Renamesite : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)

説明

ホスト名が付いたサイト コレクションの URL を新しい URL に変更します。renamesite 操作には、以下の条件が適用されます。

  • サイト コレクションは、URL の変更後も同じ Web アプリケーションおよびコンテンツ データベースに残ります。

  • Web アプリケーションで新しい URL に接続できることを確認します。このとき、プロトコル スキーム、ホスト名、およびポート番号を確認します。

  • 新しいホスト名が付いたサイト コレクションの URL は、代替アクセス マッピングとして未使用である必要があります。詳細については、「代替アクセス マッピングを計画する (Windows SharePoint Services)」を参照してください。

  • renamesite 操作は、ホスト名が付いたサイト コレクションでのみ動作し、パスベースのサイト コレクションでは動作しません。したがって、この操作を使用して、ホスト名が付いたサイト コレクションをパスベースのサイト コレクションに変換したり、パスベースのサイト コレクションをホスト名が付いたサイト コレクションに変換するなどの作業は実行できません。

ホスト名が付いたサイトおよびパス名が付いたサイトの詳細については、「備考」セクションを参照してください。

構文

stsadm -o renamesite

-oldurl <oldUrl>

-newurl <newUrl>

パラメータ

パラメータ名 必須/省略可能 説明

oldUrl

有効な URL ("http://*server_name*" など)

必須

名前を変更するサイト コレクションの URL です。

newUrl

有効な URL ("http://*server_name*" など)

必須

新しいサイト コレクションの URL です。

備考

ホスト名が付いたサイト コレクションは、サイトをホストする個人または企業に人気があります。これらのサイトは、createsite 操作の hostheaderwebapplicationurl パラメータを使用して作成されます。詳細については、「Command-Line Operations (Windows SharePoint Services 2.0) (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=102963&clcid=0x411) を参照してください。

1 つの Web アプリケーション内で、ルートレベルのホスト名が付いたサイトを複数作成できます。ホスト名が付いたサイト コレクションを使用することにより、URL をさらに詳細に制御できます。ただし、次のトレードオフがあります。

  • ホスト名が付いたサイトは、既定領域を通じてのみ利用できます。代替領域を通じて認証されるように構成されているユーザーは、ホスト名が付いたサイトにアクセスできません。

  • 代替アクセス マッピング機能は、ホスト名が付いたサイトでは動作しません。

パスベースのサイトは、サーバーの全体管理を使用して作成する従来のサイトです。パスベースのサイトの使用を選択した場合、Web アプリケーション内の 1 つのルートレベルのサイト コレクションにのみ、サイトを作成することができます。ただし、管理対象パスを使用すると、最初のルートレベルのサイト コレクションの下にトップレベルのサイトを作成できます。パスベースのサイトを使用する主な利点として、これらのサイトは構成するどの領域からもアクセスできるという点が挙げられます。また、代替アクセス マッピング機能もすべてのパスベースのサイトで動作します。

ホスト名が付いたサイト コレクションの名前の変更

サイト コレクションの名前を変更する以下の例では、HostHeader_1 および HostHeader_2 はホスト名が付いたサイト コレクションの名前になります。

サイト コレクションの名前を変更するには、以下の構文を使用します。

stsadm -o renamesite -oldUrl http://HostHeader_1 -newUrl http://HostHeader_2