してください。

ホスト名付きサイト コレクションで、代替アクセス マッピングを使用することはできません。ホスト名付きサイト コレクションは、既定領域に存在すると自動的に見なされます。要求の URL を、エンド ユーザーとサーバーとの間で変更することはできません。

例

リバース プロキシ サーバーまたはロード バランサが https://www.contoso.com としてユーザーからの要求を受信し、それを http://sharepoint.courses.contoso.com:1234 として Windows SharePoint Services 3.0 を実行するサーバーに転送する場合、管理者は SharePoint Web アプリケーションに次の URL を構成します。

内部 URL : http://sharepoint.courses.contoso.com:1234

パブリック URL : https://www.contoso.com

この例では、https://sharepoint:1234 は既に Web アプリケーションに割り当てられている AAM URL であり、インターネット ゾーンが使用されます。

内部 URL を構成するには、次の構文を使用します。

stsadm -o addalternatedomain -url https://sharepoint:1234 -urlzone Internet -incomingurl http://sharepoint.courses.contoso.com:1234

パブリック URL を URL ゾーンにマップするには、次の構文を使用します。

stsadm -o addzoneurl -url https://sharepoint:1234 -urlzone Internet -zonemappedurl https://www.contoso.com

注意

URL ゾーンごとに指定できるパブリック URL は 1 つだけです。この URL が、Web サーバーからリバース プロキシ サーバーまたはクライアントに送信される Web ページまたは電子メールで使用されます。

内部 URL への変更を確認するには、次の構文を使用します。

stsadm -o enumalternatedomains -url http://sharepoint.courses.contoso.com:1234

関連項目

概念

Addzoneurl
Deletealternatedomain
Enumalternatedomains