Extendvsinwebfarm : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)
操作名 : Extendvsinwebfarm
説明
Windows SharePoint Services 3.0 Web アプリケーションをサーバー ファームで使用できるように拡張します。この操作では、新しいコンテンツ データベースは作成されませんが、vsname パラメータを使用すると、既存の仮想サーバーに接続して同じコンテンツ データベースを使用できます。
重要
Stsadm コマンドライン ツールを実行するために使用するアカウントは、ローカル コンピュータ上の管理者グループのメンバである必要があります。この操作はコンテンツ データベースまたは構成データベースに影響するので、ユーザーは、SQL Server の固定サーバー ロール dbcreator のメンバである必要があります。
構文
stsadm -o extendvsinwebfarm
-url <URL 名>
-vsname <Web アプリケーション名>
[-exclusivelyusentlm]
[-apidname] <アプリケーション プール名>
[-apidtype {configurableID | NetworkService}]
[-apidlogin] <domain\name>]
[-apidpwd] <アプリケーション プールのパスワード>
[-allowanonymous]
パラメータ
| パラメータ名 (省略形) | 値 | 必須/省略可 | 説明 |
|---|---|---|---|
url |
有効な URL 名 (http://サーバー名など) |
必須 |
Web アプリケーションの名前。 |
vsname |
有効な名前 ("My Web application" など) |
必須 |
Web アプリケーションのテキスト名。 |
exclusivelyusentlm |
<なし> |
省略可 |
ネゴシエート (Kerberos) の代わりに NTLM 認証のみを使用するように指定します。Kerberos では、アプリケーション プール アカウントがドメイン管理者によって構成されたネットワーク サービスであることが必要です。NTLM 認証は、任意のアプリケーション プール アカウントおよび既定のドメイン構成で機能します。 |
apidname |
有効なアプリケーション プール名 ("Test1" など) |
省略可 |
アプリケーション プール ID。 アプリケーション プールは、Web アプリケーションで使用するアカウントと資格情報を定義します。 |
apidtype |
以下のどちらかの種類 :
|
省略可 |
アプリケーション プールで使用する ID の種類。 注意 Windows SharePoint Services 2.0 で使用したのと同じアプリケーション プールを使用することはできません。 同じユーザー アカウントは使用できますが、新しいアプリケーション プールを作成するか、アップグレード後のサイトのために作成済みのアプリケーション プールを使用する必要があります。 |
apidlogin (apl) |
*ドメイン\ユーザー名* 形式で指定する有効なユーザー名 |
省略可 |
アプリケーション プールの実行プロセスで使用するユーザー名。 このパラメータには Windows ユーザー名を指定する必要があり、ドメイン名で修飾する必要があります。 |
apidpwd |
アプリケーション プールに対する有効な Windows パスワード |
省略可 |
apidlogin パラメータと組み合わせて使用するパスワード。 |
allowanonymous |
<なし> |
省略可 |
仮想サーバー準備中の匿名アクセスの既定の状態を指定します。現在の IIS 設定に関係なく、既定の設定はオフです。管理者は、匿名アクセスを明示的にオンにする必要があります。 プラグ可能な認証では、IIS 匿名アクセスをオンにする必要があります。匿名要求が ASP.NET 認証システムに到達するには、IIS を経由する必要があります。 フォームベースの認証で準備する場合、匿名アクセスは選択できません。 注意 IIS 内で匿名アクセスを許可しても、すべての Windows SharePoint Services 3.0 サイトが自動的に匿名でアクセス可能になるわけではありません。他に Web レベルの匿名アクセス制御もあり、これは既定ではオフになっています。ただし、IIS で匿名アクセスを無効にすると、コードが実行される前に IIS が要求を拒否するため、Web アプリケーション上のすべての Windows SharePoint Services 3.0 サイトへの匿名アクセスが無効になります。 |