vol.4「インターネット経由で監視してみよう」

MOM サーバーの設定を変更

公開日: 2004 年 9 月 21 日

河端 善博

次に MOM サーバーの設定を変更します。設定変更ポイントは、次の 2 点です。

[相互認証を必須とする] をオフにする (既定では、オン)

[新規エージェントの手動インストールを拒否する] をオフにする (既定では、オン)

今回は、この 2 点を管理コンソールから設定変更しておく必要があります。

まず、

  1. 点目の相互認証は、デフォルトでオンになっています。しかし、今回のように 445/TCP、135/TCP の通信が遮断されているケースでは、認証ができません。そこで、相互認証を必須とする設定をオフにしておきます。

  2. 点目の手動インストールの許可を見てみましょう。MOM では、管理コンソールから監視対象のサーバーに自動的にエージェントをインストールすることができます。しかし、今回のケースでは、自動インストールはできません。そこで、監視対象サーバーに MOM エージェント アプリケーションを手動でインストールします。MOM サーバーのデフォルト設定は、拒否する設定になっていますので、これをオフにして、許可する設定に変更しておきます。

具体的な手順は次のようになります。

1. MOM 2005 管理コンソールを起動します。

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2. 左側のツリーの中から [管理] - [グローバル設定] を選択します。

すると、右側の面にグローバル設定の種類が一覧表示されます。

管理コンソールの [グローバル設定] から、MOM サーバーの設定を変更

図 3: 管理コンソールの [グローバル設定] から、MOM サーバーの設定を変更します

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3.[セキュリティ] をダブルクリックします。

ダイアログが表示されます。

下矢印

4. [セキュリティ] タブを選択し、 [相互認証を必須にする] をオフにして、 [OK] ボタンをクリックします。

[相互認証を必須にする] をオフに設定

図 4: 今回の環境では、認証できませんので、[相互認証を必須にする] をオフにします。

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5. 次に [グローバル設定の種類] の一覧に戻って、 [管理サーバー] をダブルクリックします。 [管理サーバーのプロパティ] ダイアログが表示されます。

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6. [エージェントのインストール] タブを選択して、 [新規のエージェントの手動インストールを拒否する] をオフにして、[OK] ボタンをクリックします。

[新規のエージェントの手動インストールを拒否する] をオフに設定

図 5: 手動インストールを行いますので、[新規のエージェントの手動インストールを拒否する] をオフにします。

以上で、MOM サーバーの設定変更は終了です。

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