Net session
Net session
サーバー コンピュータの接続を管理します。パラメータを指定せずに net session を使うと、ローカル コンピュータとのすべてのセッションに関する情報が表示されます。
構文
net session [\\ComputerName] [/delete]
パラメータ
- \\ComputerName
セッションを一覧表示または切断するクライアント コンピュータを指定します。
- /delete
クライアント コンピュータ **\\ComputerName との間のセッションを終了し、ローカル コンピュータ上でそのセッションに対して開かれているすべてのファイルを閉じます。\\**ComputerName を省略すると、ローカル コンピュータ上のすべてのセッションが取り消されます。
- net helpCommand
指定した net コマンドのヘルプを表示します。
注意
- net session を使うと、データが失われる可能性があります。セッションを切断する前に、ユーザーに警告してください。
解説
net session を実行するには、net sessions または net sess を使うこともできます。
net session を使うと、サーバー上のユーザーのコンピュータ名とユーザー名を表示できます。また、ユーザーがファイルを開いているかどうかや、各ユーザーのセッションがアイドル状態になっている時間を調べることができます。
情報は次のような形式で表示されます。コンピュータ ユーザー名 クライアント オープン アイドル時間 ------------------------------------------------------------------------ \\BASSETT CHRISDR Windows 2000 1 00:00:13 \\SHARONCA Administrator DOS LM 2.1 0 01:05:13
特定のユーザーのセッションを表示するには、コマンドで **\\**ComputerName を使います。1 人のユーザーに関する情報には、そのユーザーが接続している共有リソースの一覧が含まれます。
クライアントでユーザーがサーバーに正常に接続すると、セッションが記録されます。2 台のコンピュータが同じネットワーク上にあり、サーバーに受け入れられるユーザー名とパスワードをユーザーが持っていれば、正常なセッションが発生します。クライアントのユーザーがサーバーのリソースを使用するには、サーバーとのセッションを開始している必要があります。クライアントとサーバーの間のセッションは 1 つだけですが、リソースに対して多数のエントリ ポイントや接続を持つことができます。
セッションが自動的に切断されるまでアイドル状態でいられる時間を設定するには、net config server /autodisconnect を使って autodisconnect 機能を設定します。ユーザーが再びリソースにアクセスするとセッションが自動的に再接続されるため、ユーザーには自動的に切断されていたことはわかりません。net config の詳細については、"関連項目" を参照してください。
コンピュータとサーバーとのセッションを終了するには、net session\\ComputerName/delete を使用します。
例
ローカル サーバーに対するセッション情報の一覧を表示するには、次のように入力します。
net session
コンピュータ名 shepherd を持つクライアントに対するセッション情報を表示するには、次のように入力します。
net session \\shepherd
サーバーとそれに接続しているクライアントとの間のすべてのセッションを終了するには、次のように入力します。
net session /delete
表記規則
表記 | 説明 |
---|---|
斜体 |
ユーザーが指定する必要のある情報 |
太字 |
表記されているとおりに入力する必要がある要素 |
省略記号 (...) |
コマンド ラインで繰り返すことができるパラメータ |
角かっこ ([ ]) |
オプション項目 |
中かっこ ({ }) で囲まれ、パイプ (|) で区切られた選択肢。例 : {even|odd} |
ユーザーが 1 つだけ選択しなければならない選択肢 |
|
コードまたはプログラムの出力 |
関連項目
Net config
コマンド ライン リファレンス
コマンド シェルの概要