新規オペレーティング システムおよびアプリケーションに対するサポート

最終更新日: 2002 年 4 月 10 日

このページでは、最新のオペレーティング システムおよびサーバー アプリケーションに対して Microsoft® Systems Management Server が提供するサポート レベルについて詳しく記述します。新着情報は、入手できしだい、このページに掲載します。

Windows XP オペレーティング システム

Microsoft Systems Management Server 2.0 Service Pack 3 (SP3) は、Microsoft® Windows® XP Professional オペレーティング システムを限定的なサポートを開始します。正式サポートは SP4 適用後からとなります。

この記事の目標は、既存の Systems Management Server サイト内への Windows XP の展開について、その適否を判断するための情報を提供することです。

注: Windows XP が一般市場に出荷されるまでは、そのサポートは、Whistler JDP プログラムに参加している顧客をはじめとする、プレリリース サポート対象顧客に限定されます。

最小限の要件

Windows XP Professional をクライアントとしてサポートする場合に必要な最小限の要件は、Systems Management Server 2.0 SP3 です。さらに、Quick Fix Engineering (QFE) のアップデート (ホット フィックス) が必要となる場合もあります。将来のサービス パックには、いずれ、QFL ホット フィックスが統合される予定です。

注: Systems Management Server 2.0 SP3 QFE アップデートは、請求により、SP4 のリリース後 60 日間使用できます。その後は (必要なら) Windows XP に対する追加の QFE サポートとして SP4 が必要となります。

サポートからの除外

Windows XP のすべてのバージョンがサポートされるわけではありません。また、Systems Management Server のすべてのバージョンが Windows XP をサポートするわけでもありません。以下の事項に注意してください。

  • Systems Management Server 2.0 の以前のサービス パック リリースは、SP2 も含めて、クライアントとしての Windows XP Professional をサポートしていません。
  • Systems Management Server 1.2 は、クライアントとしての Windows XP をサポートしていません。
  • Systems Management Server のどのバージョンも、クライアントとしての Windows XP Home Edition はサポートしていません。
  • Windows XP の 64 ビット バージョンは、現在、32 ビット、64 ビットの両モードともに、Systems Management Server 2.0 クライアントとしてサポートされていません。
  • 現在、Systems Management Server のどのバージョンも、クライアントとしての Windows XP Embedded はサポートしていません。

サポートされている機能と制限

次の表に、Windows XP Professional ベースのクライアントで使用可能な Systems Management Server の機能および制限を詳しく記載します。

機能 サポートレベル 制限
クライアントインストール 完全にサポート なし
ハードウェアインベントリ 未サポート WindowsXP ではハードウェアインベントリが収集されず、エラーが発生します。ホットフィックスの提供については有償サポートにお問い合わせください。
ソフトウェアインベントリ 制限付きサポート WindowsXP から SMS クライアントを削除する際に、ソフトウェアインベントリエージェントが正しく削除されません。そのため、SMS クライアントを再インストールしても、ソフトウェアインベントリが収集されなくなくなります。ホットフィックスはございません。SP4 で修正される予定です。
ネットワークモニタ 完全にサポート なし
ソフトウェア配布 制限付きサポート 最初にインストールされた時点では、SP3 ソフトウェア ディストリビューションは、Windows XP ベースのクライアント コンピュータを配信先とすることはできません。これは、Windows XP が Windows Management Instrumentation (WMI) に認識されないからです。

詳細に関しては Knowledge Base (KB) の記事「JP308271 - SMS 2.0 SP3 の配布対象に Windows XP Professional を指定できない」を参照してください。
リモートツール 制限付きサポート この機能は、新規の高速ビデオ ドライバを備えた Windows XP が実行されている System Management Server クライアント上でサポートされます。このドライバは、クライアントが SP3 にアップグレードされた場合、または SP3 クライアントが最初からインストールされている場合に配信されます。リモート ツールは、既定の圧縮メソッドではなく、RLE 圧縮メソッドを使用してサポートされています。この問題に対処するための SP3 QFE ホット フィックスが現在開発中で、SP4 に組み込まれる予定です。
ソフトウェアメータリング 制限付きサポート Windows XP のソフトウェア メータリング機能に対しては、制限付きサポートが提供されています。Systems Management Server は、Windows XP ベース クライアント上で実行される 16 ビット アプリケーションのソフトウェア メータリングを実行することはできません。

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