接続ログを構成する

製品: Exchange Server 2013

接続ログには、Exchange サーバー上のトランスポート サービスからメッセージを送信するために使用される送信接続アクティビティが記録されます。 接続ログには、接続ソース、宛先、送信されたメッセージとバイト数、接続エラー情報が記録されます。

事前に必要な知識

  • 予想所要時間 : 15 分

  • この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可が割り当てられている必要があります。 必要なアクセス許可を確認するには、「 メール フロー のアクセス許可」トピックの「トランスポート サービス」、「フロントエンド トランスポート サービス」、および「メールボックス トランスポート サービス」の各エントリを参照してください。

  • Exchange 管理センター (EAC) を使用して、接続ログを有効または無効にしたり、トランスポート サービス専用の接続ログ パスを設定したりできます。 他のトランスポート サービスの他のすべての接続ログ オプションについては、シェルを使用する必要があります。

  • このトピックの手順で使用可能なキーボード ショートカットについては、「Exchange 管理センターのキーボード ショートカット」を参照してください。

ヒント

問題がある場合は、 Exchange のフォーラムで質問してください。 Exchange Serverのフォーラムにアクセスしてください。

EAC を使用してトランスポート サービスで接続ログを構成する

  1. EAC で [サーバー]>[サーバー] に移動します。

  2. 構成するメールボックス サーバーを選択し、[編集] アイコンをクリックします。

  3. サーバーのプロパティ ページで、 [トランスポート ログ] をクリックします。

  4. [ 接続ログ ] セクションで、次のいずれかを変更します。

    • 接続ログを有効にする: サーバーで接続ログを無効にするには、チェック ボックスをオフにします。 サーバーで接続ログを有効にするには、チェック ボックスをオンにします。

    • 接続ログ パス: 指定する値は、ローカル Exchange サーバー上にある必要があります。 フォルダーが存在しない場合は、[ 保存] をクリックすると自動的に作成されます。

    完了したら、[ Save] をクリックします。

シェルを使用して接続ログを構成する

接続ログを構成するには、次のコマンドを実行します。

<Set-TransportService | Set-MailboxTransportService | Set-FrontEndTransportService> <ServerIdentity> -ConnectivityLogEnabled <$true | $false> -ConnectivityLogMaxAge <dd.hh:mm:ss> -ConnectivityLogMaxDirectorySize <Size> -ConnectivityLogMaxFileSize <Size> -ConnectivityLogPath <LocalFilePath>

この例では、メールボックス サーバー Mailbox01 のトランスポート サービスに以下のように接続ログを設定します。

  • 接続ログ ファイルの場所を D:\Hub 接続ログに設定します。 フォルダーが存在しない場合は、新たに作成されます。

  • 接続ログ ファイルの最大サイズを 20 MB に設定します。

  • 接続ログ ディレクトリの最大サイズを 1.5 GB に設定します。

  • 接続ログ ファイルの最大保存期間を 45 日に設定します。

Set-TransportService Mailbox01 -ConnectivityLogPath "D:\Hub Connectivity Log" -ConnectivityLogMaxFileSize 20MB -ConnectivityLogMaxDirectorySize 1.5GB -ConnectivityLogMaxAge 45.00:00:00

注:

  • メールボックス サーバー上のメールボックス トランスポート サービスで接続ログ設定を構成するには、 Set-MailboxTransportService コマンドレットを使用します。 クライアント アクセス サーバーのフロントエンド トランスポート サービスで接続ログ設定を構成するには、 Set-FrontEndTransportService コマンドレットを使用します。
  • ConnectivityLogPath パラメーターを 値$nullに設定すると、接続ログが効果的に無効になります。 ただし、 ConnectivityLogEnabled パラメーターの値が の場合、 $trueイベント ログ エラーが生成されます。
  • ConnectivityLogMaxAge パラメーターを 値00:00:00に設定すると、接続ログ ファイルの有効期間が原因で自動的に削除されるのを防ぐことができます。

正常な動作を確認する方法

接続ログが正常に構成されたことを確認するには、次の手順を実行します。

  1. シェルで、次のコマンドを実行します。

    <Get-TransportService | Get-FrontEndTransportService | Get-MailboxTransportService> <ServerIdentity> | Format-List ConnectivityLog*
    
  2. 表示された値が構成した値であることを確認します。