SQL Server 2005 機能トップ 30最終更新日: 2004 年 8 月 2 日 SQL Server 2005 が提供する新機能と拡張機能について、以下に説明します。 このページの内容は公開・更新された当時のものです。 |
トピック
データベース管理機能トップ 10 |
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開発機能トップ 10 |
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ビジネス インテリジェンス機能トップ 10 |
データベース管理機能トップ 10
機能 | 内容 |
データベースミラーリング | データベース ミラーリング オプションにより、ログ配布機能が拡張されます。データベース ミラーリング機能を使用すれば、スタンバイ サーバーに自動フェールオーバー機能を設定して、SQL Server システムの可用性を強化できます。 |
オンラインインデックス操作 | オンライン インデックス オプションにより、インデックス DDL (データ定義言語) を実行中に、基礎となるテーブルまたはクラスタ化されたインデックス データおよび関連インデックスを同時に修正 (更新、削除、および挿入) できます。たとえば、クラスタ化されたインデックスを再構築する間に、引き続き基礎となるデータを更新し、そのデータに対してクエリを実行できます。 |
新規統合ツールセット | SQL Server 2005 では、管理ツールの新しい統合スイート、SQL Server "Studio" が搭載されます。このツールセットには、SQL Server データベースを開発、展開、トラブルシューティングを行う新機能、および以前から搭載されている機能の強化も含まれます。 |
スナップショットの分離 | データベース レベルで、新規 Snapshot Isolation (SI) レベルが提供されます。SI を使用すると、データベースを切り替えても一貫したビューを使用して、前回実行した行へアクセスできます。この機能により、非常に大規模なデータベース (VLDB) を実装する際の拡張性が向上します。 |
データパーティショニング | 大型テーブルとインデックスの効率よい管理を可能とするネイティブ テーブルとインデックス パーティショニングにより、データ パーティショニング機能が強化されます。 |
ミラーリングによるバックアップ | ミラーリングによるバックアップ セットへの新たなサポート。これにより、SQL Server のバックアップの信頼性が向上します。ミラーリングによるバックアップ機能は、メディアが破損した場合の問題解決に役に立ちます。 |
オンライン復元 | SQL Server 2005 を使用すると、復元中のデータベースの一部を使用しながら、復元作業を実行できるようになります。オンライン復元機能では、復元中のデータのみ使用できなくなり、残りのデータベースはオンラインのまま使用できるため、SQL Server の可用性が高まります。 |
高速復元 | 新規の高速復元オプションにより、SQL Server データベースの可用性が向上します。トランザクション ログをロール フォワードした後に復元中のデータベースに再接続が可能となります。 |
管理者専用の接続 | SQL Server 2005 では、ロックなどの理由でサーバーが使用できない場合でも、稼働しているサーバーへアクセスするために管理者が使用できる、管理者専用接続が搭載されます。この機能により、管理者は、診断機能または Transact-SQL ステートメントを実行すれば、サーバー問題のトラブルシューティングを実施できます。 |
レプリケーションの強化 | 分散型モバイル データベースの場合、SQL Server 2005 は、Oracle データベースをパブリッシュできる機能など、新しいピア ツー ピア レプリケーション機能を提供します。SQL Server 2005 には、レプリケーション用ツールおよび拡張性に対する新たな強化機能も含まれます。 |
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開発機能トップ 10
機能 | 内容 |
.NET Framework のホスティング | SQL Server 2005 を使用すると、Microsoft Visual C# ® .NET および Microsoft Visual Basic® .NET などの使い慣れた言語を使用してデータベース オブジェクトを作成できます。また、2 つの新しいオブジェクト、ユーザー定義タイプおよび集合を作成することもできます。 |
XML テクノロジ | XML (拡張マークアップ言語) は、ローカル ネットワークおよびインターネット上の異なるアプリケーション間でデータを配信する際の重要な規格です。SQL Server 2005 は、固有に XML 文書を保存し、XML クエリを指定し、XML 文書としてクエリの結果を戻すことができます。 |
ADO.NET 2.0 | SQL Server 2005 の ADO.NET は、SQL Types に対する新たなサポートから Multiple Active Result Sets まで、データセットへのアクセスと操作を進化させ、拡張性と柔軟性を向上させます。 |
Transact-SQL の強化 | スケーラブルなデータベース アプリケーション開発用の新しい言語機能。その拡張機能として、エラー ハンドリング、新しい再帰的クエリ機能、新しいデータベース エンジン機能のサポートなどがあります。 |
SQL Service Broker | SQL Service Broker は、大規模な基幹業務アプリケーション向けの分散型アプリケーション フレームワークを提供します。 |
Notification Services | Notification Services を使用すれば、企業は、株式市場に関する警告、新規加入、パッケージ納入の警告、航空券の価格などの個人情報を、どのデバイスへでも、タイミングよく、また数百万という加入者に配布できる様々な通知関連のアプリケーションを構築できます。 |
オンライン復元 | SQL Server 2005 を使用すると、復元中のデータベースの一部を使用しながら、復元作業を実行できるようになります。オンライン復元機能では、復元中のデータのみ使用できなくなり、残りのデータベースはオンラインのまま使用できるため、SQL Server の可用性が高まります。 |
Web サービス | SQL Server 2005 を使用すれば、開発者は、データベース層内部で Web サービスを開発し、SQL Server を HTTP (Hypertext Transfer Protocol) リスナとし、Web サービスを中心とするアプリケーションに新しいタイプのデータ アクセス機能を提供することができます。 |
XQuery のサポート | SQL Server 2005 には、詳細な XQuery 機能が搭載されます。これにより、データ層上での XML オブジェクトの操作が可能となります。また、XQuery 作成用の新しいツールも搭載されます。 |
フルテキスト検索機能の強化 | SQL Server 2005 は、様々なフルテキスト検索アプリケーションをサポートします。カタログ作成機能が強化されたため、どれをカタログの対象にするか決定する際に柔軟に対応できます。クエリのパフォーマンスと拡張性が劇的に向上し、新しい管理ツールがフルテキストを実装する際に更なる手がかりを与えてくれます。 |
セキュリティの強化 | SQL Server 2005 の新しいセキュリティ モデルにより、ユーザーとオブジェクトを分離し、データ アクセスの管理機能を強化できます。さらに、システム テーブルはすべてビューとして実装されるため、データベース システム オブジェクトの管理を強化できます。 |
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ビジネス インテリジェンス機能トップ 10
機能 | 内容 |
Analysis Services | SQL Server 2005 を使用すると、Analysis Services をリアルタイム分析の領域へと発展させることができます。SQL Server 2005 は、拡張性の強化から Microsoft Office との緊密な統合まで、ビジネス インテリジェンスをビジネスのあらゆるレベルへと拡張します。 |
データ変換サービス (DTS) | DTS は、本質的に異なる情報源からデータを抽出、変換、ロードし (ETL)、1 つまたは複数の宛先に移動するのに使用できるグラフィカル ツールとプログラミング可能なオブジェクトのセットです。SQL Server 2005 では、総合的な ETL プラットフォームを提供する DTS の設計が根本的に見直されます。 |
データマイニング | 新たに 4 つのデータ マイニング アルゴリズムが導入されます。ツールとウィザードが改善され、規模の大小を問わず企業にとりデータ マイニングが容易になります。 |
Reporting Services | 本質的に異なるデータ ソースおよびデータ ウェアハウスからのビジネス データを、内容の豊富なインタラクティブ レポートに統合するのが容易になります。これらのレポートは、Web ブラウザを通じて管理し、カスタマイズできます。 |
SQL Service Broker | SQL Service Broker は、大規模な基幹業務アプリケーション向けの分散型アプリケーション フレームワークを提供します。 |
クラスタリングサポート | Analysis Services は、フェールオーバー クラスタリング、マルチインスタンス サポートの強化、Analysis Services オブジェクトおよびデータのバックアップと復元のサポートを通じて、可用性を向上させます。 |
KPI | KPI (Key performance indicator) により、企業は、グラフィカルでカスタマイズ可能なビジネス メトリックスを定義して、重要な企業のベンチマーキングを実施し、結果を追跡できます。 |
拡張性およびパフォーマンス | パーティションの並列処理、リモート リレーショナル OLAP (ROLAP) またはハイブリッド OLAP (HOLAP) パーティションの作成、分散型のパーティションのあるキューブ、演算の持続、プロアクティブ キャッシングなどの機能により、SQL Server 2005 の Analysis Services の拡張性とパフォーマンスが大幅に向上します。 |
ワンクリックキューブ | データ ウェアハウス プロジェクトでキューブを作成する場合、キューブ ウィザードに、ワンクリック キューブによる検出および提言が可能なオプションが搭載されます。このオプションを使用して、データ ソース ビューの関係を調査し、ファクト テーブル、ディメンション テーブルおよび対策に対する提言を行います。 |
アーキテクチャの強化 | SQL Server 2005 には、データデータ変換サービス (DTS) 用の新しいアーキテクチャが導入されます。このアーキテクチャは、次の 2 つのエンジンで構成されます。 |
データ変換ランタイム (DTR) エンジン | DTR エンジンは、DTS パッケージを実行し、タスクを実行し、パッケージのレイアウトを一貫して保持し、タスクに対するサービスを提供します。 |
データ変換パイプライン (DTP) エンジン | DTP エンジンは、ソースからデータを抽出し、列データに対して変換を適用し、データをデータ ストレージ システムへロードします。 |
Microsoft Office システムとの統合 | Reporting Services の Report Server から提供されるレポートは、SharePoint Portal Server のほか、Word や Excel などの Office System アプリケーションと関連して実行できます。SharePoint 機能を使用して、レポートの予約、レポートの新規バージョンの作成、レポートの配布を行うことができます。Word または Excel でレポートを開き、レポートの HTML バージョンを閲覧できます。 |
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