Addpath: Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)

操作名 : Addpath

説明

Web アプリケーションに管理対象パスを追加します。

構文

stsadm -o addpath

-url <URL name>

-type <明示的な管理対象パスまたはワイルド カードを使用した管理対象パス>

パラメータ

パラメータ名 必須/省略可 説明

url

有効な URL 名 ("http://server_name/inclusion_name" など)

はい

Web アプリケーションに追加する管理対象パスの URL です。

type (t)

次のどちらかの値 :

  • Explicit

  • Wildcard

はい

  • Explicit: 指定した URL パスに単一パス ベースのサイト コレクションを作成できることを指定します。

  • Wildcard: 指定した URL パスの下に複数パス ベースのサイト コレクションを作成できることを指定します。

注意

type パラメータを指定しなかった場合、エラー メッセージが表示されます。このパラメータの既定値はありません。

備考

addpath 操作では、URL パラメータを使用することによって、新しいサイト コレクションを作成できる場所が指定されます。

Web アプリケーション上の同じパスを使用して、明示的な管理対象パスとワイルド カードを使用した管理対象パスの両方を使用することはできません。

管理対象パス名には、ASCII 以外の文字を使用することができます。

注意

Windows SharePoint Services 2.0 では、ASCII 文字しか使用できませんでした。

次の表に、URL の例とパスの種類の説明を示します。

パスの種類 URL の例 パス名 コメント

明示的な管理対象パス

http://server1/site1

/site1

/site1 にある Web サイトを SharePoint サイトとして識別します。

ワイルド カードを使用した管理対象パス

http://server1/sites

/sites

/sites/ パスの下にあるすべてのサイトを SharePoint サイトとして識別します。

トップレベル Web サイトの明示的な管理対象パス

http://server1

/

トップレベル Web サイトの明示的な管理対象パスを指定します。トップレベル Web サイトのみが SharePoint サイトです。トップレベル Web サイトの下にあるサイトは、SharePoint サイトではありません。

トップレベル Web サイトの、ワイルド カードを使用した管理対象パス

http://server1

/*

仮想サーバーのトップ レベルの、ワイルドカードを使用した管理対象パスを指定します。指定したパスの下にあるすべてのディレクトリが、トップレベル SharePoint サイトとなります。

Important重要
サイト コレクションのルートにあるワイルドカード管理対象サイトを示すために "/*" を使用しないでください。このワイルドカードを使用すると、サイトを Web アプリケーションのルートで作成できなくなります。多くの SharePoint の機能は、サイト コレクションを Web アプリケーションのルートに配置することによって機能し、ルートに配置しない場合、これらの機能は正しく機能しなくなります。たとえば、エクスプローラ ビューがドキュメント ライブラリに対して機能しなくなります。

Web サーバーのパフォーマンスは、管理対象パスと非管理対象パスの数に応じて、直線的に低下します。パフォーマンスへの影響を最小限に抑えるには、明示的な管理対象パスを多く使用する代わりにワイルドカードを使用した管理対象パスを使用し、できる限り多くの非管理対象アプリケーションを同じ非管理対象パスの下に配置します。