今後の見通し

企業からコンサルタント、さらに個人ユーザーまで、さまざまなお客様がすでに Project Siena を使って、高度な機能を備えた実稼働可能なアプリをビルドしています。Project Siena Beta3 では、ビルドできるアプリの範囲がさらに拡大しています。以下が、これから先の数週間から数カ月の間に期待できることです。

  • 複数のモバイル デバイス プラットフォームやフォーラム ファクターで実行可能なアプリ
  • Office 365 サービスへの接続
  • Azure Active Directory を使用したシングル サインオン
  • 主要なビジネス サービスからデータへのワンクリック アクセス (SaaS)
  • さらに多くの言語のサポート
  • コンテキストによって生成された規則によるさらに簡単なアプリ ビルド
  • さらに多くのデバイス信号とリッチ ビジュアル コントロールのサポート

Beta3 の新機能

  • 複数の言語のサポート
  • Yammer や Facebook、Twitter、Instagram、YouTube、Coursera などにワンクリックで接続
  • SharePoint リストにデータをライトバックする機能
  • 対話的グラフを使用してデータを視覚化
  • OAuth のセキュリティ パターンを使用した、より多くの種類の REST サービスとの接続
  • 書式付きテキストのための HTML ビューアー
  • 対話性とデザインの向上を含む、全体的な改善

既知の問題

Beta3 にはいくつか制限がありますが、今後のバージョンで取り除かれる予定です。

 

Beta3 は SharePoint Online をサポートしません

Beta3 リリースは SharePoint Online をサポートしません。社内の SharePoint リストからのデータ取得は、サポートされている SharePoint データのインポート方法です。

 

Siena によって作成されたアプリは、そのままの状態で Windowns ストアに発行することはできません

Windows ストアの統合は、Project Siena Beta3 で発行されたアプリではサポートされません。 アプリを Windows ストアにそのままの状態で発行することはできません。

Windows ストアでアプリを発行する方法の詳細は、「Submitting a Project Siena app to the Store」(英語) を参照してください。

 

タイマーの改善

Beta3 では、タイマーのビジュアルがシンプルになり改善されました。タイマーは一定の最小間隔 (100 ミリ秒) で動作します。これにより、タイマーは実行中、常に 100 ミリ秒単位で増分します。タイマーを開始および停止するには、データ プロパティのスタートを使用します。true であればタイマーは開始します。false であればタイマーは停止します。

 

Yammer/エンタープライズ サービス認証

Yammer などのようなサービスのエンタープライズ認証を使用している場合、「認証中にエラーが起こりました」というエラー メッセージが表示される場合があります。資格情報を再度確認してもこのメッセージが表示される場合は、有効な電子メール アドレス (例えば、your_name@contoso.com) を使用する代わりに、無効な電子メール アドレス (例えば、not_valid_email@contoso.com) を使用します。問題が続く場合、IT 部門に問い合わせて認証インターネット サーバーをお客様のイントラネット サイト ゾーンに追加してください。詳細については、リリース ノートを参照してください。

 

サービス認証画面がブランク

拡大表示を 150 パーセント以上に設定して、Facebook や Yammer などの Web サービスでの認証を行おうとすると、まれに表示の問題が発生することがあります。 これが発生した場合は、表示を縮小してからもう一度やり直してください。